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ブロックおよび信号線に、禁止されている重なりまたは交差がないかのチェック

チェック ID: mathworks.jmaab_v6.jc_0903

ガイドライン: jc_0903:ブロックや信号線などの重なり/交差の禁止

説明

ブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、信号線、信号ラベルで重なりまたは交差がないかをチェックします。

このチェックは、Simulink® モデルの以下のターゲット コンポーネントに適用されます。

  • ブロック

  • ブロック名

  • ブロック注釈

  • 注釈

  • 信号線

  • 信号ラベル

例外 1:注釈ボックスの境界線内に完全に入っているブロック。

例外 2:ソース ブロックが配置されている注釈ボックスの境界線に交差している信号線。

このチェックには Simulink Check™ ライセンスが必要です。

チェックのパラメーター化

このチェックには、JMAAB モデリング ガイドラインで指定されているサブ ID に対応するサブチェックが含まれています。モデル アドバイザー構成エディターを使用して、実行するサブ ID (1 つ以上) を指定できます。

参考として、JMAAB モデリング標準組織で使用が推奨されているガイドライン サブ ID は以下のとおりです。

  • JMAAB — a、b1/b2

入力パラメーター [信号交差のしきい値 (%)] により、しきい値が満たされた場合にチェックを失敗させる条件を設定できます。信号交差のしきい値は、チェックで違反が検出された、モデル内の信号線の合計の割合 (%) です。

結果と推奨アクション

ガイドライン サブ ID条件推奨アクション
jc_0903_a:重なっているブロック、注釈、名前、またはラベルのチェックブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、または信号ラベルが重なっているブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、および信号ラベルが重ならないようにモデルを変更します。
jc_0903_b1:他の信号線またはブロックと重なるか交差する信号線のチェック 信号線が他の信号線、ブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、または信号ラベルと重なるか交差している信号線が他の信号線、ブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、および信号ラベルと重なったり交差したりしないようにモデルを変更します。
jc_0903_b2:[ライン交差のスタイル] が [飛び越し] に設定されている場合に重なっている信号線のチェック[ライン交差のスタイル] が [飛び越し] に設定されている場合に信号線が他の信号線、ブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、または信号ラベルと重なるか交差している[ライン交差のスタイル] が [飛び越し] に設定されている場合に信号線が他の信号線、ブロック、ブロック名、ブロック注釈、注釈、および信号ラベルと重なったり交差したりしないようにモデルを変更します。

機能および制限事項

  • ブロック名またはブロック注釈が他のモデル要素と交差または重なっているかはチェックされません。

  • 注釈と重なっているブロックに対して違反はレポートされません。この場合、チェックは注釈に対してのみ違反をレポートします。

  • ライブラリにリンクされたブロックの内容を解析します。既定では、入力パラメーター [リンクに従う][オン] に設定されます。

  • マスク サブシステムの内容を解析します。既定では、入力パラメーター [マスク内を表示][グラフィカル] に設定されます。

  • ライブラリ モデルで実行されます。

  • ブロックの対象外指定が許容されます。