Main Content

isInputComplexityMutableImpl

クラス: matlab.System

System object の入力の実数/複素数が変更できるかどうかの設定

構文

mutable = isInputComplexityMutableImpl(obj,index)

説明

mutable = isInputComplexityMutableImpl(obj,index) は、オブジェクトの使用中に、オブジェクトの index 番目の入力が実数/複素数を変更できるかどうかを返します。

メソッドのオーサリングのヒント

このメソッドでは Access = protected と設定しなければなりません。

入力引数

すべて展開する

オブジェクト固有のプロパティ、状態、およびメソッドへのアクセスに使用される System object ハンドル。isInputComplexityMutableImpl メソッドがこのオブジェクトを使用しない場合、この入力を ~ に置き換えることができます。

この引数は、stepImpl のどの入力について実数/複素数の変更可能性をチェックするかを指定します。このインデックス番号は、stepImpl のシグネチャにおいて入力の何番目の位置かを表します。

出力引数

すべて展開する

このメソッドを実装しない場合、StrictDefaults クラス属性が設定されていない限り、入力は実数/複素数を変更できます。このメソッドを実装する場合、true を返すことは入力の実数/複素数が変更できることを意味し、false は変更できないことを意味します。

すべて展開する

isInputComplexityMutableImpl メソッドを追加し false を返すことによって、すべての入力の実数/複素数を制限します。このメソッドを追加することにより、System object のユーザーが、System object の使用中に入力の実数/複素数を変更できなくなります。

function flag = isInputComplexityMutableImpl(obj,~)
    flag = false;
end

使用されない変数に関する警告を回避するため、この例では 2 番目の入力引数として ~ を使用します。引数の代わりとしての ~ の使用の詳細については、メソッド定義での入力定義としての ~ の使用を参照してください。

この例では、isInputComplexityMutableImpl メソッドを記述して、1 つの入力のみを制限する方法を示します。isInputComplexityMutableImpl は、1 つ目の入力以外のすべての入力について true を返します。

methods (Access = protected)
    function flag = isInputComplexityMutableImpl(obj,index)
        flag = (index ~= 1); 
    end
end

バージョン履歴

R2018a で導入