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固定小数点ツールのパラメーターとダイアログ ボックス

固定小数点ツールには、以下のコンポーネントが含まれます。

  • [メイン] ツール バー

  • [モデルの階層構造] ペイン

  • [コンテンツ] ペイン

  • [ダイアログ] ペイン

メイン ツール バー

固定小数点ツールのメイン ツール バーは、固定小数点ツールのメニュー下の固定小数点ツール ウィンドウの最上部の近くに表示されます。

このツール バーには、固定小数点ツールの通常使用するコマンドを実行するための以下のボタンがあります。

ボタン使用方法

固定小数点アドバイザーを開いて、固定小数点に変換するモデルを準備する

モデルをシミュレーションして、実行結果を保存する

シミュレーションを一時停止する

シミュレーションを停止する

モデルを解析し、派生した最小値と最大値の結果を保存する

データ型を推定する。指定された語長の小数部の長さを推定、または指定された小数部の長さに対する語長を推定する

受け入れたデータ型を適用する

選択した実行を比較する

選択した信号の差分プロットを作成する

選択した信号をプロットする

選択した信号のヒストグラム プロットを作成する

ツール バーには [表示] オプションもあります。

[表示] オプションでは [コンテンツ] ペインに表示する結果の種類を指定できます。[コンテンツ] ペインは、システムのシミュレーション後、または小数部の長さを推奨した後にのみ、情報を表示します。使用されているフィルター オプションを満たす結果がなければ、何も表示されません。

表示オプション結果

すべての結果

選択されたツリー ノードのすべての結果を表示します。

[信号のログ]

選択されたツリー ノードで、出力端子が信号データのログを作成したブロックが表示されます。固定小数点ツールはこれらのブロックにログ信号のアイコン を付けます。

メモ

シミュレーション データ インスペクターを使用して、信号のログ データに関連付けられているシミュレーション結果をプロットできます。

最小/最大値

選択されたツリー ノードで、設計の最小/最大、シミュレーションの最小/最大、およびオーバーフロー データを記録するブロックを表示します。

必要条件: [固定小数点の計測機能モード]強制オフ に設定されていないこと。

オーバーフロー

選択されたツリー ノードで、ゼロでないオーバーフローが記録されたブロックを表示します。[整数オーバーフローで飽和] が選択されているブロックでは、オーバーフロー情報は [飽和] 列に表示されます。それ以外の場合は、[OverflowWraps] 列に表示されます。

推定されたデータ型と競合

選択されたツリー ノードについて、潜在的なデータの型指定またはスケーリングの問題のある結果が表示されます。

必要条件: この情報はデータ型が推定された後に表示されます。

固定小数点ツールは、図に見られるように、これらの結果を黄色や赤のアイコンで示します。

推奨されたデータ型は、このオブジェクトで問題を引き起こす可能性があります。[結果の詳細] タブを開いてこれらの問題を確認してください。

推定されたデータ型をこのオブジェクトに適用すると、データ型エラーが生じる可能性があります。[結果の詳細] タブを開いて、これらの問題の解決方法を参照してください。

同じデータ型を共有する必要のあるグループ

選択されたツリー ノードで、データ型の伝播規則に従って同じデータ型を共有する必要のあるブロックが表示されます。

必要条件: この情報は小数部の長さが推定されてから表示されます。

固定小数点ツールは、同じデータ型を共有する必要のあるブロックに識別タグを付けます。この識別タグは [DTGroup] 列に次のように表示されます。

  • 選択されたツリー ノードがモデル ルートの場合

    モデルのすべての結果が表示されます。[DTGroup] 列は、既定の設定で並べ替え表示され、見やすいようにグループ化されています。

  • 選択されたツリー ノードがサブシステムの場合

    識別タグには、各グループの結果の合計数を示すサフィックスが付きます。たとえば、G2(2) はグループ G2 が 2 メンバーを含むことを意味します。この情報から、選択されたサブシステムに所属するグループのメンバー数とサブシステム間で同じデータ型を共有しているのはどのグループかを知ることができます。

