listdlg
リスト選択ダイアログ ボックスの作成
説明
[
は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して追加のオプションを指定します。たとえば、indx
,tf
] = listdlg('ListString',list
,Name,Value
)'PromptString','Select a Color'
はリストの上に Select a Color
を表示します。
例
複数選択用の色のリストを表示
list = {'Red','Yellow','Blue',... 'Green','Orange','Purple'}; [indx,tf] = listdlg('ListString',list);
単一選択用の現在のフォルダー ファイルを表示
d = dir; fn = {d.name}; [indx,tf] = listdlg('PromptString',{'Select a file.',... 'Only one file can be selected at a time.',''},... 'SelectionMode','single','ListString',fn);
入力引数
list
— 項目のリスト
文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列 | string 配列
ダイアログ ボックスに表示する項目のリスト。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。cell 配列と string 配列の各要素は通常、個別のリスト項目に対応します。sprintf
を使用して改行文字を挿入すると、リスト項目が増えます。たとえば、次のコードにある cell 配列の要素は 3 つだけですが、リスト項目は 4 つになります。
f = listdlg('ListString', ... {'John Smith' ... sprintf('Cecelia\nPayne-Gaposchkin') ... 'Gina Peters'});
例: {'Ellen','Varun','Haruko','Roger'}
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: 'SelectionMode,'single','InitialValue',4
は、ユーザーがリストから 1 つの項目を選択でき、ダイアログ ボックスが開いたときにリストの 4 番目の項目が選択されていることを指定します。
PromptString
— リスト ボックスのプロンプト
[ ] (既定値) | 文字ベクトル | 文字ベクトルの cell 配列 | string 配列
リスト ボックスのプロンプト。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または string 配列として指定します。プロンプトはリスト ボックスの上に表示されます。
ダイアログ ボックスの幅より長い文字ベクトルとしてプロンプトを指定した場合、プロンプトはクリップされます。複数行からなるリスト ボックスのプロンプトを作成するには、プロンプトを cell 配列または string 配列として指定します。各配列要素の間で改行が行われます。長い要素はダイアログ ボックスに納まるように折り返されます。
例: 'PromptString','Select a catalog number:'
SelectionMode
— リスト選択モード
'multiple'
(既定値) | 'single'
リスト選択モード。'SelectionMode'
と、'multiple'
または 'single'
で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。
選択モードを
'multiple'
に設定すると、ユーザーは複数のリスト項目を選択でき、ダイアログ ボックスに [すべて選択] ボタンが表示されます。選択モードを
'single'
に設定すると、ユーザーは 1 つのリスト項目のみを選択でき、ダイアログ ボックスには [すべて選択] ボタンは "表示されません"。
例: 'SelectionMode','single'
ListSize
— リスト ボックスのサイズ
[160 300] (既定値) | [width height]
リスト ボックスのサイズ (ピクセル単位)。'ListSize'
と 2 要素ベクトル [width height]
で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。
例: 'ListSize',[150,250]
InitialValue
— 選択されたリスト ボックスの項目
1 (既定値) | インデックスのベクトル
選択されたリスト ボックスの項目。'SelectionMode'
を 'single'
に設定した場合はスカラーのインデックス値として指定し、'SelectionMode'
を 'multiple'
に設定した場合はインデックスのベクトルとして指定します。インデックスは、ダイアログ ボックスが開いたときに選択されているリスト ボックスの行を示します。以下に例を示します。
'InitialValue'
を3
に設定した場合、ダイアログ ボックスが開いたときにリストの上から 3 番目の項目が選択されています。'InitialValue'
を[3 4]
に設定した場合、ダイアログ ボックスが開いたときにリストの上から 3 番目と 4 番目の項目が選択されています。
例: 'InitialValue',5
例: 'InitialValue',[2 5]
Name
— ダイアログ ボックスのタイトル
[ ] (既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
ダイアログ ボックスのタイトル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
例: 'Name','File Selection'
OKString
— [OK] ボタンのラベル
'OK' (既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
[OK] ボタンのラベル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
例: 'OKString','Apply'
CancelString
— [キャンセル] ボタンのラベル
'キャンセル' (既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
[キャンセル] ボタンのラベル。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
例: 'CancelString','No Selection'
出力引数
indx
— 選択された行のインデックス
インデックスの配列
選択された行のインデックス。インデックスの配列として返されます。行インデックスは、ユーザーによるリストからの選択に対応します。ユーザーが [キャンセル] またはダイアログ ボックスのタイトル バーにある閉じるボタンをクリックするか、Esc キーを押した場合、indx
値は空の配列として返されます。
tf
— 選択の論理値
1 | 0
選択の論理値。1
または 0
として返されます。
選択の論理値はユーザーが選択したかどうかを示します。ユーザーが [OK] のクリック、リスト項目のダブルクリック、または Return キーの押下を行った場合、tf
の戻り値は 1 です。
ユーザーが [キャンセル] またはダイアログ ボックスのタイトル バーにある閉じるボタン (X) をクリックするか、Esc キーを押した場合、tf
の戻り値は 0
です。
詳細
モーダル ダイアログ ボックス
モーダル ダイアログ ボックスでは、応答する前に他の MATLAB® ウィンドウの操作ができません。詳細については、Figure のプロパティ の WindowStyle
を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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