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Check Input Resolution ブロックによる信号の関連付けのチェック
Check Input Resolution ブロックを使用して、信号が指定された分解能をもつかどうかをチェックできます。このブロックは、アナログ デジタル コンバーターの出力をチェックする場合など、信号が仕様内で量子化されているかどうかを検証するのに役立ちます。
この例では、Repeating Sequence Stair ブロックは 0
から開始して値 [0 1 2 2.5 3] を順番に出力します。シミュレーション中に、ブロックは 1 の時間に対してベクトルの各値を出力します。
最初に、Check Input Resolution ブロックは、2.5
に設定される [分解能] パラメーターの値に対して入力値の残りを計算することにより、絶対値を計算します。この計算を説明するために、この例では [関数] パラメーターが mod
に設定され、Modulus というラベルの付いた Math Function ブロックも使用します。Modulus ブロックは、[分解能] パラメーターと同じ値をもつ Resolution というラベルの付いた Constant ブロックの値に対して Repeating Sequence Stair ブロックの値を取ります。
次に、Check Input Resolution ブロックは、この絶対値が 0.01
の許容誤差よりも小さいかどうかをチェックします。そうである場合、ブロックは true (1)
をアサートします。Check Input Resolution ブロックの [アサーション信号の出力] パラメーターが選択されているため、ブロックはアサーション値を出力します。シミュレーションを実行し、モデルの出力を観察するか、[ステップを進める] ボタンを使用して各ステップをステップ実行します。
モデルを実行すると、Scope ブロックは Repeating Sequence Stair ブロック出力、Modulus ブロック出力、Check Input Resolution ブロック出力をプロットします。[ステップを進める] ボタンを使用する場合、データは各タイム ステップで 3 つの Display ブロックに入力します。
最初は、分解能に対する Repeating Sequence Stair ブロックの絶対値は
0
なので、Check Input Resolution ブロックは1
を出力します。シミュレーション時間が
1
に到達すると、Repeating Sequence Stair ブロックは1
を出力します。絶対値が1
に増加し、これは許容誤差より大きいため、Check Input Resolution ブロックは0
を出力します。Repeating Sequence Stair ブロックが
2.5
を出力し、時間が3
になるまでアサーションは0
のままです。絶対値が0
に減少し、アサーションは1
に戻ります。最後に、時間が
4
になると Repeating Sequence Stair ブロックが3
を出力するため、アサーションは1
になります。
モデルはこのパターンをシミュレーションの終了時間まで繰り返します。