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メモと注釈を使用したモデルの説明

他のユーザーにわかりやすくするために、メモと注釈を使用してモデルを説明することができます。テキストを入力するか、Web サイトのコンテンツを表示するか、親システムからメモの内容を継承して、モデルの階層構造内の任意のシステムにメモを追加できます。システムごとに、メモを表示しないことを選択することもできます。

注釈は、モデルにメモやコールアウトを追加するために使用できる視覚的要素です。クリックするとアクションを実行するような注釈を追加することもできます。

テキスト注釈には、次のものを任意に組み合わせて含むことができます。

  • テキスト

  • イメージ

  • LaTeX コマンドおよび MathML コマンドを使用した方程式

  • Web サイトを開くか、MATLAB® 関数を実行するハイパーリンク

イメージの注釈を作成することもできます。

メモの作成、編集、読み取り

Simulink® ツールストリップの [モデル化] タブで [メモ] をクリックします。[メモ] ペインが開きます。階層内を移動しているときに、各システムのメモが表示されます。モデルにメモがない場合、ペインには開始するための手順が記載されています。

メモを追加するには、次のようにします。

  1. [メモ] ペインで、[メモ ファイルを作成する] をクリックします。

    メモは、拡張子が .mldatx のファイルに保存されます。モデルにメモを含める場合は、最初にメモ ファイルを作成します。ファイルを作成した後、追加したメモが自動的に保存されます。

    .mldatx ファイルはモデルとは別に保存されます。モデルを別のフォルダーに移動すると、.mldatx ファイルは移動せず、ファイルが MATLAB パス上にある場合、関連付けが残ります。

  2. メモ ファイルの名前を入力するか、既定の名前を使用して、[保存] をクリックします。

    異なる役割をもつユーザーに対してなど、複数のメモ ファイルに同じモデルを関連付けることができます。モデルを使用しているユーザーは、メモ ファイルを選択できます。メモ ファイルには、メモ ファイルとモデルが一致していることを確認するためにモデル名とバージョン情報が含まれています。

  3. [メモ] ペインが編集モードになります。メモは次の方法で追加できます。

    • テキスト エディターでテキストを編集する。

    • メニューから [URL をメモに使用する] を選択して、現在のシステムのメモとして使用する内容を含む URL を入力する。

    • モデル内の別のシステムに移動し、メニューを使用してテキストを入力するか、URL を使用するか、または親メモを表示するかを選択する。

    • [メモなし] を選択する。

  4. 追加および編集が完了したら、[メモの読み取り] ボタン をクリックしてメモを読み取りモードにします。

[メモの読み取り] ボタンまたは [メモの編集] ボタン を使用して、読み取りモードと編集モードを切り替えます。[メモの編集] をクリックすると、編集機能が有効になります。[メモの読み取り] をクリックすると、編集機能は使用できなくなり、メモは読み取り専用形式で表示されます。モデル内を移動しているときに、[メモ] ペインが現在のシステムの内容で更新されます。

テキスト注釈の作成

テキスト注釈を追加するには、次のいずれかを行います。

  • 注釈を作成するキャンバスをダブルクリックし、メニューから [注釈の作成] を選択します。

  • Simulink エディター パレット上の注釈ボックス をクリックしてから、キャンバスをクリックします。

  • Simulink エディター パレット上の注釈ボックス をキャンバスにドラッグします。

  • 別のアプリケーションからキャンバスにテキストをドラッグします。

  • クリップボードからテキストを貼り付けます。キャンバスを右クリックして [貼り付け] を選択します。

テキスト注釈を編集するときに、次のことができます。

  • 書式設定の変更をテキストに適用するか、書式設定ツール バーを使用して、イメージ、表、または方程式を挿入できます。

  • 注釈を右クリックしてコンテキスト メニューから [段落] を選択して、追加の書式設定を適用します。たとえば、箇条書きリストや番号付きリストをこのメニューで追加できます。

