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LinearModel.fit

(非推奨) 線形回帰モデルを作成

関数 LinearModel.fit は推奨されません。代わりに fitlm を使用してください。

構文

mdl = LinearModel.fit(tbl)
mdl = LinearModel.fit(X,y)
mdl = LinearModel.fit(___,modelspec)
mdl = LinearModel.fit(___,Name,Value)
mdl = LinearModel.fit(___,modelspec,Name,Value)

説明

mdl = LinearModel.fit(tbl) はテーブルまたはデータセット配列 tbl の線形モデルを作成します。

mdl = LinearModel.fit(X,y) はデータ行列 X に対する応答 y の線形モデルを作成します。

mdl = LinearModel.fit(___,modelspec) は、前の構文のいずれかを使用して、modelspec で指定されたタイプの線形モデルを作成します。

mdl = LinearModel.fit(___,Name,Value) または mdl = LinearModel.fit(___,modelspec,Name,Value) は、1 つまたは複数の Name,Value の引数のペアによって指定された追加オプションを使用して線形モデルを作成します。たとえば、近似に含める予測子変数を指定したり、観測値に重みを与えることができます。

入力引数

すべて展開する

入力データ。テーブルまたはデータセット配列として指定します。modelspecformula である場合、予測子変数と応答変数を指定します。それ以外の場合、予測子変数と応答変数を指定しないと、既定では、tbl 内の最後の変数が応答変数、その他の変数が予測子変数になります。

予測子変数は、数値、logical、categorical、文字または string にすることができます。応答変数は、数値または logical でなければなりません。

応答変数として異なる列を設定するには、名前と値のペア引数 ResponseVar を使用します。列のサブセットを予測子として使用するには、名前と値のペア引数 PredictorVars を使用します。

n 行 p 列の行列として指定される予測子変数。ここで、n は観測値の数、p は予測子変数の数です。X の各列が 1 つの変数を表し、各行が 1 つの観測値を表します。

既定では、明示的に削除しない限り、モデルには定数項があるので、1 の列を X に含めないでください。

データ型: single | double

n 行 1 列のベクトルとして指定される応答変数。ここで、n は観測値の数です。y の各エントリは X の対応する行に対する応答です。

データ型: single | double | logical

モデル仕様。以下のいずれかとして指定します。

  • モデルを指定する文字ベクトルまたは string スカラー。

    モデル タイプ
    'constant'モデルは定数 (切片) 項だけを含みます。
    'linear'切片と各予測子の線形項がモデルに含まれます。
    'interactions'切片、各予測子の線形項、および異なる予測子のペアすべての積がモデルに含まれます (二乗項はありません)。
    'purequadratic'切片項と各予測子の線形項および二乗項がモデルに含まれます。
    'quadratic'切片項、各予測子の線形項、二乗項、および異なる予測子のペアすべての積がモデルに含まれます。
    'polyijk'モデルは多項式であり、1 番目の予測子における次数 i までのすべての項、2 番目の予測子における次数 j までのすべての項が含まれます。3 番目以降の項についても同様です。0 ~ 9 の数値を使用して、各予測子の最大次数を指定します。モデルには交互作用項が含まれますが、各交互作用項の次数は、指定された次数の最大値を超えません。たとえば、'poly13' には、切片、x1、x2、x22、x23、x1*x2 および x1*x22 の各項が含まれます。x1 および x2 はそれぞれ 1 番目および 2 番目の予測子です。
  • モデル内に含める項を指定する t 行 (p + 1) 列の行列。つまり項行列であり、t は項の数、p は予測子変数の数、+ 1 は応答変数を示します。

  • 'Y ~ terms'

    という形式でを表す文字ベクトルまたは string スカラー。termsウィルキンソンの表記法を使用して指定されます。

例: 'quadratic'

例: 'y ~ X1 + X2^2 + X1:X2'

名前と値のペアの引数

オプションの Name,Value 引数のコンマ区切りペアを指定します。Name は引数名で、Value は対応する値です。Name は引用符で囲まなければなりません。Name1,Value1,...,NameN,ValueN のように、複数の名前と値のペアの引数を、任意の順番で指定できます。

