多項式モデルによるデータへの近似
この例では、線形最小二乗法を使用して多項式モデルをデータに当てはめる方法を説明します。
patients
データセットを読み込みます。
load patients
変数 Diastolic
と Systolic
には、拡張期血圧と収縮期血圧の測定値に関するデータがそれぞれ含まれています。Diastolic
を予測子変数、Systolic
を応答として 3 次多項式をデータに当てはめます。
polymodel = fit(Diastolic,Systolic,"poly3")
polymodel = Linear model Poly3: polymodel(x) = p1*x^3 + p2*x^2 + p3*x + p4 Coefficients (with 95% confidence bounds): p1 = -0.001061 (-0.003673, 0.001551) p2 = 0.2844 (-0.3701, 0.9389) p3 = -24.72 (-79.2, 29.76) p4 = 821.1 (-685.5, 2328)
polymodel
に近似の結果が格納されます。関数fitoptions
を使用して、係数の推定に使用した最小二乗法を表示します。
opts = fitoptions(polymodel); opts.Method
ans = 'LinearLeastSquares'
この出力は、線形最小二乗法によって polymodel
がデータに当てはめられたことを示しています。Diastolic
内の値で polymodel
を評価し、その結果を血圧データの散布図と一緒に表示します。
plot(polymodel,Diastolic,Systolic)
プロットは、polymodel
が大部分のデータに追従していることを示しています。