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永久磁石同期機

この例では、1.1 kW、3000 rpm の工業用モーターの閉ループ速度制御および電流制御における永久磁石同期機を示します。

説明

定格値が 1.1 kW、220 V、3000 rpm の三相モーターは、PWM インバーターから電力が供給されます。PWM インバーターは、全体が標準 Simulink® ブロックで構築されています。その出力は PMSM ブロックの固定子巻線に印加される前に、Controlled Voltage Source ブロックを通ります。マシンのシャフトに加えられる負荷トルクは、基準値 (3 N.m) に設定され、t = 0.04 秒において 1 N.m に低下します。

2 つの制御ループが使用されています。内側のループはモーターの固定子電流を調整します。外側のループはモーターの速度を制御します。

シミュレーション

固定子電流は非常に "ノイズが多く"、PWM インバーターの使用時にノイズが多くなることが想定されます。また、これらの電流の振幅は負荷が減少する t = 0.04 秒で減少します。PWM インバーターによって発生したノイズも、電磁トルクの波形 Te で観察されます。ただし、モーターの慣性により、このノイズはモーターの速度波形には現れません。