カテゴリカル変数のリスト。'CategoricalVars' と、テーブルまたはデータセット配列 tbl 内のカテゴリカル変数名が含まれている文字ベクトルの cell 配列または string 配列、またはどの列がカテゴリカルであるかを示す論理インデックス ベクトルまたは数値インデックス ベクトルから構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

  • データがテーブルまたはデータセット配列 tbl に格納されている場合の既定では、LinearModel.fit はカテゴリカル値、論理値、文字配列、string 配列、および文字ベクトルの cell 配列をすべてカテゴリカル変数として扱います。

  • データが行列 X に格納されている場合、'CategoricalVars' の既定値は空の行列 [] です。つまり、カテゴリカルとして指定しない限り、カテゴリカルになる変数はありません。

たとえば、以下のいずれかの例を使用して、6 つの観測値のうち観測値 2 および 3 をカテゴリカルとして指定できます。

例: 'CategoricalVars',[2,3]

例: 'CategoricalVars',logical([0 1 1 0 0 0])

データ型: single | double | logical | string | cell

近似から除外する観測値。'Exclude' と、近似から除外する観測値を示す論理インデックス ベクトルまたは数値インデックス ベクトルで構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

たとえば、以下のいずれかの例を使用して、6 つの観測値のうち観測値 2 および 3 を除外できます。

例: 'Exclude',[2,3]

例: 'Exclude',logical([0 1 1 0 0 0])

データ型: single | double | logical

あてはめにおける定数項 (切片) のインジケーター。'Intercept' と、モデルに定数項を含める true またはモデルから定数項を削除する false で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

式または行列ではなく文字ベクトルまたは string スカラーを使用してモデルを指定する場合のみ、'Intercept' を使用します。

例: 'Intercept',false

あてはめで使用する予測子変数。'PredictorVars' と、テーブルまたはデータセット配列 tbl に格納されている変数の名前を表す文字ベクトルの cell 配列または string 配列、またはどの列が予測子変数であるかを示す論理インデックス ベクトルまたは数値インデックス ベクトルから構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

string 値または文字ベクトルは、tbl に含まれている名前、または名前と値のペアの引数 'VarNames' を使用して指定した名前でなければなりません。

既定の設定は、X 内のすべての変数、または ResponseVar を除く、tbl 内のすべての変数です。

たとえば、以下のいずれかの例を使用して、2 番目と 3 番目の変数を予測子変数として指定できます。

例: 'PredictorVars',[2,3]

例: 'PredictorVars',logical([0 1 1 0 0 0])

データ型: single | double | logical | string | cell

あてはめで使用する応答変数。'ResponseVar' と、テーブルまたはデータセット配列 tbl 内の変数名が格納されている文字ベクトルまたは string 配列、またはどの列が応答変数であるかを示す論理インデックス ベクトルまたは数値インデックス ベクトルから構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。通常、テーブルまたはデータセット配列 tbl を近似させる場合に 'ResponseVar' を使用する必要があります。

たとえば、以下のいずれかの方法を使用して、6 つの変数のうち 4 番目の変数、つまり yield を応答変数として指定できます。

例: 'ResponseVar','yield'

例: 'ResponseVar',[4]

例: 'ResponseVar',logical([0 0 0 1 0 0])

データ型: single | double | logical | char | string

使用するロバスト近似タイプのインジケーター。'RobustOpts' と次のいずれかの値から構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

  • 'off' — ロバスト近似を使用しない。LinearModel.fit は通常の最小二乗を使用します。

  • 'on' — 既定の調整定数で 'bisquare' 重み関数を使用するロバスト近似。

  • 文字ベクトルまたは string スカラー — 以下の表に記載されているロバスト近似重み関数の名前。LinearModel.fit は、表で指定されている、対応する既定の調整定数を使用します。

