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参照モデルとライブラリ リンクの連携

モデル比較レポートは現在選択されているモデルにのみ適用され、参照モデルまたはリンク ライブラリへの変更は含みません。比較レポートには、比較のために選択されたファイル内の変更だけが表示されます。

ヒント

そうではなく階層全体を確認する場合は、プロジェクトを使用してみてください。ここでは変更されたファイルとプロジェクト全体の依存関係を確認でき、選択されたリビジョンと比較できます。プロジェクト管理を参照してください。

同じ名前をもつ参照モデルを含むモデルを比較している場合、MATLAB® パスが結果に影響することがあります。たとえば、これが発生するのは、現在のバージョンのモデルと以前のベースラインのモデル比較レポートを生成する場合です。レポートを生成する前に、参照モデルが MATLAB パス上にないことを確認してください。

結果が変わる可能性があるのは、最上位モデルと子モデルの間のインターフェイスに関する、最上位モデルの Simulink® レコード情報のためです。このインターフェイス情報が最上位モデルにあることで、子モデルを読み込まなくてもインクリメンタルな読み込みと診断チェックが可能となります。

モデルを読み込む場合 (たとえば、比較のため)、子モデルが見つかる場合は Simulink は参照モデルのインターフェイス情報を更新します。子モデルがパス上にある場合、Simulink は子モデルを見つけることができます。同じ名前の別のモデルがより上位のパスにある場合、Simulink は比較する前に、その別のモデルのインターフェイス情報を更新します。これにより、モデル参照ブロックのインターフェイス変更のエントリが比較レポートに作成されます。レポートを生成する前に、参照モデルがパス上にないことを確認して、これらのインターフェイスの変更が結果に残らないようにします。両方のモデル バージョンがパスにない場合、最上位モデルのインターフェイスの情報は比較プロセス中に更新されません。代わりにキャッシュされた情報が使用され、結果として比較レポートは正しいものとなります。

ライブラリ リンクを使用すると、Simulink は比較時にキャッシュされたインターフェイス情報を更新しないため、レポートにはライブラリ インターフェイスが正しく取得されます。参照モデルとライブラリ リンクの両方を使用した場合にも、Simulink は、モデルの表示時に情報を更新します。元のモデル内のレポート項目を表示する際に、Simulink が、より上位のパスにある別のモデルまたはライブラリを見つけるケースに遭遇することがあります。最も明確な結果が得られるよう、モデルおよび関連付けられているライブラリを一時的にパスから削除するようにしてください。パスからファイルを削除することで、元のファイルを表示するときに関連付けられていないライブラリ リンクと参照モデルが表示されますが、これらのインターフェイスは修正され、比較レポートに正常に一致します。