Main Content

gray2bin

(削除済み) グレイ符号化された正の整数を対応するグレイ復号化された整数に変換

gray2bin は削除されました。代わりに適切な変調オブジェクトまたは関数を使用してコンスタレーション点を再マッピングしてください。詳細については、バージョン履歴を参照してください。

説明

y = gray2bin(x,modulation,M) は、入力パラメーター x と同じ次元をもつグレイ符号化された出力ベクトルまたは行列 y を返します。x は、スカラー、ベクトル、行列、または 3 次元配列です。modulation は変調タイプで、'qam''pam''fsk''dpsk'、または 'psk' でなければなりません。M は変調次数で、2 の整数乗でなければなりません。

[y,map] = gray2bin(x,modulation,M) は、グレイ復号化された y を生成します。その際、それぞれのグレイ符号化されたコンスタレーション マップ map を使用します。

マップ出力を使用してグレイ符号コンスタレーションにラベルを付けることができます。マップ出力により、対応する変調のグレイ符号ラベルを指定できます。2 値からグレイ シンボルへのマッピングの例を参照してください。

メモ

2 値符号化されたデータをグレイ符号化されたデータに変換し、結果をすぐに変調する場合、gray2bin ではなく 'Gray' シンボル順序オプションを指定して適切な変調オブジェクトまたは関数を使用してください。

すべて折りたたむ

この例では、16-QAM 変調を想定し、関数 bin2graygray2bin を使用して、整数入力をバイナリ符号からグレイ符号 (およびその反対) の信号コンスタレーションにマッピングする方法を示します。さらに、グレイ符号シンボル マップとバイナリ符号シンボル マップの視覚的表現の違いも示します。

16-QAM 整数の完全なベクトルを作成します。bin2gray を使用して、入力ベクトルをバイナリ符号からグレイ符号マッピングに変換します。gray2bin を使用して、グレイ符号化されたシンボル y を変換し、バイナリ順序に戻します。元のデータ x と最終的な出力ベクトル z が同一であることを検証します。

M = 16;
x = (0:M-1);
[y,mapy] = bin2gray(x,'qam',M);
z = gray2bin(y,'qam',M);
isequal(x,z)
ans = logical
   1

シンボル マップを表示します。さまざまなシンボル マップを示すコンスタレーション プロットを作成するには、関数 qammod を使用して複素数シンボル値を検索します。コンスタレーション シンボルをプロットし、グレイ (y) およびバイナリ (z) の出力ベクトルでラベル付けします。グレイ符号化されたシンボルのビット ベクトルは黒で表示され、バイナリ符号化されたシンボルのビット ベクトルは赤で表示されます。すべてのポイントが表示されるように座標軸のスケーリングを設定します。

sym = qammod(x,M);
scatterplot(sym,1,0,'b*');
for k = 1:16 
    text(real(sym(k))-0.3,imag(sym(k))+0.3,... 
        dec2base(mapy(k),2,4)); 
    text(real(sym(k))-0.3,imag(sym(k))-0.3,... 
        dec2base(z(k),2,4),'Color',[1 0 0]);
end
axis([-4 4 -4 4])

Scatterplot showing Gray-coded and binary-coded mapping

入力引数

すべて折りたたむ

グレイ符号化されたデータ。ベクトルまたは行列として指定します。

データ型: double

変調タイプ。'qam''pam''fsk''dpsk'、または 'psk' として指定します。

変調次数。2 の整数乗として指定します。

データ型: double

出力引数

すべて折りたたむ

入力 x と同じサイズおよび次元のグレイ復号化されたデータ。

グレイ符号コンスタレーションにラベルを付けるためのマップ出力。変調次数 M のサイズと等しい長さのベクトルとして指定されます。マップにより、対応する変調のグレイ符号ラベルを指定できます。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

すべて展開する

R2023a: 削除済み

gray2bin はサポートされていません。代わりに適切な変調オブジェクトまたは関数を使用してコンスタレーション点を再マッピングしてください。