  • RobustWgtFun および Tune という 2 つのフィールドをもつ構造体。

    • RobustWgtFun フィールドには、次の表に記載されているロバスト近似重み関数の名前、またはカスタム重み関数の関数ハンドルを格納します。

    • Tune フィールドには、調整定数を格納します。Tune フィールドを設定しない場合、LinearModel.fit は対応する既定の調整定数を使用します。

    重み関数説明既定の設定の調整定数
    'andrews'w = (abs(r)<pi) .* sin(r) ./ r1.339
    'bisquare'w = (abs(r)<1) .* (1 - r.^2).^2 (biweight とも呼ばれます)4.685
    'cauchy'w = 1 ./ (1 + r.^2)2.385
    'fair'w = 1 ./ (1 + abs(r))1.400
    'huber'w = 1 ./ max(1, abs(r))1.345
    'logistic'w = tanh(r) ./ r1.205
    'ols'通常最小二乗 (重み関数なし)なし
    'talwar'w = 1 * (abs(r)<1)2.795
    'welsch'w = exp(-(r.^2))2.985
    関数ハンドルスケーリングされた残差のベクトル r を受け入れ、r と同じサイズの重みのベクトルを返す、カスタム重み関数1
    • 応答が正規分布に従っており、外れ値がない場合、組み込み重み関数の既定の調整定数を使用すると、統計的な効率が通常の最小二乗推定の約 95% である係数推定値が得られます。調整定数を小さくすると、大きな残差に割り当てられる重みの削減量が増え、調整定数を大きくすると、大きな残差に割り当てられる重みの削減量が減ります。

    • 重み関数の値 r は次のようになります。

      r = resid/(tune*s*sqrt(1–h))

      resid は前回の反復の残差のベクトル、tune は調整定数、h は最小二乗近似のてこ比値のベクトル、s は以下によって与えられる誤差項の標準偏差の推定値です。

      s = MAD/0.6745

      MAD は、残差の中央値に対する残差の中央絶対偏差です。定数 0.6745 は、推定を正規分布に対して不偏にします。X に p 個の列がある場合、中央値を計算するときに、最小のものから p 個の絶対偏差が除外されます。

ロバスト近似の場合、LinearModel.fit は M 推定を使用して推定式を定式化し、反復再加重最小二乗 (IRLS) 法を使用してこの式を解きます。

例: 'RobustOpts','andrews'

変数の名前。'VarNames' と、X の列名が最初に、応答変数 y の名前が最後に含まれている文字ベクトルの cell 配列または string 配列から構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

テーブルまたはデータセット配列の変数には既に名前が設定されているため、'VarNames' はこれらの配列には適用されません。

たとえば、データ内で、自動車の馬力、加速度、モデル年度が予測子変数であり、ガロンあたりの走行マイル数 (MPG) が応答変数である場合は、以下のように変数に名前を付けることができます。

例: 'VarNames',{'Horsepower','Acceleration','Model_Year','MPG'}

データ型: string | cell

観測値の重み。'Weights' と、非負のスカラー値の n 行 1 列のベクトル (n は観測値の数) で構成されるコンマ区切りのペアとして指定します。

データ型: single | double

出力引数

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データに対する応答の最小二乗近似を表す線形モデル。LinearModel オブジェクトとして返されます。

名前と値のペア 'RobustOpts' の値が [] または 'ols' でない場合、このモデルは最小二乗近似ではありませんが、ロバスト近似関数を使用します。

線形モデル オブジェクトのプロパティとメソッドについては、LinearModel クラスのページを参照してください。

すべて展開する

行列入力データセットを使用して線形回帰モデルをあてはめます。

行列入力データセットである carsmall データセットを読み込みます。

load carsmall
X = [Weight,Horsepower,Acceleration];

fitlm を使用して、線形回帰モデルをあてはめます。

mdl = fitlm(X,MPG)
mdl = 
Linear regression model:
    y ~ 1 + x1 + x2 + x3

Estimated Coefficients:
                    Estimate        SE          tStat        pValue  
                   __________    _________    _________    __________

    (Intercept)        47.977       3.8785        12.37    4.8957e-21
    x1             -0.0065416    0.0011274      -5.8023    9.8742e-08
    x2              -0.042943     0.024313      -1.7663       0.08078
    x3              -0.011583      0.19333    -0.059913       0.95236


Number of observations: 93, Error degrees of freedom: 89
Root Mean Squared Error: 4.09
R-squared: 0.752,  Adjusted R-Squared: 0.744
F-statistic vs. constant model: 90, p-value = 7.38e-27

モデルの表示には、モデル式、推定された係数、およびモデルの要約統計が含まれています。

この表示のモデル式 y ~ 1 + x1 + x2 + x3 は、y=β0+β1X1+β2X2+β3X3+ϵ に対応します。

モデルの表示には、Coefficients プロパティに格納されている、推定された係数の情報も示されています。Coefficients プロパティを表示します。

mdl.Coefficients
ans=4×4 table
                    Estimate        SE          tStat        pValue  
                   __________    _________    _________    __________

