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固定小数点 Simulink ブロック用の丸めモード

固定小数点 Simulink® ブロックは、以下のダイアログ ボックスの拡張ドロップダウン メニューに示されている丸めモードをサポートしています。

Fixed-Point Designer の丸めモード

コストとバイアスの間のトレードオフにおける柔軟性を最大にするため、Fixed-Point Designer™ 製品では現在、以下の丸め手法がサポートされています。

Fixed-Point Designer の丸めモード説明等距離の場合の処理コストバイアス
正方向正の無限大方向の最も近い表現可能な数値に丸めます。N/A大きい正の数値
最も近い偶数方向最も近くの表現可能な数値に丸めます。等距離のときは最も近い偶数に丸められます。バイアスなし
負方向負の無限大方向の最も近い表現可能な数値に丸めます。2 の補数切り捨てと同等です。N/A大きい負の数値
最も近い正の整数方向最も近くの表現可能な数値に丸めます。等距離のときは、正の無限大方向の最も近い表現可能な数値に丸められます。小さい正の数値
最も近い整数方向最も近くの表現可能な数値に丸めます。
  • 正の数値の場合、等距離のときは正の無限大方向の最も近い表現可能な数値に丸められます。

  • 負の数値の場合、等距離のときは負の無限大方向の最も近い表現可能な数値に丸められます。

  • 負のサンプルでは小さい負の数値

  • 正の数値と負の数値が均等に分布するサンプルではバイアスなし

  • 正のサンプルでは小さい正の数値

最も簡潔
(Simulink のみ)
FloorZero のどちらかを自動的に選択し、最も効率の高いコードを生成します。N/A処理によって異なる
ゼロ方向ゼロ方向の最も近い表現可能な数値に丸めます。N/A
  • 負のサンプルでは大きい正の数値

  • 正の数値と負の数値が均等に分布するサンプルではバイアスなし

  • 正のサンプルでは大きい負の数値

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