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モデルのシミュレーション用ソルバーを Simulink® で選択する場合は、自動ソルバーを使用します。自動ソルバーは適切なソルバーを選択し、シミュレーションの最大ステップ サイズを設定します。
新しいモデルの場合、Simulink は自動ソルバーを選択し、既定でタイプを可変ステップに設定します。既存のモデルの場合は、ソルバーの選択に自動ソルバーを使用できます。
vdp
を開いて、右下隅にあるソルバー リンクをクリックします。
[ソルバー情報] ペインで、[ソルバー設定の表示] ボタン をクリックしてモデル コンフィギュレーション パラメーターの [ソルバー] ペインを開きます。
[ソルバーの選択] で [タイプ] を固定ステップまたは可変ステップのいずれかに設定し、[ソルバー] を [自動]
に設定します。
モデルをシミュレートすると、自動ソルバーは基本設定に従い固定ステップ ソルバーまたは可変ステップ ソルバーを選択し、推奨する最大ステップ サイズを計算します。結果を参照するため [ソルバー情報] ペインを開きます。
[提案された設定を受け入れる] ボタン をクリックし、自動ソルバーの推奨を適用します。別の設定を選択するには、[ソルバー設定の表示] ボタンをクリックし、コンフィギュレーション パラメーターの [ソルバー] ペインで変更します。
次のチャートは、自動ソルバーの選択プロセスを示しています。
Simscape™ Electrical™ モデルの場合は、自動ソルバーで ode23tb
が選択されます。これらのシステムには、非線形モデル、特にサーキット ブレーカーやパワー エレクトロニクスを含む回路が含まれる場合があります。このような非線形モデルには、スティッフなソルバーが必要です。
モデル内の連続状態の数が NumStatesForStiffnessChecking
の値を超えると、自動ソルバーは ode15s
を使用します。モデルのスティッフ性は計算しません。このパラメーターの既定値は 1000 です。この値は set_param
を使用して変更できます。
モデル内の連続状態の数が NumStatesForStiffnessChecking
の値を下回ると、自動ソルバーはモデルのスティッフ性を計算します。スティッフ性が StiffnessThreshold
値を超える場合、そのモデルはスティッフです。このパラメーターの既定値は 1000 です。この値は set_param
を使用して変更できます。