[モデルの階層構造] ペイン

[モデルの階層構造] ペインは、Simulink® モデルの階層のツリー構造を表示します。このペインの最初のノードは、Simulink モデルを表します。ルート ノードを展開すると、サブノードが表示されます。サブノードでは、モデルのサブシステム、MATLAB Function ブロック、Stateflow® チャート、参照されるモデルが表示されます。

[モデルの階層構造] ペインで選択されるオブジェクトを構成する要素は、固定小数点ツールの [コンテンツ] ペインに表示されます。選択されたオブジェクトのデータ型オーバーライド、および固定小数点の計測機能モードを指定するには、[ダイアログ] ペインでパラメーターを指定します。またオブジェクトを右クリックして、オブジェクトのデータ型オーバーライドおよび固定小数点の計測機能モードを指定できます。これらのパラメーターの値は、[モデルの階層構造] ペインで、オブジェクト名の隣に次の省略形で表示されます。

省略形パラメーター値

固定小数点の計測機能モード

    mmoMinimums, maximums and overflows
    oOverflows only
    foForce off

データ型オーバーライド

    sclScaled double
    dblDouble
    sglSingle
    offOff

[コンテンツ] ペイン

[コンテンツ] ペインは、オブジェクトの一覧表を表示します。このオブジェクトは、[モデルの階層構造] ペインで選択されるシステムまたはサブシステムの固定小数点データを記録します。この表の行は、ブロック、ブロック パラメーター、Stateflow データなど、モデル オブジェクトに相当します。表の列は、これらのオブジェクトの属性に相当します。属性とは、データ型、最小値と最大値の設定、シミュレーションの最小値と最大値などです。

[コンテンツ] ペインは、システムのシミュレーション後、モデルを解析して最小値と最大値を得た後、または小数部の長さを推奨した後にのみ、情報を表示します。

このペインに固定小数点ツールでどの列を表示させるかを指定できます。詳細については、[コンテンツ] ペイン ビューのカスタマイズを参照してください。

列ラベル説明

Accept

固定小数点ツールのデータ型の指定を選択的に受け取ることができるチェック ボックス。

CompiledDesignMax

DesignMax のコンパイル時の情報。

CompiledDesignMin

DesignMin のコンパイル時の情報。

CompiledDT

コンパイル時のデータ型。このデータ型は sfix 形式で信号線に表示されます。固定小数点データ型とスケーリングの表記法 (Fixed-Point Designer)を参照してください。

DerivedMax

この信号に対してブロック用に指定した設計範囲から固定小数点ツールが導出した最大値。

DerivedMin

この信号に対してブロック用に指定した設計範囲から固定小数点ツールが導出した最小値。

DesignMax

パラメーターのダイアログ ボックス内でブロックが指定する最大値。たとえば、その [出力の最大値] パラメーターの値。

DesignMin

パラメーターのダイアログ ボックス内でブロックが指定する最小値。たとえば、その [出力の最小値] パラメーターの値。

DivByZero

シミュレーション中に生じるゼロ除算の回数。

DTGroup

データ型を共有するオブジェクトに関連する識別タグ。

InitValueMax

信号またはパラメーターの最大初期値。モデル オブジェクトの中には、信号の初期値を指定するためのパラメーターが用意されているものがあります。たとえば、Constant ブロックにはブロックの出力信号を初期化するための [定数値] が含まれています。

メモ

固定小数点ツールはデータ型を推定するときにこのパラメーターを使用します。

InitValueMin

信号またはパラメーターの最小初期値。モデル オブジェクトの中には、信号の初期値を指定するためのパラメーターが用意されているものがあります。たとえば、Constant ブロックにはブロックの出力信号を初期化するための [定数値] が含まれています。

メモ

固定小数点ツールはデータ型を推定するときにこのパラメーターを使用します。

LogSignal

オブジェクトに対する信号ログの有効または無効を可能にするチェック ボックス

ModelRequiredMin

シミュレーション中に使用されるパラメーターの最小値。たとえば、n-D Lookup Table ブロックはルックアップ処理を行って出力を生成するときにパラメーターとして [ブレークポイント]テーブル データ を使用します。この例では、1 つを超えるパラメーターが使用されるので、固定小数点ツールは [ModelRequiredMin] をこれらのパラメーターの最大値の中の最小値に設定します。

