mlreportgen.ppt.Table クラス
名前空間: mlreportgen.ppt
プレゼンテーション内のテーブル
説明
mlreportgen.ppt.Table
クラスのオブジェクトを使用して、PPT API プレゼンテーションにテーブルを含めます。
次のいずれかの方法を使用してテーブルを作成します。
空のテーブルを作成し、各列にテーブル エントリがあるテーブル行を追加する。
テーブル コンテンツを指定する配列または cell 配列からテーブルを作成する。
テーブルを作成した後は、テーブルに行を追加し、各テーブル行にエントリを追加できます。
mlreportgen.ppt.Table
クラスは handle
クラスです。
作成
説明
は、空の tableObj
= mlreportgen.ppt.TableTable
オブジェクトを作成します。
は、NCols プロパティを tableObj
= mlreportgen.ppt.Table(nCols)nCols
に設定します。
は、tableObj
= mlreportgen.ppt.Table(tableValues
)tableValues
で指定されたコンテンツをもつテーブルを返します。
は、指定されたコンテンツを含むテーブルを返し、StyleName プロパティを tableObj
= mlreportgen.ppt.Table(tableValues
,styleName
)styleName
に設定します。有効なスタイル名のリストを取得するには、mlreportgen.ppt.Presentation
オブジェクトの getTableStyleNames
メソッドを使用します。
入力引数
tableValues
— テーブルの値
2 次元数値配列 | 2 次元 categorical 配列 | 2 次元 cell 配列
テーブルの値。数値、文字ベクトル、string スカラー、または mlreportgen.ppt.Paragraph
オブジェクトからなる 2 次元数値配列、2 次元 categorical 配列、または 2 次元 cell 配列として指定します。
プロパティ
NCols
— テーブルの列数
0 (既定値) | 整数
テーブルの列数。整数として指定します。このプロパティは読み取り専用です。列数を指定するには、構文 mlreportgen.ppt.Table(nCols)
を使用してテーブルを作成します。そうでない場合、列数は、テーブルのコンテンツに基づきコンストラクター Table
によって決定されます。テーブルに行を追加したり、行にエントリを追加したりして、列の数が変更された場合、NCols
プロパティの値が更新されます。行によってエントリの数が異なる場合、テーブル エントリの数が最も多い行によってテーブルの列数が決まります。
StyleName
— テーブルのスタイル名
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブルのスタイル名。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。有効なスタイル名のリストを取得するには、mlreportgen.ppt.Presentation
オブジェクトの getTableStyleNames
メソッドを使用します。
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
BackgroundColor
— テーブルの背景色
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブルの背景色。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywords を参照してください。
16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として
#
を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、'#0000ff'
は青を指定します。
ColSpecs
— テーブル列の書式オブジェクト
[]
(既定値) | mlreportgen.ppt.ColSpec
オブジェクトの配列
テーブル列の幅、配置、およびその他の書式設定プロパティを指定する mlreportgen.ppt.ColSpec
オブジェクトの配列。最初のオブジェクトが最初の列に適用され、2 番目のオブジェクトが 2 番目の列に適用されます。以下同様に続きます。
FlowDirection
— テーブル列の配置方向
[]
(既定値) | 'LeftToRight'
| 'RightToLeft'
テーブル列の配置方向。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。次のいずれかの値を指定します。
'LeftToRight'
— 左から右の列順'RightToLeft'
— 右から左の列順
テーブル列の並べ替えを参照してください。
Border
— 境界線のスタイル
'solid'
(既定値) | 'none'
| 'dot'
| ...
境界線のスタイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。次のいずれかの値を指定します。
"none"
"solid"
"dot"
"dash"
"largeDash"
"dashDot"
"largeDashDot"
"largeDashDotDot"
"systemDash"
"systemDot"
"systemDashDot"
"systemDashDotDot"
BorderColor
— 境界線の色
'black'
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
境界線の色。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywords を参照してください。
16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として
#
を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、'#0000ff'
は青を指定します。
BorderWidth
— 境界線の幅
'1pt'
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
境界線の幅。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、'3pt'
は 3 ポイントを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
ColSep
— 列区切りのスタイル
'solid'
(既定値) | 'none'
| 'dot'
| ...
