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RepeatedMeasuresModel クラス
反復測定モデルのクラス
説明
RepeatedMeasuresModel
オブジェクトは、被験者ごとの複数の測定値のデータに近似されたモデルを表します。このオブジェクトは、反復測定モデルに関するデータ、近似された係数、共分散パラメーター、計画行列、誤差自由度、被験者間および被験者内要因を表します。predict
メソッドを使用するとモデルの応答を予測でき、random
メソッドを使用すると新しい計画点に乱数データを生成できます。
構築
fitrm(t,modelspec)
を使用すると、反復測定モデルを近似できます。
入力引数
t
— 入力データ
テーブル
入力データ。反復測定モデルで予測子として使用する応答変数の値と被験者間要因が含まれ、テーブルとして指定されます。
データ型: table
modelspec
— モデル仕様の式
'y1-yk ~ terms'
という形式の文字ベクトルまたは string スカラー
モデル仕様の式。'y1-yk ~ terms'
という形式の文字ベクトルまたは string スカラーを指定します。ウィルキンソンの表記法を使用して項を指定します。モデル項で使用される変数がカテゴリカル (ノミナルまたは順序)、論理、文字配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列である場合、fitrm
はこの変数をカテゴリカルとして扱います。
例: 'y1-y4 ~ x1 + x2 * x3'
データ型: char
| string
プロパティ
BetweenDesign
— 被験者間要因の計画
テーブル
被験者間要因と反復測定値の計画。テーブルとして格納します。
データ型: table
BetweenModel
— 被験者間要因のモデル
文字ベクトル
被験者間要因のモデル。文字ベクトルとして格納されます。この文字ベクトルは、fitrm
を使用して反復測定モデルをあてはめるときに指定するモデル仕様における、チルダの右側のテキストです。
データ型: char
BetweenFactorNames
— 被験者間要因として使用する変数の名前。
文字ベクトルの cell 配列
反復測定モデル rm
の被験者間要因として使用された変数の名前。文字ベクトルの cell 配列として格納されます。
データ型: cell
ResponseNames
— 応答変数として使用する変数の名前
文字ベクトルの cell 配列
反復測定モデル rm
の応答変数として使用された変数の名前。文字ベクトルの cell 配列として格納されます。
データ型: cell
WithinDesign
— 被験者内要因の値
テーブル
被験者内要因の値。テーブルとして格納します。
データ型: table
WithinModel
— 被験者内要因のモデル
文字ベクトル
被験者内要因のモデル。文字ベクトルとして格納されます。
Mdl.WithinModel = newWithinModelValue
というようにドット表記を使用して、文字ベクトルまたは string スカラーとして WithinModel
を指定できます。
WithinFactorNames
— 被験者内要因の名前
文字ベクトルの cell 配列
被験者内要因の名前。文字ベクトルの cell 配列として格納されます。
データ型: cell
Coefficients
— 係数の推定値
テーブル
反復測定を被験者間モデルの項の関数として近似するための係数の推定値。テーブルとして格納します。
fitrm'
では、'effects' コーディングを使用してカテゴリカル項の係数を定義します。これは、係数の合計が 0 になることを意味します。1 番目を除く各レベルに 1 つずつ係数があります。最初のレベルで想定されている係数は、当該の項についての他の係数の合計です。
coef = r.Coefficients{:,:}
を使用すると、係数の値をテーブルではなく行列として表示できます。
margmean
メソッドを使用すると、すべてのレベルの周辺平均を表示できます。
データ型: table
Covariance
— 推定された応答共分散
テーブル
推定された応答共分散 (反復測定の共分散)。テーブルとして格納します。fitrm
は、近似された反復測定モデル rm
によって返される平均の周辺の共分散を計算します。
coef = r.Covariance{:,:}
を使用すると、共分散の値をテーブルではなく行列として表示できます。
データ型: table
DFE
— 誤差自由度
スカラー値
誤差自由度。スカラー値として格納します。DFE
は、観測値の数から被験者間モデルについて推定された係数の数を減算した値です。
データ型: double
メソッド
anova | 被験者間効果の分散分析 |
epsilon | 反復測定 ANOVA のイプシロン調整 |
grpstats | グループごとの反復測定データの記述統計の計算 |
manova | 多変量分散分析 |
margmean | 周辺平均の推定 |
mauchly | モークリーの球面性の検定 |
multcompare | 周辺平均の推定値の多重比較 |
plot | オプションのグループ化によるデータのプロット |
plotprofile | オプションのグループ化により想定される周辺平均のプロット |
