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符号付き整数の除算の丸め
説明
テスト ハードウェア用のコンパイラが 2 つの符号付き整数の除算結果を丸める方法を指定します。
カテゴリ: ハードウェア実行
設定
既定の設定: ゼロ方向
未定義
コンパイラの動作を
[ゼロ方向]
でも[負方向]
でも表せない場合や、動作が不明の場合に選択します。
ゼロ方向
商が 2 つの整数の間にある場合、コンパイラは 0 に近い方の整数を結果に選択します。
負方向
商が 2 つの整数の間にある場合、コンパイラは負の無限値に近い方の整数を結果に選択します。
ヒント
モデルのブロックで [整数丸めモード] パラメーターを使用して、モデルから生成されるコードをコンパイルする C コンパイラの丸め動作をシミュレーションします。この設定は、Product ブロックなど、符号付き整数演算を実行できるブロックのパラメーター ダイアログ ボックスの [信号属性] ペインに表示されます。
ほとんどのブロックでは、[整数丸めモード] の値によって丸め動作が完全に定義されます。固定小数点データと
[シンプルな]
丸めモードをサポートするブロックでは、[符号付き整数の除算の丸め] の値も丸め動作に影響を及ぼします。詳細については、丸め (Fixed-Point Designer)を参照してください。このオプションによるコード生成への影響の詳細については、ハードウェア実行オプション (Simulink Coder)を参照してください。
次の表は、このパラメーターのオプションによって記述されるコンパイラの動作をまとめています。
N D 理想の N/D ゼロ方向 負方向 指定なし 33
4
8.25
8
8
8
-33
4
-8.25
-8
-9
-8
または-9
33
-4
-8.25
-8
-9
-8
または-9
-33
-4
8.25
8
8
8
または9
依存関係
[デバイス ベンダー] および [デバイス タイプ] パラメーターを使用してデバイスを選択すると、このパラメーターのデバイス固有の値が設定されます。
このパラメーターは、選択されたハードウェアに対して変更可能な場合にのみ有効になります。
コマンド ライン情報
パラメーター: TargetIntDivRoundTo |
値: 'Floor' | 'Zero' | 'Undefined' |
既定の設定: 'Zero' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし (シミュレーション時または開発時)[未定義] (量産コード生成時) |
トレーサビリティ | 影響なし (シミュレーション時または開発時)[ゼロ方向] または [負方向] (量産コード生成時) |
効率性 | 影響なし (シミュレーション時または開発時)[ゼロ方向] (量産コード生成時) |
安全対策 | [テスト ハードウェアを製品ハードウェアと同じにする] がオンになっている場合は影響なし。オンになっていない場合は、推奨なし。 |
関連するトピック
- テスト ハードウェアの特性の指定 (Simulink Coder)
- ハードウェア実行オプション (Simulink Coder)
- [ハードウェア実行] ペイン