ニューラル ネットワーク Simulink 制御システムのインポートとエクスポート
ネットワークのインポートとエクスポート
開発したコントローラーとプラント モデルのネットワークは Simulink® コントローラー ブロック内に格納されています。何らかの時点で、ネットワークを別のアプリケーションに転送したり、ネットワークをあるコントローラー ブロックから別のコントローラー ブロックに転送したりすることが必要になる場合があります。これを行うには、[Import Network] および [Export Network] メニュー オプションを使用します。次の例では、エクスポートとインポートのプロセスをひととおり説明します (この例では NARMA-L2 のウィンドウを使用しますが、同じ手順をすべてのコントローラーに適用できます)。
NARMA-L2 Controller ブロックの使用の NARMA-L2 の例にある最初の 3 ステップを繰り返します。NARMA-L2 の [Plant Identification] ウィンドウが開きます。
以下に示すように、[File] 、 [Export Network] を選択します。
これにより、次のウィンドウが開きます。
[Export to Disk] を選択します。次のウィンドウが開きます。ボックスにファイル名
test
を入力し、[保存] を選択します。これにより、コントローラーとプラントのネットワークがディスクに保存されます。[Import] メニュー オプションを使用してデータを取得します。次の図に示すように、[File] 、 [Import Network] を選択します。
これにより、次のウィンドウが表示されます。示されたステップに従って、前にエクスポートしたデータを取得します。データが取得された後、[OK] または [Apply] をクリックすることで、そのデータをコントローラー ブロックに読み込むことができます。プラント モデルとコントローラーの両方を保存しても、ウィンドウに表示されるのはプラント モデルのエントリのみであることに注意してください。これは、NARMA-L2 コントローラーがプラント モデルから直接導出されるので、両方のネットワークをインポートする必要がないためです。
学習データのインポートとエクスポート
ネットワークに学習させるために生成するデータは、対応するプラントの同定ウィンドウまたはコントローラー学習ウィンドウにのみ存在します。学習データをワークスペースまたはディスク ファイルに保存し、後で再び読み込めるようにする必要がある場合があります。また、データセットを手動で組み合わせ、学習ウィンドウに読み込み直す必要がある場合もあります。これを行うには、[Import] ボタンと [Export] ボタンを使用します。次の例では、インポートとエクスポートのプロセスをひととおり説明します (この例では NN Predictive Control のウィンドウを使用しますが、同じ手順をすべてのコントローラーに適用できます)。
ニューラル ネットワーク予測コントローラー ブロックの使用の NN Predictive Control の例にある最初の 5 ステップを繰り返します。その後、[Accept Data] をクリックします。[Plant Identification] ウィンドウが表示され、[Import] ボタンと [Export] ボタンが有効になります。
[Export] をクリックして次のウィンドウを開きます。
[Export to Disk] をクリックします。次のウィンドウが開きます。ボックスにファイル名
testdat
を入力し、[保存] を選択します。これにより、学習データ構造がディスクに保存されます。次に、インポート コマンドを使用してデータを取得します。[Plant Identification] ウィンドウの [Import] をクリックして、次のウィンドウを開きます。次のページに示されたステップに従って、前にエクスポートしたデータを取得します。データがインポートされた後、ニューラル ネットワーク プラント モデルに学習させることができます。