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故障後対策を伴う六相同期機

この例では、正常動作時および故障時の 100 KVA 六相同期機の使用方法を示します。

J-F. Doyon and Louis-A. Dessaint (Ecole de Technologie Superieure, Montreal)

説明

100KVA、240V、1800 RPM の六相同期モーターは、短絡レベル 10 MVA の、240V 系統に接続された 3 巻線式三相変圧器から電力が供給されます。全負荷は、最初はシャフトのマシンに加えられ、マシンが全負荷時に正常な相電流となるように、固定子からみた電圧値を示す励起電圧は 0.6V に設定されます。

シミュレーション

1. マシンは正常な動作 (すべての正常な相) で始動します。

2. t = 4 秒で ''A'' 相が切断されます。固定子の電流の合計が必ずゼロになるようにするため、電流 "Ia" および電流 "Ib" は 180 度位相が外れます。このような動作により、電磁トルクに多くのリップルが発生します。このリップルは、ABC 固定子が回路から切断されるとすぐに除去されます。

3. 50 ms 後に、ABC 固定子は全体が回路から切断され、A 相の損失を補償します。また、残存する XYZ 固定子が正常な相電流値を維持するよう、負荷は正常値の半分に下げされ、励起電圧 Vf は 0.4V に下げられます。

4. システムはすばやく安定します。