  • コンテキスト メニューを使用して、ハイパーリンクを追加できます。ハイパーリンクを使用してウェブサイトを開いたり、MATLAB コマンドを使用して注釈を対話型にしたりできます。

  • プロパティ インスペクターでプロパティを適用できます。プロパティ インスペクターを表示するには、[モデル化] タブの [設計] で、[プロパティ インスペクター] をクリックします。

注釈への方程式の追加

注釈書式設定ツール バーの [式の挿入] ボタンをクリックして、注釈に方程式を追加できます。

[式の編集] ダイアログ ボックスで、LaTeX コードまたは MathML コードを入力して、方程式を生成します。LaTeX コマンドについては、LaTeX 式の挿入を参照してください。

方程式のコードを編集するには、注釈内の方程式をダブルクリックします。注釈内の方程式は、書式設定ツール バーを使用して書式設定できます。フォントの色、蛍光ペンの色、フォント サイズ、注釈内における方程式の位置を変更できます。

注釈のテキストに TeX 形式のコマンドを直接入力して、数学記号、その他の記号、およびギリシャ文字を含めることができます。

  1. サポートされている TeX コマンドを注釈に追加します。たとえば、以下のテキストを追加します。

    \sigma \kappa \mu
    
  2. 注釈を選択した状態、またはテキスト カーソルが注釈内にある状態で、プロパティ インスペクターの [外観] から [TeX コマンドを有効にする] を選択します。

    注釈の外をクリックすると、TeX コマンドが注釈内で記号として表示されます。

この表は、Simulink 注釈でサポートされている TeX 文字を示しています。

サポートされる TeX 文字

alpha

beta

gamma

delta

epsilon

zeta

eta

theta

vartheta

iota

kappa

lambda

mu

nu

xi

pi

rho

sigma

varsigma

tau

upsilon

phi

chi

psi

omega

Gamma

Delta

Theta

Lambda

Xi

Pi

Sigma

Upsilon

Phi

Psi

Omega

forall

exists

ast

cong

sim

leq

infty

clubsuit

diamondsuit

heartsuit

spadesuit

leftarrow

uparrow

rightarrow

downarrow

circ

pm

geq

propto

partial

bullet

div

neq

equiv

approx

aleph

Im

Re

otimes

oplus

oslash

cap

cup

supseteq

supset

subseteq

subset

int

in

o

copyright

0

ldots

varpi

times

cdot

vee

wedge

perp

mid

Leftarrow

Rightarrow

Uparrow

Downarrow

prime

nabla

surd

angle

neg

lceil

rceil

lfloor

rfloor

langle

rangle

イメージ注釈の作成

テキストから独立してイメージのサイズを変更または移動する場合、イメージ注釈を作成します。たとえば、会社のロゴのサイズと位置をモデル内の特定の場所に指定できます。イメージを含む注釈を追加するには、ローカル ファイル システムから Simulink エディターのキャンバスにイメージをドラッグします。

ヒント

新しいモデルすべてにロゴなどのイメージを含めるには、そのイメージを既定のテンプレートに追加します。モデルからのテンプレートの作成を参照してください。

または、[イメージ] ボックス をパレットからキャンバスにドラッグできます。その後、次のいずれかを実行できます。

  • イメージ ボックスをダブルクリックして、イメージを参照します。

  • クリップボードからイメージをペーストします。イメージ ボックスで右クリックし、[イメージの貼り付け] を選択します。

ヒント

イメージのサイズを変更する場合、元のサイズにリセットできます。イメージを右クリックして、[書式設定][サイズの復元] を選択します。

注釈のサイズ変更

入力した内容に合わせて、注釈のサイズが変更されます。コーナーをドラッグしてサイズを変更することもできます。縦横比を保ったままサイズを変更するには、Shift キーを押しながらドラッグします。

注釈のサイズを変更した後は、内容のサイズにかかわらず、再びサイズ変更するまでそのサイズが維持されます。注釈の高さまたは幅を元に戻すには、プロパティ インスペクターの [外観] で、[固定の高さ] または [固定幅] チェック ボックスをオフにします。