列区切りのスタイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。次のいずれかの値を指定します。
"none"
"solid"
"dot"
"dash"
"largeDash"
"dashDot"
"largeDashDot"
"largeDashDotDot"
"systemDash"
"systemDot"
"systemDashDot"
"systemDashDotDot"
ColSepColor
— 列区切りの色
"black"
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
ドキュメント要素の色。CSS の色名 (https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照) または #RRGGBB
形式の 16 進数の RGB (トゥルーカラー) 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
メモ
Color
プロパティを設定すると、対応する mlreportgen.dom.Color
書式オブジェクトが Style
プロパティに追加されます。Color
プロパティを空の値に設定すると、そのオブジェクトは削除されます。
例: 'blue'
例: '#0000ff'
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
ColSepWidth
— 列区切りの幅
"1pt"
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
列区切りの幅。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
例: "10pt"
データ型: char
| string
RowSep
— 行区切りのスタイル
"solid"
(既定値) | "none"
| "dot"
| ...
行区切りのスタイル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。次のいずれかの値を指定します。
"none"
"solid"
"dot"
"dash"
"largeDash"
"dashDot"
"largeDashDot"
"largeDashDotDot"
"systemDash"
"systemDot"
"systemDashDot"
"systemDashDotDot"
RowSepColor
— テーブル行を分ける線の色
'black'
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブル行を分ける線の色。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywordsを参照してください。
16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として
#
を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、"#0000ff"
は青を指定します。
例: "blue"
例: "#0000ff"
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
RowSepWidth
— 行の区切りの幅
'1pt'
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
行の区切りの幅。valueUnits
の形式で指定します。ここで、Units
は単位の略語です。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
Font
— このテーブル内のテキストのフォント ファミリ
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
このテーブル内のテキストのフォント ファミリ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。Microsoft® PowerPoint® のフォント リストに表示されるフォントを指定します。フォントの一覧を表示するには、PowerPoint の [ホーム] タブの [フォント] グループで、フォントの右にある矢印をクリックします。
ComplexScriptFont
— コンプレックス スクリプト用のフォント ファミリ
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
コンプレックス スクリプト用のフォント ファミリ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。アラビア語やアジア言語など、テキストをレンダリングするためにコンプレックス スクリプトを必要とするロケールで代わりに使用するフォント ファミリを指定します。
FontColor
— このテーブル内のテキストのフォント カラー
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
このテーブル内のテキストのフォント カラー。CSS の色名または 16 進数の RGB 値で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
CSS の色名のリストについては、https://www.w3.org/wiki/CSS/Properties/color/keywords を参照してください。
16 進数の RGB 書式を指定するには、最初の文字として
#
を使用し、赤、緑、および青の値に 2 桁の 16 進数を使用します。たとえば、"#0000ff"
は青を指定します。
FontSize
— ドキュメント要素のフォント サイズ
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
ドキュメント要素に使用するフォント サイズ (数値とそれに続く測定単位の略語で構成される)。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、"12pt"
は 12 ポイントを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
メモ
FontSize
プロパティを設定すると、対応する mlreportgen.dom.FontSize
書式オブジェクトが Style
プロパティに追加されます。FontSize
プロパティを空の値に設定すると、そのオブジェクトは削除されます。
例: "12pt"
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
Name
— テーブル名
''
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブル名。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
X
— 左上の x 座標の位置
文字ベクトル | string スカラー
