エネマネ・メカトロ技術開発の新常識、デジタル仕様書「モデル」による技術革新・開発効率向上
概要
脱炭素と経済社会システムの変革を目指すグリーントランスフォーメーション(GX)の実現に向けて、エネルギーを賢く制することが今後より一層重要な課題となります。グローバル社会の中で各社が競い合いながら、技術革新や品質・開発効率向上を目指し、エネルギーマネジメントシステムや制御システムの開発が進められています。
現在、製品/サービス開発における競争力の源泉はエンジニアリングチェーンの上流にシフトしつつあり、開発上流から「システム」としての機能・性能を効率的に評価し、スピーディーに製品展開してゆくことがますます重要視されています。その1つの解決手段として、シミュレーション可能なデジタル仕様書である「モデル」に基づく開発手法が注目を集めています。
本セミナーでは、バーチャル試作から製品展開まで、モデルを活用した開発手法の基本的な考え方や導入効果について理解を深めていただけます。建物・施設のエネルギーマネジメント(エネマネ)や産業用機械・装置の制御をテーマに、以下の2つの視点からMathWorksが提供するソリューションについてご紹介します。
- 物理現象とアルゴリズムのモデル化とシミュレーションにより、システムの機能・性能を適正化する
- モデルを様々なコンピューティング環境(組込み、サーバー)に展開・実装し、開発効率を向上する
本セミナーは、建物・施設(例:住宅、ビル、データセンター、工場)、あるいは産業用機械・装置(例:モータードライブ装置)の開発に携わるエンジニアの皆様を対象に開催します。アルゴリズム・アプリケーション開発、ソフトウェア開発、CAE解析、システム企画、サービス開発に携わる方はもちろん、デジタル技術を活用した開発にご興味のある方もぜひお気軽にご参加ください。
ハイライト
- l エネマネ・メカトロ技術開発、デジタル仕様書「モデル」に基づく開発手法で生産性向上
- l 物理現象とアルゴリズムのモデル化とシミュレーションにより、システムの機能・性能を適正化
- モデルを様々なコンピューティング環境(組込み、サーバー)に展開・実装し、開発効率を向上
講演者について
赤阪 大介(あかさか だいすけ)MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
プロセス計装制御装置メーカーを経て、2011年にMathWorks Japanに入社。現在シニアチームリーダーとして制御系設計や制御対象モデリングはじめモデルベースデザイン(MBD)の領域に従事。博士(工学)。
松本 充史(まつもと あつし) MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
電子機器メーカーにて信号処理アルゴリズム開発、電子回路設計に従事後、MATLABの国内代理店に入社し、信号処理・画像処理、C、HDLコード生成などを担当。現在は主にFPGA /ASIC実装分野のアプリケーションエンジニアとして、ユーザのサポート、機能やユーザビリティ向上のための活動を中心に行っている。
録画: 2023 年 9 月 29 日