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モルフォロジーの境界パディング

入力イメージに関心のあるピクセル上で、モルフォロジー関数を構造化要素の原点に配置します。イメージのエッジでのピクセルは、構造化要素で定義された近傍の一部をイメージの境界を越えて拡大します。

境界ピクセルを処理するために、モルフォロジー関数は (あたかも行や列を追加したかのように) 定義されていないピクセルに値を割り当てて、イメージをパディングします。これらのパディングのピクセルの値は、膨張操作と収縮操作に応じて変化します。次の表には、バイナリ イメージとグレースケール イメージの両方に対して膨張と収縮を行う場合のパディングに関するルールが記載されています。

イメージのパディングのルール

操作

ルール

膨張

イメージ境界を越えたピクセルは、使用しているデータ型で与えられる最小値を割り当てます。

バイナリ イメージの場合、これらのピクセルは 0 と仮定しています。グレースケール イメージの場合、uint8 イメージの最小値は 0 です。

収縮

イメージ境界を越えたピクセルには、使用しているデータ型で与えられる "最大" 値が割り当てられます。

バイナリ イメージの場合、これらのピクセルは 1 と仮定しています。グレースケール イメージの場合、uint8 イメージの最小値は 255 です。

メモ

膨張操作に対して最小値を、収縮操作に対して最大値を使用することで、ツールボックスは "境界の影響" を避けることができます。ここでは、出力イメージの境界近傍は残りのイメージと同化することはありません。たとえば、収縮を最小値でパディングする場合、イメージの収縮を行うと、出力イメージの周りは黒で縁どられます。

参考

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