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Three-Phase Breaker

電流ゼロクロッシングで開く三相回路ブレーカーを実装

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ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Power Grid Elements

説明

Three-Phase Breaker ブロックは、開閉時間を外部の Simulink^® 信号 (外部制御モード) または内部の制御タイマー (内部制御モード) のいずれかから制御できる三相回路ブレーカーを実装します。

Three-Phase Breaker ブロックは、ブロックの入力と出力の間に接続された 3 つの Breaker ブロックを使用します。このブロックを、切り替える三相の要素と直列に接続して使用できます。Three-Phase Fault ブロックのアーク消滅プロセスは、Breaker ブロックの場合と同じです。単相ブレーカーのモデル化の詳細については、Breaker ブロックのリファレンス ページを参照してください。

Three-Phase Breaker ブロックが外部制御モードに設定されている場合、ブロック アイコンに制御入力が表示されます。Simulink 入力に接続される制御信号は、0 (ブレーカーを開く) または任意の正の値 (ブレーカーを閉じる) のいずれかでなければなりません。わかりやすくするために、ブレーカーを閉じる信号には一般に 1 が使用されます。Three-Phase Breaker ブロックが内部制御モードに設定されている場合は、ブロックのダイアログ ボックスでスイッチング時間が指定されます。3 つの個別のブレーカーは同じ信号で制御されます。

直列 Rs-Cs スナバ回路がモデルに含まれています。必要に応じて、それらを 3 つの個別のブレーカーに接続できます。Three-Phase Breaker ブロックが誘導性回路、開回路、または電流源と直列になる場合は、スナバを使用する必要があります。

例

三相送電線の単極再閉路

この例では、三相ブロックの使用により、735 kV 伝送線路の相地絡故障と単極再閉路について調べる方法を示します。

• モデルを開く

三相直列補償付き回路網

この例では、三相ブロックを使用して、直列補償の 735 kV 送電システムでの過渡特性について調べる方法を示します。

• モデルを開く

端子

入力

com — 制御入力

Simulink 信号

ブレーカーの制御入力。

依存関係

この端子を有効にするには、[External] パラメーターをオンにします。

保存

A — ブレーカーの入力の A 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの入力の A 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

B — ブレーカーの入力の B 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの入力の B 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

C — ブレーカーの入力の C 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの入力の C 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

a — ブレーカーの出力の A 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの出力の A 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

b — ブレーカーの出力の B 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの出力の B 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

c — ブレーカーの出力の C 相

特定用途向けの電気

ブレーカーの出力の C 相に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

パラメーター

ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。

Initial status — ブレーカーの初期ステータス

open (既定値) | closed

ブレーカーの初期ステータス。初期ステータスは 3 つのブレーカーで同じです。初期ステータスに応じて、アイコンに閉接点または開接点が表示されます。

Switching of: Phase A — A 相のスイッチング

on (既定値) | off

オンの場合、A 相のスイッチングが有効になります。オフの場合、A 相のブレーカーは、[Initial status] パラメーターで指定された初期ステータスのままとなります。

Switching of: Phase B — B 相のスイッチング

on (既定値) | off

オンの場合、B 相のスイッチングが有効になります。オフの場合、B 相のブレーカーは、[Initial status] パラメーターで指定された初期ステータスのままとなります。

Switching of: Phase C — C 相のスイッチング

on (既定値) | off

オンの場合、C 相のスイッチングが有効になります。オフの場合、C 相のブレーカーは、[Initial status] パラメーターで指定された初期ステータスのままとなります。

Switching time (s) — スイッチング時間のベクトル

[1/60 5/60] (既定値) | スカラーのベクトル

Three-Phase Breaker ブロックを内部制御モードで使用する場合のスイッチング時間のベクトルを指定します。それぞれの遷移時間において、選択したブレーカーがその初期状態に応じて開閉します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[External] パラメーターをオフにします。

External — 外部制御信号を有効にするオプション

off (既定値) | on

オンの場合、Three-Phase Breaker ブロックにブレーカーのスイッチング時間の外部制御用に 4 番目の入力端子が追加されます。スイッチング時間は、Simulink 信号 (0-1 sequence) で定義されます。

Breakers resistance Ron — 内部ブレーカー抵抗

0.01 (既定値) | 正のスカラー

内部ブレーカー抵抗。単位はオーム (Ω) です。[Breaker resistance Ron] パラメーターは 0 に設定できません。

Snubbers resistance Rs — スナバ抵抗

1e6 (既定値) | 非負のスカラー

スナバ抵抗。単位はオーム (Ω) です。このパラメーターを inf に設定すると、モデルからスナバが削除されます。

Snubbers capacitance Cs — スナバ静電容量

inf (既定値) | 非負のスカラー

スナバ静電容量。単位はファラド (F) です。このパラメーターを 0 に設定するとスナバが削除され、inf に設定すると抵抗性スナバが得られます。

Measurements — 測定のオプション

None (既定値) | Breaker voltages | Breaker currents | Breaker voltages and currents

3 つの内部ブレーカー端子にかかる電圧を測定するには、[Breaker voltages] を選択します。

3 つの内部ブレーカーを流れる電流を測定するには、[Breaker currents] を選択します。スナバ デバイスが接続されている場合、測定される電流はブレーカー接点を流れる電流だけです。

ブレーカー電圧とブレーカー電流を測定するには、[Breaker voltages and currents] を選択します。

選択した測定値をシミュレーション中に表示するには、モデルに Multimeter ブロックを配置します。Multimeter ブロックの [Available Measurements] リスト ボックスでは、後ろにブロック名と位相が続くラベルで測定値が識別されます。

測定	ラベル
Breaker voltages	Ub <block_name> /Breaker A:
Breaker currents	Ib <block_name> /Breaker A:

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

Breaker |