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虚数データと複素数データのプロット
単一の複素数入力のプロット
この例では、複素数ベクトル z
の実数部に対し虚数部をプロットする方法を説明します。入力値が複素数の場合、plot(z)
は plot(real(z),imag(z))
と等しくなります。ここで、real(z)
は z
の実数部、imag(z)
は z
の虚数部です。
z
を、乱数行列の固有値を成分とするベクトルとして定義します。
z = eig(randn(20));
z
の実数部に対して z
の虚数部をプロットします。各データ点に円を表示します。
figure
plot(z,'o')
複数の複素数入力のプロット
この例では、2 つの複素数ベクトル z1
と z2
について、実数部に対し虚数部をプロットする方法を説明します。複数の複素数引数を plot
に渡すと (例: plot(z1,z2)
)、MATLAB® では入力の虚数部が無視され、実数部がプロットされます。複数の複素数の入力の場合に虚数部に対して実数部をプロットするには、実数部と虚数部を plot
に明示的に渡さなければなりません。
複素数データを定義します。
x = -2:0.25:2; z1 = x.^exp(-x.^2); z2 = 2*x.^exp(-x.^2);
関数 real
と関数 imag
を使用して、各ベクトルの実数部と虚数部を取得します。次に、データをプロットします。
real_z1 = real(z1); imag_z1 = imag(z1); real_z2 = real(z2); imag_z2 = imag(z2); plot(real_z1,imag_z1,'g*',real_z2,imag_z2,'bo')