    (Intercept)        47.977       3.8785        12.37    4.8957e-21
    x1             -0.0065416    0.0011274      -5.8023    9.8742e-08
    x2              -0.042943     0.024313      -1.7663       0.08078
    x3              -0.011583      0.19333    -0.059913       0.95236

Coefficient プロパティには、以下の列が含まれています。

  • Estimate — モデル内の対応する各項の係数推定値。たとえば、定数項 (intercept) の推定値は 47.977 です。

  • SE — 係数の標準誤差。

  • tStat — 各係数の t 統計量。モデル内の他の予測子が与えられた場合に、対応する係数が 0 ではないという対立仮説に対して係数が 0 であるという帰無仮説を検定するために使用します。tStat = Estimate/SE であることに注意してください。たとえば、切片の t 統計量は 47.977/3.8785 = 12.37 です。

  • pValue — 対応する係数が 0 であるかどうかについての仮説検定の t 統計量に対する p 値。たとえば、x2t 統計量の p 値は 0.05 より大きいので、この項はモデル内の他の項に対して 5% の有意水準では有意ではありません。

モデルの要約統計は以下のとおりです。

  • Number of observationsNaN 値が含まれていない行の数。この例では、XMPG の行数が 100 であり、異なる観測値についてデータ ベクトル MPG には 6 つの NaN 値、データ ベクトル Horsepower には 1 つの NaN 値があるので、Number of observations は 93 です。

  • Error degrees of freedomnp。ここで、n は観測値の個数、p はモデル内の係数の個数 (切片を含む) です。たとえば、モデルには 4 つの予測子があるため、Error degrees of freedom は 93 – 4 = 89 となります。

  • Root mean squared error — 平均二乗誤差の平方根。誤差分布の標準偏差の推定に使用します。

  • R-squared および Adjusted R-squared — それぞれ決定係数および調整後の決定係数。たとえば、R-squared 値からは、応答変数 MPG のばらつきの約 75% をこのモデルで説明できることがわかります。

  • F-statistic vs. constant model — 回帰モデルに対する F 検定の検定統計量。この検定では、定数項のみから構成される縮退したモデルより回帰モデルの方が有意に優れているかどうかを検定します。

  • p-value — モデルに対する F 検定の p 値。たとえば、p 値が 7.3816e-27 なので、このモデルは有意です。

これらの統計量はモデルのプロパティ (NumObservationsDFERMSE および Rsquared) に含まれており、関数 anova を使用して取得できます。

anova(mdl,'summary')
ans=3×5 table
                SumSq     DF    MeanSq      F         pValue  
                ______    __    ______    ______    __________

    Total       6004.8    92    65.269                        
    Model         4516     3    1505.3    89.987    7.3816e-27
    Residual    1488.8    89    16.728                        

カテゴリカル予測子が含まれている線形回帰モデルをあてはめます。モデルの基準レベルを制御するため、カテゴリカル予測子のカテゴリの順序を並べ替えます。次に、anovaを使用してカテゴリカル変数の有意性を検定します。

カテゴリカル予測子をもつモデル

carsmall データセットを読み込み、Model_Year の関数として MPG の線形回帰モデルを作成します。数値ベクトル Model_Year をカテゴリカル変数として扱うため、名前と値のペアの引数 'CategoricalVars' を使用して予測子を指定します。

load carsmall
mdl = fitlm(Model_Year,MPG,'CategoricalVars',1,'VarNames',{'Model_Year','MPG'})
mdl = 
Linear regression model:
    MPG ~ 1 + Model_Year

Estimated Coefficients:
                     Estimate      SE      tStat       pValue  
                     ________    ______    ______    __________

    (Intercept)        17.69     1.0328    17.127    3.2371e-30
    Model_Year_76     3.8839     1.4059    2.7625     0.0069402
    Model_Year_82      14.02     1.4369    9.7571    8.2164e-16


Number of observations: 94, Error degrees of freedom: 91
Root Mean Squared Error: 5.56
R-squared: 0.531,  Adjusted R-Squared: 0.521
F-statistic vs. constant model: 51.6, p-value = 1.07e-15

