状態遷移表の操作
状態遷移表は、順序モーダル ロジック用の有限ステート マシンを表形式で表現します。ステートと遷移を Stateflow® チャートで描画する代わりに、状態遷移表を使用して、グラフィカル オブジェクトのメンテナンスが必要最小限で済む簡潔でコンパクトな形式でステート マシンをモデル化できます。詳細については、Stateflow の状態遷移表を参照してください。
Stateflow エディターで、行と列を挿入、編集、移動することができます。また、ヒストリ ジャンクションを追加したり、状態遷移表のデフォルト ステートを設定したりすることもできます。
行と列の挿入
行を挿入するには、以下の手順に従います。
既存のステートを選択します。
[モデル化] タブで、以下のオプションのいずれかを選択します。
ステート行を挿入します — 階層の同じレベルにステートを挿入します。
子ステート行を挿入します — 選択したステートの子としてステートを挿入します。
デフォルト遷移行の挿入 — 条件付きのデフォルト遷移パスを指定するための行を挿入します。
内部遷移行の挿入 — 選択した親ステートからその子ステートへの内部遷移を指定するための行を挿入します。この行タイプは子ステートをもつステートのみに追加できます。
列を追加するには、[モデル化] タブで [遷移の追加] を選択します。最後の列の右側に新しい else-if
列が表示されます。
行と遷移セルの移動
行を移動するには、ステート セルをクリックして、行を新しい場所にドラッグします。行をドラッグすると、ステートの新しい位置が階層内のどこになるかが視覚的に示されます。
遷移セルを移動するには、セルの内部をクリックして、条件、アクション、遷移先セルをセットとして新しい場所にドラッグします。移動する遷移セルは 1 つ右側に移動します。列が存在しない場合は、Stateflow によって新しい列が作成されます。状態遷移表では、セルを不適切な場所への移動することはできず、そのような移動を実行しようとすると警告が表示されます。
行と遷移セルのコピー
行をコピーするには、以下の手順に従います。
コピーする行でステートを右クリックし、[コピー] を選択します。
コピー先の行でステートを右クリックし、[貼り付け] を選択します。
コピー先の行の上にコピーした行が表示されます。
遷移セルをコピーするには、次の手順に従います。
セルを右クリックし、[コピー] をクリックします。
同じタイプの遷移先セルを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。
コピー先では、既存の内容が新しい内容で上書きされます。状態遷移表では、不適切なコピー先に内容をコピーすることはできません。
デフォルト ステートの設定
ステートを選択し、[モデル化] タブで [デフォルトとして設定] を選択します。
ヒストリ ジャンクションの追加
ヒストリ ジャンクションは、子をもつステートに追加できます。ステートを選択し、[モデル化] タブで [ヒストリ ジャンクションの追加] を選択します。
状態遷移表の印刷
状態遷移表のコピーを印刷するには、Ctrl+P (Command+P) キーを押します。
表の要素の選択と選択解除
タスク | アクション |
---|---|
編集対象のセルを選択 | セルをクリックします。 |
セルの編集モードを終了 | Esc キーを押すか、別の表、セル、行、または列をクリックします。 |
編集操作を元に戻す/やり直す
前の操作の結果を元に戻すには、Ctrl+Z (Command+Z) をキー押します。
前の操作の結果をやり直すには、Ctrl+Y (Command+Y) をキー押します。
最高 10 回までの操作を元に戻し、やり直すことができます。