メモ

固定小数点ツールはデータ型を推定するときにこのパラメーターを使用します。

ModelRequiredMax

シミュレーション中に使用されるパラメーターの最大値。たとえば、n-D Lookup Table ブロックはルックアップ処理を行って出力を生成するときにパラメーターとして [ブレークポイント]テーブル データ を使用します。この例では、1 つを超えるパラメーターが使用されるので、固定小数点ツールは [ModelRequiredMax] をこれらのパラメーターの最小値の中の最小値に設定します。

メモ

固定小数点ツールはデータ型を推定するときにこのパラメーターを使用します。

Name

ブロックのパスと名前を識別します。

OverflowWraps

シミュレーション中にラップするオーバーフロー数。

ProposedDT

固定小数点ツールが指定するデータ型。

ProposedMax

固定小数点ツールが指定するデータ型の結果として生じる最大値。

ProposedMin

固定小数点ツールが指定するデータ型での結果の最小値。

Run

これらの結果の実行名を示します。

Saturations

シミュレーション中に飽和するオーバーフローの数。

SimDT

シミュレーション中にブロックが使用するデータ型。このデータ型は sfix 形式で信号線に表示されます。固定小数点データ型とスケーリングの表記法 (Fixed-Point Designer)を参照してください。

SimMax

シミュレーション中に生じる最大値。

SimMin

シミュレーション中に生じる最小値。

SpecifiedDT

パラメーターのダイアログ ボックス内でブロックが指定するデータ型。たとえば、[出力データ型] パラメーターの値。

[コンテンツ] ペイン ビューのカスタマイズ

[コンテンツ] ペインは次の方法でカスタマイズできます。

列ビューの使用

固定小数点ツールでは、次の標準の列ビューが利用できます。

ビュー名用意されている列いつ固定小数点ツールによってこのビューが表示されるか
シミュレーション ビュー (既定の設定)NameRunCompiledDTSpecifiedDTSimMinSimMaxDesignMinDesignMaxOverflowWrapsSaturations最小値と最大値をシミュレーションした後に表示されます。
自動データ入力ビューNameRunCompiledDTCompiledDesignMaxCompiledDesignMinAcceptProposedDTSpecifiedDTDesignMinDesignMaxDerivedMinDerivedMaxSimMinSimMaxOverflowWrapsSaturationsProposedMinProposedMax推奨スケーリングがシミュレーション、派生、および設計の最小値と最大値に基づいている場合は、データ型を推奨した後に表示されます。
シミュレーション最小/最大ビューによる自動データ入力NameRunCompiledDTAcceptProposedDTSpecifiedDTSimMinSimMaxDesignMinDesignMaxOverflowWrapsSaturationsProposedMinProposedMax推奨スケーリングがシミュレーションと設計の最小値と最大値に基づいている場合は、データ型を推奨した後に表示されます。
派生最小/最大ビューでの自動データ入力NameRunCompiledDesignMaxCompiledDesignMinAcceptProposedDTSpecifiedDTDerivedMinDerivedMaxProposedMinProposedMax推奨スケーリングが設計の最小値/最大値および/または派生した最小値/最大値に基づいている場合は、データ型を推奨した後に表示されます。
データ コレクション ビューNameRunCompiledDTSpecifiedDTDerivedMinDerivedMaxSimMinSimMaxOverflowWrapsSaturations 結果がシミュレーションの最小値/最大値、派生による最小値/最大値、および設計の最小値/最大値をもつ場合は、最小値と最大値をシミュレーションまたは派生により得た後に表示されます。
派生した最小/最大ビューNameRunCompiledDesignMaxCompiledDesignMinDerivedMinDerivedMax最小値と最大値を派生した後に表示されます。

[詳細を表示] を選択すると、次の操作が可能です。

  • 標準の列ビューのカスタマイズ

  • ユーザー独自の列ビューの作成

  • 列ビューを MAT ファイルに保存してインポートおよびエクスポートを行うと、ユーザー間で共有できます。

  • 出荷時の設定へのビューのリセット

    Simulink を新規リリースにアップグレードした結果、固定小数点ツールの列ビューがこのドキュメンテーションで説明されているビューと一致しなくなった場合、お使いのビューが出荷時の設定にリセットされます。すべてのビューをリセットすると、これまでに作成したカスタム ビューがモデル エクスプローラーによってすべて削除されます。ビューを出荷時の設定にリセットする前に、将来使用するビューはエクスポートしておいてください。

