Figure へのスクロール パネルの追加
Figure の主要ナビゲーション ツールはスクロール パネルです。スクロール パネルにイメージを表示するとき、イメージが大きすぎて Figure ウィンドウに収まらない場合は、イメージの一部だけが表示されます。イメージの一部しか見えないとき、スクロール パネルは水平と垂直のスクロール バーを追加して、現在見えていないイメージの部分を表示できるようにします。
イメージをスクロール パネルに表示すると、表示されたイメージのオブジェクト階層が変わります。次の図は、figure オブジェクト内の axes オブジェクトに表示されているイメージの典型的なオブジェクト階層を示しています。
Figure に表示されるイメージのオブジェクト階層
関数 imscrollpanel
を呼び出してターゲット イメージをスクロール可能なウィンドウに配置すると、このオブジェクト階層が変わります。imscrollpanel
が、figure オブジェクトと、image を含む axes オブジェクトの間の階層に新しいオブジェクトを挿入します。次の図は、imscrollpanel
を呼び出した後のオブジェクト階層を示しています。
スクロール パネルに表示されるイメージのオブジェクト階層
スクロール パネルに figure を追加した後、imscrollpanel
の API で関数 replaceImage
を使用すると、スクロール バーに表示されるイメージ データを変更できます。
スクロール パネルのナビゲーション ツールは Figure ウィンドウのツール バーおよびメニュー バーと互換性がありません。Figure ウィンドウに表示されるイメージにスクロール パネルを追加すると、Figure からツール バーとメニュー バーが非表示になります。このサンプル コードは、これを行う 1 つの方法を示しています。
hfig = figure("Toolbar","none","Menubar","none"); himage = imshow("foggysf1.jpg"); hpanel = imscrollpanel(hfig,himage);
参考
imscrollpanel
| immagbox
| imoverview