isequaln
NaN
値を等しいものとしてシンボリック オブジェクトの等価性をテスト
説明
isequaln(
は、A,B
)A
と B
が同じサイズであり、その内容が等価である場合に logical 1
(true) を返します。そうでない場合、isequaln
は logical 0
(false) を返します。NaN
(Not a Number) 値はすべて互いに等しいものと見なされます。isequaln
は、シンボリック データ構造体の内容およびオブジェクトのプロパティを再帰的に比較します。すべての内容がそれぞれの位置で等しい場合、isequaln
は logical 1
(true) を返します。
isequaln(
は、すべての入力が等しい場合に logical A1,A2,...,An
)1
(true) を返します。
例
2 つの式の比較
isequaln
を使用して 2 つの式を比較します。
syms x isequaln(abs(x), x)
ans = logical 0
正の x
に対し、これらの式は同一です。
assume(x > 0) isequaln(abs(x), x)
ans = logical 1
計算を続けるため、x
に設定された仮定を syms
を使用して再作成することで削除します。
syms x
2 つの行列の比較
isequaln
を使用して 2 つの行列を比較します。
A = hilb(3); B = sym(A); isequaln(A, B)
ans = logical 0
NaN
値を含むベクトルの比較
isequaln
を使用してベクトルを比較します。
syms x A1 = [x NaN NaN]; A2 = [x NaN NaN]; A3 = [x NaN NaN]; isequaln(A1, A2, A3)
ans = logical 1
入力引数
ヒント
シンボリック オブジェクトではない引数について
isequaln
を呼び出すと、MATLAB® 関数isequaln
が呼び出されます。引数の 1 つがシンボリックである場合は、他のすべての引数がシンボリック オブジェクトに変換されてから比較を行います。isequaln(A,B)
は、A
とB
のサイズが同じであり、それらの内容が構文的に同じ式であるかどうかをチェックし、NaN
値を等価として扱います。数学的な比較A == B
がA
とB
の変数のすべての値に当てはまるかどうかをチェックするには、isAlways(A == B)
を使用します。