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論理演算
論理演算と算術演算の両方をもつ Simulink® モデルがある場合、論理演算のみを解析することを検討してください。
Simulink Design Verifier™ ソフトウェアでは、浮動小数点数の非線形演算は、乗算または除算が伴うと、乗算オペランドまたは除数のいずれかが定数でない限りサポートされません。
整数または浮動小数点数を含むモデルを単純化するために、このソフトウェアはモデルの計算を Boolean 変数の式にマッピングします。たとえば、8 ビットの数字は (1 桁に 1 つ使用して) 8 つの論理値のセットで表すことができます。これで 8 つの個別の論理 OR
演算として、2 つの 8 ビット整数のビット単位の OR
演算を表すことができます。
あるデータ型を Boolean 変数にマッピングする問題は複雑です。このソフトウェアがこのようなマッピングを行うと、いっそう複雑になります。このソフトウェアでは、大部分が論理信号で占められるモデルの方が、大きな整数や浮動小数点信号をもつモデルより効率的に扱われます。
メモ
値が x < y や a > 0 などの線形不等式によって設計に影響する場合、Simulink Design Verifier ソフトウェアは浮動小数点の入力を処理できます。
また、なんらかのキャスト演算によって入力が複雑になることもあります。たとえば、double
を int8
にキャストすると、状況によっては非線形性が発生する可能性があります。