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IGBT の動的特性

この例では、IGBT の動的特性がパラメーターに依存する様子を示します。動的特性をデータシート値または測定データに一致させるための前提条件として、静的 I-V 曲線を定義するパラメーターを設定します。詳細については、'IGBT 特性' の例 IGBTCharacteristics を参照してください。静的パラメーターが正しく設定された状態で、動的パラメーターを次のように設定できます。

1. 入力静電容量 Cies をデータシートの値に設定するか、Vge の測定済み立ち上がり時間が Miller 長さ (Vge(th) における Vge のフラット領域) に達するまで反復します。

2. 逆伝達静電容量 Cres をデータシートの値に設定するか、Miller 長さが測定値と一致するまで反復します。

3. ゲート-コレクターの酸化膜静電容量について反復し、Miller 長さに従う測定された Vge 時定数を得ます。

4. オフに向かうコレクター電流 Ic が測定された時定数を示すまで、合計順走行時間 TF を反復します。

モデルのハイパーリンク [Plot time responses] をクリックして、時間応答をパラメーター値の関数として表示します。

モデル

Simscape ログからのシミュレーション結果

以下のプロットは、IGBT マスク パラメーター Cres、Cox および順走行時間の変更による影響を示しています。