ブロックと領域への注釈の関連付け

モデル内で注釈とブロックまたは領域との間にラインを追加できます。これらの注釈コネクタは両端で動的に関連付けられるため、接続を維持するために必要に応じて移動およびサイズ変更されます。

  1. 注釈のアウトライン上で、ラインを開始する位置にカーソルを置きます。

  2. カーソルが十字形の場合、ラインを終了するブロックまたは領域までラインをドラッグします。

ヒント

注釈コネクタの色または幅を指定するには、コネクタを右クリックし、[書式設定] メニューを使用します。

注釈の非表示

既定では、すべての注釈はモデルに表示されます。注釈を非表示にするには、まず、マークアップに変換して非表示に設定します。次に、[書式設定] タブで、[マークアップを表示] をクリックします。

注釈を非表示または表示に設定できます。

  1. 注釈を右クリックします。

  2. コンテキスト メニューで、[マークアップに変換] を選択します。

設定した背景色に関係なく、マークアップ注釈は薄い青の背景で表示されます。マークアップ注釈を通常の注釈に変更すると、注釈は設定していた背景色に戻ります。

マークアップ注釈を通常の注釈 (非表示できない注釈) に変更するには、注釈を右クリックして [注釈に変換] を選択します。

すべてのマークアップ注釈を非表示にするには、[書式設定] タブで、[マークアップを表示] を無効にします。

非表示のマークアップ注釈を表示するには、[書式設定] タブで、[マークアップを表示] を有効にします。

メモ

モデル参照階層では、[マークアップを表示] および [マークアップを非表示] は、現在のモデル参照レベルにのみ適用されます。

注釈の対話型への変更

注釈を対話型にするには、テキスト注釈内の任意の内容にハイパーリンクを適用します。

  1. 注釈において、対話型にする内容を選択します。

  2. 右クリックして、コンテキスト メニューから [ハイパーリンク] を選択します。

  3. [ハイパーリンク] ダイアログ ボックスで、次のいずれかを行います。

    • [URL アドレス] を選択し、[コード] ボックスにウェブ アドレスを入力します。

    • [MATLAB コード] を選択し、[コード] ボックスに MATLAB 関数を入力します。

  4. [OK] をクリックします。

または、以下のコールバック関数をテキスト注釈またはイメージ注釈と関連付けることができます。

注釈コールバック関数説明
クリック関数

クリック関数は、注釈がクリックされたときに Simulink が実行する MATLAB 関数です。

注釈にクリック関数を関連付けるには、次のようにします。

  1. [注釈プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。注釈を右クリックして [プロパティ] を選択します。

  2. [ClickFcn] タブで、次のいずれかのオプションを使用します。

    • [ClickFcn] の下のテキスト ボックスにクリック関数を定義する MATLAB コードを入力します。

    • 注釈テキストをクリック関数として使用します。[注釈テキストをクリック コールバックとして使用] チェック ボックスをオンにします。

  3. [OK] をクリックします。

クリック関数に関連付けられた注釈のテキストは青字で表示されます。

クリック関数に注釈を関連付ける場合、クリックによって注釈は選択されず、関数が呼び出されます。選択するには、注釈の周りに選択ボックスをドラッグします。編集するには右クリックして [テキストの編集] または [プロパティ] を選択します。

読み込み関数

読み込み関数は、関連付けられた注釈を含むモデルを読み込むときに、Simulink で呼び出される MATLAB 関数です。

読み込み関数を注釈と関連付けるには、Simulink.Annotation オブジェクトの LoadFcn プロパティをプログラムによって目的の関数に設定します。

削除関数

削除関数は、注釈を削除する前に Simulink で呼び出される MATLAB 関数です。

削除関数を注釈と関連付けるには、プログラムで Simulink.Annotation オブジェクトの DeleteFcn プロパティをプログラムによって目的の関数に設定します。

参考

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