predict | 予測子の値に基づく予測値の計算 |
random | 予測子の値に基づく新しくランダム応答値の生成 |
ranova | 反復測定分散分析 |
例
反復測定モデルの当てはめ
標本データを読み込みます。
load fisheriris
列ベクトル species
は、3 種類のアヤメ (setosa、versicolor、virginica) で構成されています。double 行列 meas
は、花に関する 4 種類の測定値、がく片の長さと幅 (cm) と花弁の長さと幅 (cm) で構成されています。
データを table 配列に保存します。
t = table(species,meas(:,1),meas(:,2),meas(:,3),meas(:,4),... 'VariableNames',{'species','meas1','meas2','meas3','meas4'}); Meas = table([1 2 3 4]','VariableNames',{'Measurements'});
反復予測モデルをあてはめます。ここで、測定が応答、種類が予測子変数となります。
rm = fitrm(t,'meas1-meas4~species','WithinDesign',Meas)
rm = RepeatedMeasuresModel with properties: Between Subjects: BetweenDesign: [150x5 table] ResponseNames: {'meas1' 'meas2' 'meas3' 'meas4'} BetweenFactorNames: {'species'} BetweenModel: '1 + species' Within Subjects: WithinDesign: [4x1 table] WithinFactorNames: {'Measurements'} WithinModel: 'separatemeans' Estimates: Coefficients: [3x4 table] Covariance: [4x4 table]
係数を表示します。
rm.Coefficients
ans=3×4 table
meas1 meas2 meas3 meas4
________ ________ ______ ________
(Intercept) 5.8433 3.0573 3.758 1.1993
species_setosa -0.83733 0.37067 -2.296 -0.95333
species_versicolor 0.092667 -0.28733 0.502 0.12667
fitrm
では 'effects'
の対比を使用します。これは、係数の合計が 0 になることを意味します。rm.DesignMatrix
は、切片を表す 1 が含まれている 1 つの列と、次のような他の 2 つの列 species_setosa
および species_versicolor
から構成されています。
および
共分散行列を表示します。
rm.Covariance
ans=4×4 table
meas1 meas2 meas3 meas4
________ ________ ________ ________
meas1 0.26501 0.092721 0.16751 0.038401
meas2 0.092721 0.11539 0.055244 0.03271
meas3 0.16751 0.055244 0.18519 0.042665
meas4 0.038401 0.03271 0.042665 0.041882
誤差自由度を表示します。
rm.DFE
ans = 147
誤差自由度は、観測値の数から被験者間モデルで推定された係数の数を減算した数 (たとえば、150 – 3 = 147) です。
詳細
ウィルキンソンの表記法
ウィルキンソンの表記法は、モデルに存在する因子を記述します。これらの因子の乗算器 (係数) は記述されません。
これらの規則を使用して、modelspec
の応答を指定します。
ウィルキンソンの表記法 | 説明 |
---|---|
Y1,Y2,Y3 | 変数の特定のリスト |
Y1-Y5 | Y1 ~ Y5 のすべてのテーブル変数 |
これらの規則を使用して、modelspec
の項を指定します。
ウィルキンソンの表記法 | 標準表記の因子 |
---|---|
1 | 定数 (切片) 項 |
X^k 、k は正の整数 | X , X2 , ..., Xk |
X1 + X2 | X1 , X2 |
X1*X2 | X1 , X2 , X1*X2 |
X1:X2 | X1*X2 のみ |
-X2 | X2 は含めない |
X1*X2 + X3 | X1 , X2 , X3 , X1*X2 |
X1 + X2 + X3 + X1:X2 | X1 , X2 , X3 , X1*X2 |
X1*X2*X3 - X1:X2:X3 | X1 , X2 , X3 , X1*X2 , X1*X3 , X2*X3 |
X1*(X2 + X3) | X1 , X2 , X3 , X1*X2 , X1*X3 |
Statistics and Machine Learning Toolbox™ 表記は、-1
を使用して項を明示的に削除しない限り、常に定数項を含みます。
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