左上の x 座標の位置。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、"5in" は 5 インチを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
Y
— 左上の y 座標の位置
文字ベクトル | string スカラー
左上の y 座標の位置。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、"5in" は 5 インチを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
Width
— テーブルの幅
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブルの幅。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、'5in'
は 5 インチを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
Height
— テーブルの高さ
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
テーブルの高さ。数値とそれに続く測定単位の略語で構成される文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。たとえば、'5in'
は 5 インチを指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
テーブルの高さが指定され、行の高さが指定されていない任意の行がある場合、すべての行の高さが同じになります。行の高さは、テーブルの高さを行数で除算することによって決まります。少なくとも 1 つの行の高さが指定されている場合、PPT API はテーブルの高さを無視します。高さの指定がない行の高さは Microsoft PowerPoint が決定します。
Style
— テーブルの書式設定
PPT 書式オブジェクトの cell 配列
テーブルの書式設定。PPT 書式オブジェクトの cell 配列として指定します。Table
オブジェクトに適用されない書式は無視されます。
Parent
— この PPT API オブジェクトの親
PPT オブジェクト
このオブジェクトの親。PPT オブジェクトとして指定します。
属性:
SetAccess | private |
NonCopyable | true |
Children
— この PPT API オブジェクトの子
PPT API オブジェクトの cell 配列
この PPT API オブジェクトの子要素。PPT API オブジェクトの cell 配列として指定します。
属性:
NonCopyable | true |
Tag
— この PPT API オブジェクトのタグ
文字ベクトル | string スカラー
この PPT API オブジェクトのタグ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。セッション固有タグは、このオブジェクト作成の一環として生成されます。生成されたタグの形式は CLASS:ID
という形式です。ここで、CLASS
はオブジェクト クラスです。ID
はオブジェクトの Id
プロパティの値です。
独自のタグ値を指定すると、プレゼンテーションの生成中に問題が発生した箇所を容易に特定できるようになります。
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
Id
— この PPT API オブジェクトの ID
文字ベクトル | string スカラー
この PPT API オブジェクトの ID。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。セッション固有 ID は、オブジェクト作成の一環として生成されます。ID を指定して、生成された ID を置き換えることができます。
属性:
NonCopyable | true |
データ型: char
| string
メソッド
例
プレゼンテーションへのテーブルの追加
mlreportgen.ppt.Table
オブジェクトを使用して、プレゼンテーションにテーブルを含めます。
プレゼンテーションを作成します。
import mlreportgen.ppt.* ppt = Presentation('myTablePresentation.pptx'); open(ppt); slide1 = add(ppt,'Title and Table'); slide2 = add(ppt,'Title and Table');
cell 配列からテーブルを作成します。
table1 = Table({'a','b';'c','d'}); table1.Children(1).FontColor = 'red'; table1.Children(2).FontColor = 'green';
find
メソッドを使用して、Name
プロパティが Table
に設定されたオブジェクトを含むスライドを検索します。既定の PPT API Title and Table
レイアウトのスライドには、Table
オブジェクトがあります。
contents = find(ppt,'Table');
最初のスライドのコンテンツを table1
に置き換えます。
replace(contents(1),table1);
MATLAB® 関数 magic
の出力から 2 番目のテーブルを作成します。
table2 = Table(magic(9));
2 番目のスライドのコンテンツを table2
に置き換えます。
replace(contents(2),table2);
プレゼンテーションを閉じて表示します。
close(ppt); rptview(ppt);
生成されたプレゼンテーションのスライドは次のようになります。
テーブル列の並べ替え
プレゼンテーションでテーブルの列の順序を指定するには、Table
オブジェクトの FlowDirection
プロパティを使用します。
プレゼンテーションを作成します。
import mlreportgen.ppt.* ppt = Presentation('myFlowDirection.pptx'); open(ppt);
プレゼンテーションにスライドを追加します。
slide = add(ppt,'Title and Content');
テーブルを作成し、テーブルの配置方向を指定します。
t = Table({'entry(1,1)','entry(1,2)';'entry(2,1)','entry(2,2)'}); t.FlowDirection = 'RightToLeft';
スライドをテーブルに追加します。
replace(slide,'Content',t);
プレゼンテーションを閉じて表示します。
close(ppt); rptview(ppt);
生成されたプレゼンテーションのスライドは次のようになります。
バージョン履歴
R2015b で導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
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