この表示のモデル式 MPG ~ 1 + Model_Year は、次の式に対応します。

MPG=β0+β1ΙYear=76+β2ΙYear=82+ϵ

ΙYear=76ΙYear=82 は指標変数であり、それぞれ Model_Year の値が 76 および 82 である場合に値が 1 になります。変数 Model_Year には 3 種類の値が格納されます。これは、関数 unique を使用してチェックできます。

unique(Model_Year)
ans = 3×1

    70
    76
    82

fitlm は、基準レベルとして Model_Year の最小値 ('70') を選択し、2 つの指標変数 ΙYear=76 および ΙYear=82 を作成します。3 つの指標変数 (各レベルについて 1 つ) と切片項をモデルに含めると計画行列がランク落ちとなるので、このモデルには 2 つの指標変数のみが含まれています。

すべての指標変数をもつモデル

mdl のモデル式は、3 つの指標変数があり切片項はない次のようなモデルとして解釈できます。

y=β0Ιx1=70+(β0+β1)Ιx1=76+(β0+β2)Ιx2=82+ϵ

または、手動で指標変数を作成しモデル式を指定することにより、3 つの指標変数があり切片項はないモデルを作成できます。

temp_Year = dummyvar(categorical(Model_Year));
Model_Year_70 = temp_Year(:,1);
Model_Year_76 = temp_Year(:,2);
Model_Year_82 = temp_Year(:,3);
tbl = table(Model_Year_70,Model_Year_76,Model_Year_82,MPG);
mdl = fitlm(tbl,'MPG ~ Model_Year_70 + Model_Year_76 + Model_Year_82 - 1')
mdl = 
Linear regression model:
    MPG ~ Model_Year_70 + Model_Year_76 + Model_Year_82

Estimated Coefficients:
                     Estimate      SE       tStat       pValue  
                     ________    _______    ______    __________

    Model_Year_70      17.69      1.0328    17.127    3.2371e-30
    Model_Year_76     21.574     0.95387    22.617    4.0156e-39
    Model_Year_82      31.71     0.99896    31.743    5.2234e-51


Number of observations: 94, Error degrees of freedom: 91
Root Mean Squared Error: 5.56

モデルの基準レベルの選択

カテゴリカル変数のカテゴリの順序を変更することにより、基準レベルを選択できます。まず、カテゴリカル変数 Year を作成します。

Year = categorical(Model_Year);

関数categoriesを使用して、カテゴリの順序をチェックします。

categories(Year)
ans = 3x1 cell array
    {'70'}
    {'76'}
    {'82'}

Year を予測子変数として使用する場合、fitlm は 1 番目のカテゴリ '70' を基準レベルとして選択します。関数reordercatsを使用して Year を並べ替えます。

Year_reordered = reordercats(Year,{'76','70','82'});
categories(Year_reordered)
ans = 3x1 cell array
    {'76'}
    {'70'}
    {'82'}

Year_reordered の 1 番目のカテゴリは '76' です。Year_reordered の関数として MPG の線形回帰モデルを作成します。

mdl2 = fitlm(Year_reordered,MPG,'VarNames',{'Model_Year','MPG'})
mdl2 = 
Linear regression model:
    MPG ~ 1 + Model_Year

Estimated Coefficients:
                     Estimate      SE        tStat       pValue  
                     ________    _______    _______    __________

    (Intercept)       21.574     0.95387     22.617    4.0156e-39
    Model_Year_70    -3.8839      1.4059    -2.7625     0.0069402
    Model_Year_82     10.136      1.3812     7.3385    8.7634e-11


Number of observations: 94, Error degrees of freedom: 91
Root Mean Squared Error: 5.56
R-squared: 0.531,  Adjusted R-Squared: 0.521
F-statistic vs. constant model: 51.6, p-value = 1.07e-15

mdl2 は、'76' を基準レベルとして使用し、2 つの指標変数 ΙYear=70 および ΙYear=82 を含めます。

カテゴリカル予測子の評価

mdl2 のモデル表示には、対応する係数がゼロに等しいかどうかを検定するための p 値が各項について含まれています。各 p 値は各指標変数を検定します。カテゴリカル変数 Model_Year を指標変数のグループとして調べるには、anovaを使用します。定数項を除くモデル内の各変数の ANOVA 統計が含まれている成分 ANOVA 表を取得するため、'components' を指定します。

anova(mdl2,'components')
ans=2×5 table
                  SumSq     DF    MeanSq      F        pValue  
                  ______    __    ______    _____    __________

