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Simulink でモデル化された要件へのリンク
この例では、検証サブシステムとモデル間をリンクする方法について説明します。検証サブシステムを使用すると、機能要件をモデル化し、シミュレーションで検証することができます。検証モデルと実装モデル間のトレーサビリティにより、"要件エディター" で解析およびテスト結果をまとめることができます。
モデル例を開く
slvnvdemo_powerwindow_vs
モデルを開きます。
open_system("slvnvdemo_powerwindow_vs")
検証モデルは、slvnvdemo_powerwindowController
のプロパティと要件を指定します。検証サブシステムには、障害物が検出されたときのシステムの動作を検証するロジックが含まれます。
障害物応答: 障害物が検出されたら、コントローラーは 1 秒間
down
コマンドを出す。
この要件は Verification Subsystem2
でモデル化されています。
open_system("slvnvdemo_powerwindow_vs/Verification Subsystem2")
設計モデルでは、障害物応答は emergencyDown
ステートにモデル化されています。
検証モデルから設計モデルへのリンク
Verification Subsystem2
から emergencyDown
ステートへのリンクを作成します。
slvnvdemo_powerwindow_vs
モデルで、slvnvdemo_powerwindowController
モデル参照ブロックをダブルクリックします。control
チャートをダブルクリックして開きます。control
チャートで、emergencyDown ステートを右クリックし、[要件]、[Simulink とのリンクを選択] を選択します。slvnvdemo_powerwindow_vs
モデルで、Verification Subsystem2
ブロックを右クリックし、[要件]、[選択したオブジェクトにリンクを追加] を選択します。slvnvdemo_powerwindow_vs
モデルで、[要件マネージャー] アプリを開きます。[要件] ペインで、[ビュー] をLinks
に設定します。[要件リンク] ペインで、リンクを選択します。[プロパティ インスペクター] の [プロパティ] で、リンク タイプを
Verifies
に設定します。