[固定小数点ツール] のメニューから [表示][列ビューをロック] を選択すると、固定小数点ツールによるコンテンツ ペインの列ビューの自動変更を回避できます。ビュー制御の詳細は、モデル エクスプローラーのビューのカスタマイズを参照してください。

列の順序と幅の変更

[コンテンツ] ペインに表示される列の順序と幅は、以下のように変更できます。

  • 列を移動するには、列の先頭をクリックして、列ヘッダー内の新しい位置までドラッグします。

  • 列の幅を広げたり、狭くするには、列ヘッダーの右端をクリックしてドラッグします。列ヘッダーの右端をダブルクリックすると、列の幅はそのコンテンツに合うように変わります。

列で並べ替え

既定の設定では、[コンテンツ] ペインは、[Name] 列の昇順でコンテンツを表示します。[コンテンツ] ペインが表示する行の順序は、以下のようにして変更できます。

  • 他の列について昇順ですべての行を並べ替えるには、列の先頭をクリックします。

  • 順序を昇順から降順に変更するには、列の先頭を再びクリックします。

[ダイアログ] ペイン

[ダイアログ] ペインを使用して、設計対象のシステムに関連付けられているプロパティを表示および変更します。

[ダイアログ] ペインには、以下のコンポーネントが含まれています。

コンポーネント説明
設計対象のシステム変換する設計対象システムを表示します。[変更] をクリックして選択したシステムを変更できます。
固定小数点の準備[固定小数点アドバイザー] ボタンが含まれています。このボタンを使用して、固定小数点アドバイザーを開くと、固定小数点への変換のために浮動小数点モデルを準備するタスクを案内します。詳細については、固定小数点アドバイザーを参照してください。
モデル設定の構成ボタンをクリックすることで、実行名やデータ型オーバーライド設定などの実行パラメーターを設定する既定の構成が含まれています。詳細については、モデル設定の構成を参照してください。
範囲の収集モデルに使用するシミュレーションまたは派生した最小/最大データを収集するためのコントロールが含まれています。
自動データ型指定データ型の指定を推奨し、オプションで受け入れるコントロールが含まれています。
[結果の詳細] タブこのタブを使用すると、[コンテンツ] ペインで選択したオブジェクトに関するデータ型情報が表示されます。

ヒント

固定小数点ツールの [表示] メニューから、[ダイアログ] ペインのレイアウトをカスタマイズできます。選択肢は次のとおりです。

  • [固定小数点の準備の表示] を選択すると、[固定小数点アドバイザー] ボタンが表示/非表示されます。既定の設定では、固定小数点ツールにはこのボタンが表示されます。

  • [ダイアログ ビューを表示] を選択すると、[ダイアログ] ペインが表示/非表示されます。既定の設定では、固定小数点ツールにはこのペインが表示されます。

  • [選択したシステムの設定] を選択すると、[選択したシステムの設定] ペインが表示/非表示されます。既定の設定では、固定小数点ツールにはこのペインが表示されます。

固定小数点アドバイザー

固定小数点アドバイザーを開くと、固定小数点への変換のために浮動小数点モデルを準備するタスクが示されます。モデルに固定小数点データ型をサポートしないブロックが含まれている場合は、固定小数点アドバイザーを使用します。

