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mxGetPr (C)

(非推奨) mxDOUBLE_CLASS 配列内の実数データ要素

mxGetPr は推奨されません。代わりに mxGetDoubles または mxGetComplexDoubles を使用してください。詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

C 構文

#include "matrix.h"
mxDouble *mxGetPr(const mxArray *pm);

説明

mxGetPr は実数配列の型が mxDOUBLE_CLASS の場合にのみ使用します。その他の数値型の mxArray の場合は、C MEX ファイルでの型付きデータ アクセス関数を使用します。複素数配列の場合は、出力引数 dt の説明を参照してください。

mxArray の型を確認するには、mxIsDouble を呼び出します。データが実数かどうかを判別するには、mxIsComplex を呼び出します。

入力引数

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mxDOUBLE_CLASS 型の MATLAB 配列へのポインター。mxArray * として指定します。

出力引数

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mxArray 内のデータ配列へのポインター。mxDouble * として指定します。出力引数内のデータは、使用する C 行列 API のバージョンによって異なります。

  • 実数/虚数分離型の複素数 API (mex -R2017b オプション) でビルドする場合、データの実数部の最初の mxDouble 要素へのポインターが返される。

  • インターリーブされた複素数 API (mex -R2018a オプション) でビルドし、pm が複素数である場合は、この関数によって MEX ファイルが終了され、制御が MATLAB プロンプトに戻ります。非 MEX ファイル アプリケーションでは、関数は NULL を返します。

pmNULL の場合、関数は NULL を返します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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R2018a: 実数/虚数分離型複素数 API は使用しない

mxDOUBLE_CLASS 型の実数入力配列用のインターリーブされた複素数 API では、関数 mxGetDoubles を使用します。mxDOUBLE_CLASS 型の複素数入力配列には mxGetComplexDoubles を使用します。これらの関数は、入力の型と実数/複素数を検証します。

MathWorks では、インターリーブされた複素数 API で型付きのデータ アクセス関数を使用して MEX ファイルを作成し、既存の MEX ファイルを更新することを推奨します。詳細については、以下を参照してください。

MEX ファイルをビルドするには、-R2018a オプションを指定して mex を呼び出します。