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Watkins-Johnson コンバーター

この例では、Watkins-Johnson コンバーターの動作を説明します。

説明

Watkins-Johnson (WJ) コンバーターではタップ インダクターが採用され、標準的な降圧コンバーターより自由度が 1 多くなっています。WJ コンバーターの理論的な伝達関数は次のようになります。

$Vout/Vin = D - K / D * (1-K)$

ここで、$D$ はデューティ比であり、$K = N1/(N1+N2)$ はタップ インダクターの巻数比です。

上記の方程式は、連続伝導モードでのみ有効であることに注意してください。提供する変換比については、WJ コンバーターは、従来の標準的な降圧コンバーターよりも大きなデューティ比を採用しているという利点があります。この例では、タップ インダクターは SPS の相互インダクタンスを使用して作成されています。Tapped Inductor ブロックをダブルクリックすると、タップ インダクターのヘンリー単位の値と巻数比を指定できます。

シミュレーション

シミュレーションを実行し、Scope で波形を観察します。負荷電圧 (Vout) の平均値は、次の理論値に極めて近くなるはずです。

Vout = 24 * (0.857-0.75) /(0.855*(1-0.75) ) = 12.01 V