モデル設定の構成

構成を使用して、シミュレーションの前にモデル全体のデータ型オーバーライドおよび計測の設定を行います。固定小数点ツールには次の機能があります。

  • よく使用される出荷時の既定の構成

  • カスタム構成を追加および編集する機能

メモ

出荷時の既定の構成はモデル全体に適用されます。これらのショートカットをサブシステムの構成に使用することはできません。

出荷時の既定の設定

出荷時の既定の構成説明
double へのオーバーライドを使用する範囲の収集

この構成を使用して、モデルの理想的な数値動作を観察して、データ型の推奨のために範囲を収集します。

この構成では、次のように設定します。

  • [実行名]DoubleOverride に設定します。

  • [固定小数点の計測機能モード][最小値、最大値およびオーバー フロー] に設定します。

  • [データ型オーバーライド]double に設定します。

  • [データ型オーバーライドを次に適用][すべての数値型] に設定します。

既定では、この構成のボタンは [モデル設定の構成] ペインに表示されます。

データ型を指定した範囲の収集

この構成を使用して、実際のモデルの範囲を収集して、現在の動作を検証します。

この構成では、次のように設定します。

  • [実行名]NoOverride に設定します。

  • [固定小数点の計測機能モード][最小値、最大値およびオーバー フロー] に設定します。

  • [データ型オーバーライド][ローカル設定を利用] に設定します。

既定では、このショートカットのボタンは [モデル設定の構成] ペインに表示されます。

オーバーライドの解除と範囲の収集の無効化

固定小数点の変換後、この構成を使用して設定をクリーンアップして、シミュレーション速度を最大に戻します。

この構成では、次のように設定します。

  • [固定小数点の計測機能モード][オフ] に設定します。

  • [データ型オーバーライド][ローカル設定を利用] に設定します。

既定では、このショートカットのボタンは [モデル設定の構成] ペインに表示されます。

詳細設定

[詳細設定] を使用して、新しい構成を追加したり、既存のユーザー定義の構成を編集します。

実行名

実行名を指定します。

既定の構成を使用して実行を設定する場合は、固定小数点ツールはこの構成に関連付けられた実行名を使用します。実行名をオーバーライドするには、新しい名前をこのフィールドに入力します。

ヒント

  • 複数の実行のデータを保存するには、実行ごとに異なる実行名が与えられます。同じ実行名のシミュレーションを 2 つ実行すると、[複数のシミュレーションの結果を統合] を選択しない限り、元の実行結果が上書きされます。

  • 実行名は [コンテンツ] ペインの [実行] 列で編集できます。

詳細については、実行管理 (Fixed-Point Designer)を参照してください。

シミュレーション

モデルをシミュレーションして、結果を保存します。

アクション

モデルをシミュレートして、[実行名] で指定した実行名を付けて結果を保存します。固定小数点ツールでは、[コンテンツ] ペインの [実行] 列に実行名が表示されます。

複数のシミュレーションによる計測の結果のマージ

シミュレーションの結果を保存する方法を指定します。

設定

既定の設定: オフ

オン

新しいシミュレーション結果の最小値と最大値を、実行名パラメーターで指定した実行内の既存のシミュレーション結果とマージします。複数のテスト ベンチから完全な範囲情報を収集できるようになります。信号のログ結果とのマージは行いません。

オフ

新しいシミュレーション結果を表示する前に、実行名パラメーターで指定した実行から既存のシミュレーション結果をすべて消去します。

コマンド ラインを使用する場合

パラメーター: 'MinMaxOverflowArchiveMode'
タイプ: 文字列
値: 'Overwrite' | 'Merge'
既定の設定: 'Overwrite'

ヒント

複数のシミュレーションにわたってキャプチャされたシミュレーション最小値と最大値のログを作成するには、このパラメーターを選択します。詳細については、マージされたシミュレーション範囲に対するデータ型の推奨 (Fixed-Point Designer)を参照してください。

選択したシステムの範囲の導出

選択したシステムの信号の最小値と最大値を導出します。

固定小数点ツールは選択したシステムを解析して、ブロックで指定された設計の最小値と最大値に基づいて導出される最小値と最大値を計算します。たとえば、[出力の最小値] および [出力の最大値] をブロック出力に使用します。

アクション

選択したシステムを解析して、ブロックで指定した設計の最小値と最大値に基づいて派生した最小値と最大値情報を計算します。

既定の設定では、固定小数点ツールには [派生した最小/最大ビュー] が次の情報と共に [コンテンツ] ペインに表示されます。

コマンド ラインを使用する場合

コマンド ラインを使用する代替方法はありません。

依存関係

範囲解析:

  • Fixed-Point Designer™ のライセンスが必要です。

推奨

符号属性

固定小数点ツールが、モデルの結果に符号属性を推奨するかどうかを選択します。固定小数点ツールは、収集された範囲のデータおよびブロック制約に基づいて符号属性を推奨します。既定では、[符号属性] チェック ボックスがオンになっています。

