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ダッシュボードを使用したプロジェクトの解析
ダッシュボード ウィンドウは、プロジェクトのソフトウェア ユニットとソフトウェア コンポーネント用のダッシュボードを開いたり、メトリクス結果を表示したり、影響を受けるアーティファクトを解析したり、プロジェクトのアーティファクトの品質と準拠性についてのレポートを生成したりできる、集約された場所を提供します。
新しいダッシュボードを開く
ダッシュボードを開くには、ツールストリップの [ダッシュボードの追加] セクションにある [ダッシュボード] ギャラリーを使用して、ダッシュボードの種類を選択します。
プロジェクトの MATLAB® アーティファクト、Simulink® アーティファクト、および Stateflow® アーティファクトのサイズ、アーキテクチャ、複雑度を解析するには、[モデル保守性] をクリックします。
詳細については、モデル保守性ダッシュボードを使用した設計の複雑度の監視を参照してください。
プロジェクトで、モデルのトレーサビリティと完全性、要件、テスト、およびテスト結果を評価するには、[Model Testing] をクリックします。
詳細については、モデル テスト ダッシュボードを使用してテスト アクティビティのステータスと品質を調査を参照してください。
[PIL Code Testing] をクリックして、プロセッサインザループ (PIL) コード テストのステータスと品質を評価します。
詳細については、View Status of Code Testing Activities for Software Units in Projectを参照してください。
[SIL Code Testing] をクリックして、ソフトウェアインザループ (SIL) コード テストのステータスと品質を評価します。
詳細については、View Status of Code Testing Activities for Software Units in Projectを参照してください。

既定では、[プロジェクト] パネル内の最初のアーティファクトに対して、新しいダッシュボード タブが開きます。[プロジェクト] パネルには、現在のプロジェクトのアーティファクトのうち、現在選択されているダッシュボードと互換性があるアーティファクトが表示されます。アーティファクトの名前をクリックすると、その特定のアーティファクトに対するダッシュボードの結果が表示されます。
メトリクス情報のヘルプを表示する
ダッシュボードでは、ウィジェットを使用してメトリクスの結果を表示します。ウィジェットにカーソルを合わせると、ウィジェットの右上隅に 3 つのドットが表示されます。

3 つのドットにカーソルを合わせてヘルプ アイコン
をクリックし、メトリクスについての詳細情報と、ダッシュボードでメトリクスの値がどのように計算されるかを表示します。

ダッシュボード ウィンドウのナビゲート
ダッシュボード ウィンドウには複数のセクションがあります。
[プロジェクト] パネル
[プロジェクト] パネルには、現在のプロジェクトのアーティファクトのうち、現在選択されているダッシュボードと互換性があるアーティファクトが表示されます。既定では、ダッシュボードはプロジェクト フォルダー内のすべてのモデルを解析し、それぞれを次のように見なします。
Simulink モデルはユニット。
System Composer™ アーキテクチャ モデルはコンポーネント。
"ユニット" とはソフトウェア アーキテクチャ内の機能エンティティであり、個別に、または大規模なシステム テストの一部として実行およびテストできます。"コンポーネント" は複数のテスト可能なユニットを統合するエンティティです。それぞれのユニットまたはコンポーネントの右にある 3 つのドットをクリックして、そのアーティファクトの詳細情報を表示します。ソフトウェア アーキテクチャ内の別のモデルをユニットまたはコンポーネントとして指定する場合は、エンティティにプロジェクト ラベルを追加し、そのラベルを認識するようにダッシュボードのオプションを構成できます。詳細については、階層内のモデルをコンポーネントまたはユニットとして分類を参照してください。

[アーティファクト] パネル
[アーティファクト] パネルを使用して、[機能要件] フォルダー、[設計] フォルダー、[テスト] フォルダー、および [テスト結果] フォルダーを表示します。これらのフォルダーには、[プロジェクト] パネルで選択されている現在のアーティファクトまでダッシュボードがトレースしたアーティファクトが含まれています。たとえば、ユニットの [設計] フォルダーには、ユニットに関連付けられているデータ ディクショナリ、モデル、サブシステム参照が表示される可能性があります。[アーティファクト] パネルでは、プロジェクト情報のデジタル スレッドを使用して、プロジェクトのアーティファクトに関する情報とアーティファクト間の関係を取得し追跡します。それぞれのフォルダーまたはアーティファクトの右にある 3 つのドットをクリックして、詳細情報を表示します。

[ダッシュボード] ツールストリップ
ツールストリップの [プロジェクト] セクションを使用してプロジェクトを開き、ダッシュボードでユニットやコンポーネントが識別される方法を指定し、ダッシュボードが使用するレイアウトを変更します。[凡例] ボタンをクリックして、ダッシュボードがトレースするアーティファクトのアイコンの一覧を表示できます。
ツールストリップの [トレーサビリティ] セクションを使用して、トレーサビリティ関係の探索およびプロジェクトのアーティファクトの問題のトラブルシューティングを行います。[トレース ビュー] をクリックして、プロジェクトのアーティファクトのトレーサビリティ情報を表示する対話型の図を開きます。[アーティファクトの問題] をクリックして、プロジェクト アーティファクトに関連した警告およびエラーをトラブルシューティングします。詳細については、Explore Traceability Information Using Trace Viewsを参照してください。
[ダッシュボードの追加] セクションを使用して、開くダッシュボードの種類を選択します。
[メトリクス] セクションには、アーティファクトをトレースするためのオプションと、メトリクス結果を収集するためのオプションが表示されます。既定では、最初にダッシュボードを選択するときに、ダッシュボードは自動的にプロジェクトのアーティファクトをトレースし、メトリクスを収集します。ただし、アーティファクトを手動でトレースする必要がある場合、メトリクス結果を手動で収集する必要がある場合、プロジェクト内のユニットやコンポーネントのそれぞれについてのメトリクス結果を収集する必要がある場合、または自動のトレースと収集の設定をオフにする必要がある場合には、[メトリクス] セクションを使用できます。
[オーバーレイ] セクションには、どのオーバーレイの種類が有効になっているかが表示されます。ダッシュボードではオーバーレイを使用して、メトリクス結果がメトリクスのしきい値に準拠しているか、メトリクスのしきい値に準拠していないか、警告を生成しているか、またはメトリクスのしきい値が指定されていないため分類されていないかを表示します。既定では、ダッシュボードは [準拠] ボタン、[非準拠] ボタン、[警告] ボタンが選択された状態で起動します。オーバーレイをオンまたはオフにするには、オーバーレイのボタンをクリックして、オーバーレイを選択または選択解除します。
[結果] セクションで [レポート] ボタンをクリックして、レポートの設定を指定し、メトリクス結果のレポートを生成します。

参考
コンポーネントとユニットとしてのモデルの指定 | モデル保守性メトリクス