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Entity Transport Delay

SimEvents メッセージの伝播における遅延の導入

R2019b 以降

  • Entity Transport Delay block

ライブラリ:
Simulink / Continuous
SimEvents

説明

Entity Transport Delay ブロックは "伝達遅延" と呼ばれる一定の期間エンティティを遅延させます。最初の入力は、時間と共に速度が変化する一定の長さの移動表面上の点 A から点 B に伝達されるエンティティです。2 番目の入力からの値は "瞬間の遅延" です。表面の速度は瞬間の遅延の逆数です。瞬間の遅延と速度の積は 1 です。

ブロックは、距離と速度と時間の関係から、実装された伝達遅延を計算します。ここで、表面の長さ (距離) は、伝達遅延 (時間) の期間中の表面の可変速度の積分に等しくなります。この計算の詳細についてはVariable Transport Delayを参照してください。

Entity Transport Delay ブロックは Simulink® 信号からの入力を使用して、伝達遅延を連続プロセスとして計算して、さらにこの遅延を離散イベント プロセスのエンティティに適用して、SimEvents® を Simulink に接続します。Entity Transport Delay ブロックを使用する例については、サイバーフィジカル システムのモデル化を参照してください。

端子

入力

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SimEvents エンティティまたはメッセージ。SimEvents のエンティティの詳細についてはEntities in a SimEvents Model (SimEvents)を参照してください。

この端子は直達をもちません。

SimEvents エンティティの伝達における瞬間の遅延。ti はエンティティの速度の逆数です。瞬間の遅延の計算の詳細については可変伝達遅延を参照してください。

この端子は直達をもちます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | bus

出力

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瞬間の遅延 ti が適用された SimEvents エンティティ。

ブロックの 2 次出力信号。あるタイム ステップで処理されるエンティティの数を表示します。

依存関係

この端子を有効にするには、[ブロックでのエンティティ出力数、n] パラメーターを有効にします。

データ型: double

パラメーター

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遅延されるエンティティを受け入れる容量を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: Capacity
: 文字ベクトル
: 'inf' | 実数スカラー
既定の設定: 'inf'

ブロック内に存在する遅延しているエンティティの数。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: ShowNumberEntitiesInBlock
: 文字ベクトル
: 'on' | 'off'
既定の設定: 'off'

ブロックの特性

データ型

Boolean | bus | double | enumerated | fixed point | integer | single

直達

いいえ

多次元信号

はい

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

はい

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2019b で導入