【30分で分かる!】車載バッテリーシステムをモデルベースで開発
概要
車載バッテリーシステムの開発では、バッテリーの状態 (電圧、電流、残量、温度) を正確に把握して、一充電当たりの航続距離を伸ばす最適な充放電制御、過充電・過放電を防ぎ安全性を確保するフェールセーフ制御、バッテリーの寿命を確保する温度制御など、様々な内容を検討する必要があります。
そのような複雑なシステムを効率良く解決するには、モデルベースの開発手法が有効です。
MATLABとSimulinkを活用したモデルベースの開発は、バッテリーの電気・熱の振る舞いを表すプラントモデルを利用して、上記の様々な制御ロジックを組合せたバッテリーマネジメントシステム (BMS) の設計・検証を行い、さらにそれを車両モデルと組合せたシステムレベルのシミュレーションまで、同じ環境上で行うことができます。
本セッションでは、車載バッテリーシステム開発にフォーカスして、モデルベースのユーザー適用事例、基本フロー、モデルベースの開発の始め方を、30分でご紹介します。
※プレゼンターの画像で一部スライドが見えづらい部分がございます。「コードとリソース」タブよりスライドをダウンロードしてご覧ください。
ハイライト
- バッテリーシステムの開発効率化のユーザー事例
- バッテリーシステムのモデルベースによる開発の基本フロー
- 演算精度と計算速度を兼ね備えたバッテリーモデルの構築手法、BMSの制御ロジックの設計・検証方法のポイント
- 車両モデルを含むバッテリーおよび燃料電池のシステムシミュレーション適用例
- モデルベースによるバッテリーシステム開発の始め方のヒント
録画: 2020 年 8 月 26 日