ビューマークは、モデルの部分のブックマークです。ビューマークを使用してモデルのグラフィカル ビューをキャプチャし、そのビューに直接移動できます。モデルの階層構造で特定のレベルに対し、ビューマークをキャプチャできます。また、移動およびズームして、特定の関心部分をキャプチャすることもできます。
ビューマークを使用して実行できる操作例を次に示します。
複数の Simulink® エディター タブまたはウィンドウを開くことなく複雑なモデルの特定の場所に移動する。
モデルの設計をレビューする。
モデルの複数のバージョンを視覚的に比較する。
モデル内にビューマークを保存してモデルのビューを共有する。
ビューマークはビューマーク ギャラリーで管理します。既定では、ビューマークはコンピューターにローカルに保存されます。モデルにビューマークを含めて共有する場合は、モデルへのビューマークの保存を参照してください。以下の図は、ビューマーク ギャラリーを示しています。
ビューマークでキャプチャする必要のあるモデルの部分に移動します。
キャプチャする必要のあるシステムの部分に移動してズームします。
Simulink エディター ウィンドウのサイズを変更し、キャプチャするモデルの部分をフレームで囲みます。
パレットで、[このビューのビューマークを作成] ボタン をクリックします。
ビューマークが一時的に表示されて、ビューマーク ギャラリーの一部になります。
ビューマーク ギャラリーには 2 つのタブがあります。[個人用] タブには、モデルで作成し、コンピューターにローカルに保存されているビューマークが示されます。[モデル] タブには、Simulink モデル ファイルに保存されているビューマークが示されます。
Simulink エディター パレットで、[ビューマーク] ボタン をクリックします。
使用するビューマークを含むタブ ([個人用] または [モデル]) を選択し、ビューマークをクリックします。
Simulink エディターでモデルが開き、必要に応じて、ビューマークでキャプチャされたモデルの部分が表示されます。
ビューマーク ギャラリーで、ビューマークの名前を変更したり、ビューマークの説明を追加または編集したり、ビューマークを削除することができます。ビューマーク ギャラリーを使用して、ビューマークをモデルに保存することもできます。ビューマークは、SLX 形式で保存されたモデルでのみ管理できます。MDL 形式で保存されたモデルでは、[管理] ボタンがグレー表示になります。
ビューマークの名前を変更するには、名前をクリックして編集します。
説明を追加するには、ビューマークの [説明] ボタン をクリックし、説明を入力します。
ビューマークを削除するには、ビューマークの [削除] ボタン をクリックします。モデルのすべてのビューマークを削除するには、モデル名の上にカーソルを合わせて [削除] をクリックします。
生成したビューマーク名は置き換えることができます。
カーソルをビューマーク名のエディット ボックスに置きます。
新しい名前を入力します。
ビューマークの説明を追加することもできます。たとえば、ビューマークのモデル部分の説明や、レビュー コメントを追加することができます。
ビューマークの上にカーソルを合わせます。
[説明] ボタン をクリックします。
[説明] エディット ボックスに説明を入力します。
Simulink エディター パレットで、[ビューマーク] ボタン をクリックします。
ビューマーク ギャラリーで、[管理] をクリックします。
モデルにコピーするビューマークのチェック ボックスをオンにします。
[ビューマークをモデルに追加] ボタン をクリックします。
これらのビューマークがモデルの一部となり、モデルに保存されます。
ビューマークはモデルの部分の静的ビューです。現在読み込まれているモデルについて、ビューマークを更新して現在のモデルを反映できます。ビューマーク ギャラリーを開いて、ビューマークの [更新] ボタン をクリックします。
ビューマークに表示されているサブシステムが削除されている場合、ビューマークは選択不可の状態になります。