チェック ボックスをオンにすると、常に厳密に正である信号には符号なしのデータ型が推奨されます。チェック ボックスをオフにすると、固定小数点ツールは他の制約が存在しない限り、現在浮動小数点または継承した出力データ型を指定しているすべての結果について符号付きデータ型を推奨します。結果が固定小数点の出力データ型を指定している場合、他の制約が存在しない限り、現在指定されているデータ型と同じ符号属性のデータ型が固定小数点ツールによって推奨されます。

語長または小数部の長さ

固定小数点ツールが、システム内のオブジェクトに語長または小数部の長さを推奨するかどうかを選択します。

  • [語長] を選択すると、固定小数点ツールは、オーバーフローを回避するために、小数部が指定された長さであり最小語長であるデータ型を推奨します。

  • [小数部の長さ] を選択すると、固定小数点ツールは、オーバーフローを回避しながら語長が指定された長さであり最高精度の小数部の長さであるデータ型を推奨します。

現在のところ結果が固定小数点データ型を指定している場合、この情報が推奨で使用されます。結果が浮動小数点または継承した出力データ型を指定していて [継承] チェック ボックスおよび [浮動小数点] チェック ボックスがオンになっている場合、固定小数点ツールは [自動データ型指定] で指定されている設定を使用してデータ型の推奨を行います。

推奨

継承

継承した出力データ型の 1 つを指定する結果のデータ型を推奨します。

浮動小数点

浮動小数点出力データ型を指定する結果のデータ型を推奨します。

既定の小数部の長さ

モデル内のオブジェクトの既定の小数部の長さを指定します。固定小数点ツールは、オーバーフローを回避するために、小数部が指定された長さであり最小語長であるデータ型を推奨します。

コマンド ラインを使用する場合

コマンド ラインを使用する代替方法はありません。

既定の語長

モデル内のオブジェクトの既定の語長を指定します。固定小数点ツールは、指定された既定の語長に基づいて最高精度の小数部の長さを推奨します。

コマンド ラインを使用する場合

コマンド ラインを使用する代替方法はありません。

型を推奨する場合に次を使用

データ型の推奨に使用する範囲の種類を指定します。

設計および派生範囲

固定小数点ツールは、データ型を推奨するために派生範囲と合わせて設計範囲を使用します。設計範囲は、派生範囲より優先されます。

設計およびシミュレーション範囲

固定小数点ツールは、データ型を推奨するために、収集されたシミュレーション範囲と合わせて設計範囲を使用します。設計範囲はシミュレーション範囲よりも優先されます。

[シミュレーションの最小値/最大値に対する安全余裕の割合] パラメーターは、シミュレーション範囲で定義された範囲と異なる範囲を指定します。詳細については、シミュレーションの最小/最大値に対する安全余裕 (%)を参照してください。

すべての収集された範囲

固定小数点ツールは、データ型を推奨するために派生範囲およびシミュレーション範囲に加えて設計範囲を使用します。

設計の最小値と最大値は、シミュレーション範囲および派生範囲よりも優先されます。

コマンド ラインを使用する場合

コマンド ラインを使用する代替方法はありません。

シミュレーションの最小/最大値に対する安全余裕 (%)

シミュレーションの最小値と最大値の安全余裕係数を指定します。

設定

既定の設定: 0

シミュレーションの最小値と最大値は、このパラメーターが指定する割合によって調整されることによって、シミュレーションの実行で得られた範囲とは異なった範囲を指定できます。指定する安全余裕は -100 よりも大きな実数でなければなりません。たとえば 55 という値を指定した場合は、"少なくとも" 55 % 以上大きい範囲を指定することになります。-15 という値を指定した場合は、15 % まで小さい範囲が許されることになります。

依存関係

自動データ型指定を実行する前に、最小値と最大値の設定値を指定するか、シミュレーションの最小と最大データを集めるためにシミュレーションを実行するか、または派生した最小値と最大値を収集しなければなりません。

コマンド ラインを使用する場合

コマンド ラインを使用する代替方法はありません。