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log2

シンボリック入力に対する基底 2 の対数

説明

Y = log2(X) は、2Y = X となる X に対する基底 2 の対数を返します。X が配列の場合、log2X の要素単位で動作します。

[F,E] = log2(X) は、X=F2E となる仮数と指数の配列 F および E を返します。F で返される値は 0.5 <= abs(F) < 1 の範囲内です。X 内のゼロについては、F = 0 および E = 0 を返します。

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数値入力に対する基底 2 の対数を計算します。

y = log2(4^(1/3))
y = 0.6667

シンボリック入力に対する基底 2 の対数を計算します。結果は自然対数関数 log で返されます。

syms x
ySym = log2(x^(1/3))
ySym = 

log(x1/3)log(2)

subs を使用して、シンボリック変数 x に数値を代入します。simplify を使用して結果を単純化します。

yVal = subs(ySym,x,4)
yVal = 

log(41/3)log(2)

simplify(yVal)
ans = 

23

入力 X に対する基底 2 の対数の仮数と指数を求めます。仮数 F と指数 E は、X=F2E の関係を満たします。

シンボリック変数 a を作成し、それが実数であると仮定します。シンボリック数とシンボリック式を含むシンボリック ベクトル X を作成します。X の各要素の指数と仮数を求めます。

syms a real;
X = [1 0.5*2^a 5/7]
X = 

(12a257)

[F,E] = log2(X)
F = 

(1212log(2a2)log(2)+12a257)

E = 

(1log(2a2)log(2)+10)

F で返される値の大きさは 0.5 <= abs(F) < 1 の範囲内です。

simplify を使用して結果を単純化します。

F = simplify(F)
F = 

(122a-a-157)

E = simplify(E)
E = (1a0)

入力引数

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入力配列。シンボリック数、シンボリック配列、シンボリック変数、シンボリック関数、またはシンボリック式として指定します。

  • X の複素数要素に対する基底 2 の対数を計算するとき、log2 は虚数部を無視します。

  • 構文 [F,E] = log2(X) は、X 内のゼロについて、F = 0 および E = 0 を生成します。Inf-Inf、または NaN の入力値については、対応する E = 0 の指数と共に、F でそのまま返します。

出力引数

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基底 2 の対数の値。X と同じサイズのシンボリック数、シンボリック ベクトル、シンボリック行列、またはシンボリック配列として返されます。

仮数の値。X と同じサイズのシンボリック スカラー、シンボリック ベクトル、シンボリック行列、またはシンボリック配列として返されます。FE の値は X = F.*2.^E を満たします。

指数の値。X と同じサイズのシンボリック スカラー、シンボリック ベクトル、シンボリック行列、またはシンボリック配列として返されます。FE の値は X = F.*2.^E を満たします。

ヒント

  • 浮動小数点の入力の場合、構文 [F,E] = log2(X) は、ANSI® C 関数の frexp() および IEEE® 標準関数の logb() に対応します。X 内のゼロについては、F = 0E = 0 を生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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