Frequency (Phasor)

フェーザ信号周波数を測定する

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ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements

説明

Frequency (Phasor) ブロックは、指定したノミナル周波数で回転する同期フェーザに対して、信号の位相角の変化の微分を計算して、フェーザ電圧または電流の周波数を測定します。ローパス フィルターにより、計算された周波数の高周波数成分を除外します。アンラップ位相角が計算されて [ΔPhi] 出力で提供されます。

次のブロック線図は、三相電圧フェーザの周波数を測定する Frequency (phasor) ブロックの例を示しています。

このブロックを使用して、電力システムにおけるフェーザ信号の周波数を測定します。

例

周波数測定 (フェーザ) のパフォーマンス

この例では、2 つの Frequency (Phasor) ブロックを使用して、回線障害後の回路網内の周波数変動を測定する方法を説明します。

モデルを開く

端子

入力

Phase (rad) — 位相角

スカラー

測定した信号の位相角の変化 (rad)。

データ型: single | double

出力

Freq (Hz) — 周波数

スカラー

入力信号の周波数 (Hz)。

データ型: single | double

ΔPhi (rad) — 位相角

スカラー

2*pi の不連続性のないアンラップ位相角 (rad)。

データ型: single | double

パラメーター

Nominal frequency (Hz) — 基本周波数

60 (既定値) | 正のスカラー

入力信号のノミナル周波数 (Hz)。

Time constant T for derivative (s) — フィルターの時定数

0.1 (既定値) | 範囲 [0.01,0.1] のスカラー

ローパス フィルターの時定数 (秒)。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018a で導入

参考

PMU (PLL-Based, Positive-Sequence)