iccread
ICC プロファイルの読み取り
説明
は、入力 profile
= iccread(filename
)filename
で指定したファイルから国際色協会 (ICC) のカラー プロファイル データを読み取ります。
メモ
iccread
は、ICC 仕様の Version 2 (ICC.1:2001-04) または Version 4 (ICC.1:2001-12) に準拠するプロファイルを読み取ることができます。ICC プロファイルの詳細については、ICC Web サイト https://www.color.org をご覧ください。
例
通常の PC コンピューター モニター用の ICC プロファイルの読み取り
通常の PC コンピューター モニターを記述する国際色協会 (ICC) プロファイルを読み取ります。
profile = iccread('sRGB.icm')
profile = struct with fields:
Header: [1x1 struct]
TagTable: {17x3 cell}
Copyright: 'Copyright (c) 1999 Hewlett-Packard Company'
Description: [1x1 struct]
MediaWhitePoint: [0.9505 1 1.0891]
MediaBlackPoint: [0 0 0]
DeviceMfgDesc: [1x1 struct]
DeviceModelDesc: [1x1 struct]
ViewingCondDesc: [1x1 struct]
ViewingConditions: [1x1 struct]
Luminance: [76.0365 80 87.1246]
Measurement: [1x1 struct]
Technology: 'Cathode Ray Tube Display'
MatTRC: [1x1 struct]
PrivateTags: {}
Filename: 'sRGB.icm'
ソースの色空間を決定します。プロファイル ヘッダーには、クラス、色空間や PCS などプロファイルに関する一般的な情報が示されます。
profile.Header.ColorSpace
ans = 'RGB'
入力引数
filename
— ICC プロファイルを含んでいるファイルの名前
文字ベクトル | string スカラー
ICC プロファイルを含むファイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。ファイルは、ICC プロファイル ファイルまたは ICC プロファイルが組み込まれた TIFF ファイルのいずれかです。TIFF ファイルに ICC プロファイルが組み込まれているかどうかを判断するには、関数 imfinfo
を使用してファイルに関する情報を取得し、出力内の ICCProfileOffset
フィールドを調べます。
メモ
ファイル名をパスなしで指定した場合、iccread
は、現在のフォルダー、MATLAB® パス上のフォルダー、iccroot
によって返されたフォルダーの順にファイルを検索します。
データ型: char
| string
出力引数
profile
— ICC プロファイル データ
構造体配列
ICC プロファイル データ。構造体配列として返されます。フィールドには、ICC 仕様で定義されたデータ構造体 (タグと呼ばれる) が含まれています。profile
のフィールド数は、プロファイル クラスおよびプロファイル作成者が行った選択に応じて異なります。iccread
は、指定されたプロファイルのパブリックとプライベートの両方のタグをすべて返します。プライベート タグと特定のパブリック タグはエンコードされた uint8
データとして残されます。次の表は、iccread
で生成されたプロファイル構造体にあるフィールドを示します。
フィールド | データ型 | 説明 |
---|---|---|
| 1 行 1 列の struct 配列 | プロファイル ヘッダー フィールド。 |
| n 行 3 列の cell 配列 | プロファイル タグ テーブル。 |
| 文字ベクトル | プロファイルの著作権情報。 |
| 1 行 1 列の struct 配列 | プロファイル記述。この構造体の |
|
| デバイスのメディア白色点の |
| m 行 2 列の cell 配列 | プライベート タグの内容または ICC 仕様で定義されていないすべてのタグの内容。タグ シグネチャは最初の列に示され、タグの内容は 2 列目に示されます。 |
| 文字ベクトル | プロファイルを含んでいるファイルの名前。 |
また、profile
には以下の 1 つ以上の変換が含まれる場合があります。
3 成分、行列ベースの変換: RGB と
XYZ
の色空間の間の変換によく使用される簡単な変換。この変換が存在する場合、profile
にはMatTRC
という名前のフィールドがあります。N 成分ルックアップ テーブル (LUT) ベースの変換: より複雑な関係がある色空間の間の変換に使用される変換。このタイプの変換は、
profile
の以下のすべてのフィールドにあります。AToB0
BToA0
Preview0
AToB1
BToA1
Preview1
AToB2
BToA2
Preview2
AToB3
BToA3
Gamut
データ型: struct
ヒント
ICC プロファイルは、プロファイル接続空間 (PCS) と呼ばれる、ネイティブ デバイスの色空間とデバイス非依存の色空間の間のカラー データを変換するために必要な情報を色管理システムに提供します。プロファイルをソースまたはデスティネーション プロファイルとして関数
makecform
またはapplycform
と共に使用すると、色空間変換を計算できます。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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