    Model_Year    3190.1     2    1595.1    51.56    1.0694e-15
    Error         2815.2    91    30.936                       

成分 ANOVA 表には変数 Model_Yearp 値が含まれており、指標変数の p 値より小さくなっています。

線形回帰モデルを標本データにあてはめます。応答変数と予測子変数を指定し、対になっている交互作用項のみをモデルに含めます。

標本データを読み込みます。

load hospital

交互作用項をもつ線形モデルをデータに近似させます。体重を応答変数として、性別、年齢および喫煙状況を予測子変数として指定します。また、性別と喫煙状況はカテゴリカル変数であることを指定します。

mdl = fitlm(hospital,'interactions','ResponseVar','Weight',...
    'PredictorVars',{'Sex','Age','Smoker'},...
    'CategoricalVar',{'Sex','Smoker'})
mdl = 
Linear regression model:
    Weight ~ 1 + Sex*Age + Sex*Smoker + Age*Smoker

Estimated Coefficients:
                         Estimate      SE        tStat        pValue  
                         ________    _______    ________    __________

    (Intercept)             118.7     7.0718      16.785     6.821e-30
    Sex_Male               68.336     9.7153      7.0339    3.3386e-10
    Age                   0.31068    0.18531      1.6765      0.096991
    Smoker_1               3.0425     10.446     0.29127       0.77149
    Sex_Male:Age         -0.49094    0.24764     -1.9825      0.050377
    Sex_Male:Smoker_1      0.9509     3.8031     0.25003       0.80312
    Age:Smoker_1         -0.07288    0.26275    -0.27737       0.78211


Number of observations: 100, Error degrees of freedom: 93
Root Mean Squared Error: 8.75
R-squared: 0.898,  Adjusted R-Squared: 0.892
F-statistic vs. constant model: 137, p-value = 6.91e-44

5% の有意水準では、年齢、喫煙状況、またはこれらの因子と患者の性別の交互作用によって患者の体重に有意な差が生じることはないようです。

hald データセットを読み込みます。これは、セメントの硬化熱に対してセメントの組成が与える影響を測定したデータです。

load hald

このデータセットには、変数 ingredients および heat が含まれています。行列 ingredients には、セメントに含まれている 4 種類の化学物質の組成率が格納されています。ベクトル heat には、各セメント標本に対する 180 日後の硬化熱の値が格納されています。

ロバスト線形回帰モデルをデータにあてはめます。

mdl = fitlm(ingredients,heat,'RobustOpts','on')
mdl = 
Linear regression model (robust fit):
    y ~ 1 + x1 + x2 + x3 + x4

Estimated Coefficients:
                   Estimate      SE        tStat       pValue 
                   ________    _______    ________    ________

    (Intercept)       60.09     75.818     0.79256      0.4509
    x1               1.5753    0.80585      1.9548    0.086346
    x2               0.5322    0.78315     0.67957     0.51596
    x3              0.13346     0.8166     0.16343     0.87424
    x4             -0.12052     0.7672    -0.15709     0.87906


Number of observations: 13, Error degrees of freedom: 8
Root Mean Squared Error: 2.65
R-squared: 0.979,  Adjusted R-Squared: 0.969
F-statistic vs. constant model: 94.6, p-value = 9.03e-07

詳細については、ロバスト近似と標準的な最小二乗近似の結果を比較しているロバスト回帰 — 外れ値の影響の低減のトピックを参照してください。

詳細

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ヒント

  • 外れ値の効果を自動的に減らすために、ロバスト近似 (RobustOpts 名前と値のペア) を使用します。

  • step を使用して後でモデルを調整する場合は、ロバスト近似は使用しないでください。

  • 他のメソッドや、LinearModel オブジェクトのプロパティについては、LinearModel を参照してください。

アルゴリズム

主な近似アルゴリズムは QR 分解です。ロバスト近似の場合、アルゴリズムは robustfit です。

代替方法

fitlm を使用して線形モデルを構築することもできます。

stepwiselm を使用して、可能なモデルの範囲にモデルを構築できすま。ただし、ロバスト回帰とステップワイズ回帰を一緒に使用することはできません。