Peltier Device
電熱冷却器または熱電発電機
ライブラリ:
Simscape /
Electrical /
Sensors & Transducers
説明
Peltier Device ブロックは、ペルチェ効果とゼーベック効果を使用する電熱冷却器または熱電発電機を表します。このブロックは、電気エネルギーと熱エネルギー間での変換を行います。
電流が流れていない状態では、熱端子 B で示される温度が熱端子 A で示される温度より高い場合、正の電気端子から負の電気端子に向かって正の電位差が測定されます。
ブロックが冷却素子として機能する場合は、正の電流によって熱が端子 A から端子 B に流れ、端子 A が端子 B を基準として冷却されます。

定義方程式は次のとおりです。
ここで、
QA は端子 A への熱流量です。
QB は端子 B への熱流量です。
TA は端子 A の温度です。
TB は端子 B の温度です。
W は電力です (ブロックに流入するときに正となります)。
V は + 端子と - 端子の潜在的な相違です。
I は + 端子から - 端子に向かって正となる電流です。
R は電気抵抗合計です。
α はゼーベック係数です。
K は熱伝導です。
電力への代入を行い、すべての項を電流で除算すると、次の電気方程式が得られます。
このブロックにはログ変数 power_dissipated ([消費電力]) があります。この変数は、DC 電力、つまり AC 電源で素子を駆動する場合の 1 回の AC サイクルにおける平均電力を報告します。方程式では、I2R の瞬時値と等しくなり、冷却用途で熱流量の非生産的な部分を示すのに役立ちます。発熱用途では、消費電力の解釈はあまり役に立ちません。
例
端子
保存
パラメーター
拡張機能
バージョン履歴
R2018b で導入

