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Power

基本周波数における電圧と電流のペアの有効電力および無効電力を計算する

  • Power block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements

説明

Power ブロックは、基本周波数における電圧と電流のペアの有効電力 P (ワット) および無効電力 Q (バール) を計算します。この計算を実行するために、ブロックはまず、2 つの入力信号 V および I の基本値 (振幅と位相) を決定します。その後、以下の P および Q が計算されます。

P=|V|2×|I|2×cos(φ)Q=|V|2×|I|2×sin(φ)φ=VI

このブロックではランニング平均ウィンドウを使用するため、シミュレーションが 1 サイクル完了するまでは出力から正しい値が得られません。最初のシミュレーション サイクルについては、出力は、[電圧の初期入力] および [電流の初期入力] パラメーターで指定された値を使用して一定に保たれます。

電圧と電流のセットの有効電力と無効電力を評価する際に、power_Power モデルは Power ブロックの正確性を表示します。

モデルのサンプル時間は、既定値の 50e-6 秒に設定された変数 Ts でパラメーター化されています。モデルを連続モードでシミュレートするには、コマンド ウィンドウで Ts を 0 に設定します。

特性

サンプル時間[Sample Time] パラメーターで指定
[Sample Time] = 0 の場合は連続
スカラー拡張あり (パラメーター)
多次元化あり

端子

入力

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電圧信号。

電流信号。

出力

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電圧と電流のペアの信号の有効電力 (ワット)。

電圧と電流のペアの信号の無効電力 (バール)。

パラメーター

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入力信号の基本周波数 (ヘルツ) を指定します。

最初のシミュレーション サイクルに対する一定の出力を設定する電圧の初期振幅と位相を指定します。

最初のシミュレーション サイクルに対する一定の出力を設定する電流の初期振幅と位相を指定します。

ブロックのサンプル時間 (秒) を指定します。連続ブロックを実装するには 0 に設定します。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2013a で導入