rose
(非推奨) 角度のヒストグラム
rose
は推奨されません。代わりに polarhistogram
を使用してください。コードの更新の詳細については、バージョン履歴を参照してください。
説明
rose(
は、角度のヒストグラムを作成します。これは、theta
)theta
の角度の分布を示す極座標プロットです。
は、角度のヒストグラムの作成に使用された ln
= rose(___)Line
オブジェクトを返します。ヒストグラムを作成した後で変更を加えるには、ln
を使用します。プロパティの一覧については、Line のプロパティを参照してください。
例
角度のヒストグラムの作成
0 から までの値の角度ヒストグラムを作成します。データを 10 個のビンに分配します。
theta = [0.4 1.4 3.1 2.3 0.4 2.5 3.9 2.8 2.3 1.6 4.6 4.5 6.1 3.9 5.1]; rose(theta,10)
入力引数
theta
— ビンに分散させるデータ
ベクトル
ビンに分散させるデータ。ラジアンで表される角度のベクトルとして指定します。nbins
を指定しない場合、rose
は 20 個以下のビンにデータを分配します。各ビンの長さは、そのビンの開始角度から終了角度までの範囲に含まれる theta
の要素数に対応します。これは、0 から 1 つのビンに属する最大要素数です。
x
— ビンの中心
ベクトル
ビンの中心。ラジアンで表される角度のベクトルとして指定します。たとえば、x
が 5 要素のベクトルの場合、rose
は x
で指定された値を中心とする 5 つのビンに theta
の要素を分配します。
nbins
— ビンの数
正の整数
ビンの数。正の整数として指定します。rose
は nbins
個のビンを範囲 [0,2*pi]
内で等間隔にプロットします。nbins
を指定しない場合、rose
は 20 個以下のビンにデータを分配します。
ax
— ターゲット座標軸
Axes
オブジェクト
ターゲット座標軸。Axes
オブジェクトとして指定します。座標軸を指定しない場合、MATLAB® は現在の座標軸にプロットするか、存在しない場合は Axes
オブジェクトを作成します。rose
では PolarAxes
オブジェクトへのプロットはサポートされません。
出力引数
ln
— 角度のヒストグラム
Line
オブジェクト
角度のヒストグラム。Line
オブジェクトとして返されます。この出力を使用して、角度のヒストグラムの外観を変更します。これらのオブジェクトに対して設定できるプロパティの詳細については、Line のプロパティ を参照してください。
t
— ビンの角度の値
ベクトル
ビンの角度の値。ベクトルとして返されます。PolarAxes
オブジェクトで角度のヒストグラムを生成するには、t
を r
と共に使用して、それらを関数 polarplot
に入力として渡します。ヒストグラムのビンは、それぞれ 4 つの点で表現されます。t
の長さはビンの数の 4 倍になります。
r
— ビンの半径の値
ベクトル
ビンの半径の値。ベクトルとして返されます。PolarAxes
オブジェクトで角度のヒストグラムを生成するには、r
を t
と共に使用して、それらを関数 polarplot
に入力として渡します。ヒストグラムのビンは、それぞれ 4 つの点で表現されます。r
の長さはビンの数の 4 倍になります。
拡張機能
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
この関数は GPU 配列を受け入れますが、GPU 上では実行されません。
詳細については、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
分散配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用して、クラスターの結合メモリ上で大きなアレイを分割します。
使用上の注意事項および制限事項:
この関数は分散配列に対して演算を行いますが、クライアントの MATLAB で実行されます。
詳細については、分散配列を使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2016b: 非推奨
rose
は推奨されません。代わりに polarhistogram
を使用してください。rose
を削除する予定はありません。
関数 polarhistogram
では、極座標とヒストグラムのデータ用に設計されたグラフィックス オブジェクトを使用します。これらのオブジェクトには、rose
で使用されるオブジェクトよりも関連性の高いカスタマイズ オプションが用意されています。rose
の代わりに polarhistogram
を使用すると次のような利点があります。
polarhistogram
は、Axes
オブジェクトではなくPolarAxes
オブジェクトにプロットします。たとえば、PolarAxes
オブジェクトのThetaZeroLocation
プロパティを設定することで 0 の位置を変更できます。polarhistogram
は、Line
オブジェクトではなくHistogram
オブジェクトを作成します。たとえば、Histogram
オブジェクトのFaceColor
プロパティを設定することでビンに色を付けることができます。
次の表に、rose
のいくつかの一般的な用途と、代わりに polarhistogram
を使用するようにコードを更新する方法を示します。
目的 | 非推奨 | 推奨 | 相違点 |
---|---|---|---|
ビンの数を指定する。 | rose(theta,nbins) | polarhistogram(theta,nbins) | 違いはありません。 |
ビンの位置を指定する。 | rose(theta,x) | polarhistogram(theta,edges) |
|
ターゲット座標軸を指定する。 | rose(ax,__) | polarhistogram(pax,__) |
|
PolarAxes ターゲット座標軸を指定する。 | [t,r] = rose(theta) polarplot(pax,t,r) | polarhistogram(pax,theta) |
|
角度のヒストグラムの外観を変更する。 | ln = rose(theta) 次に、ドット表記で | polarhistogram(theta,Name,Value) または h = polarhistogram(theta) 次に、ドット表記で |
|
参考
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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