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コード生成で固定サイズのスカラーのルート入力を値渡しで行う
説明
このモデルを参照するモデルがそのスカラー入力をこのモデルに値で渡すかどうかを指定します。
カテゴリ: モデル参照
設定
既定の設定: オフ (GUI)、'on'
(コマンド ライン)
オン
このモデルを参照するモデルがそのスカラー入力をこのモデルに値で渡します。
オフ
親モデルは入力を参照で渡します (入力値ではなく入力のアドレスが渡されます)。
ヒント
このオプションは、以下の 2 つのいずれかの場合に無視されます。
C 関数プロトタイプのコントロールが既定の設定でない場合。
C++ カプセル化インターフェイスが既定の設定でない場合。
ルート入力を値で渡すと、このモデルはレジスタまたはローカル メモリからのスカラー入力を読み取ることができるので、元の場所から入力を読み取るよりも高速になります。
このパラメーターを有効にすると、特定のモデル セマンティクスにおいて、シミュレーションの動作が生成されたコードの動作と異なる場合があります。[コンフィギュレーション パラメーター] 、 [診断] 、 [接続性] 、 [コンテキスト依存の入力] パラメーターに対して既定の設定である
[エラーとしてすべて有効]
を使用すると、Simulink® は、モデリング セマンティクスがシミュレーションの動作と生成されたコードの動作の不一致をもたらす可能性がある事例をレポートします。診断によって問題が特定されると、Function-Call Subsystem の入力がラッチされます。Function-Call Subsystem のラッチについての詳細は、コンテキスト依存の入力を参照してください。コンテキスト依存の入力に関する診断により、モデルに問題がないことが報告された場合、[コード生成で固定サイズのスカラーのルート入力を値渡しで行う] パラメーターを有効にすることを検討してください。通常、このパラメーターを有効にすると、そのようなモデルに対してより効率的なコードが生成されます。
Simulink Coder™ ライセンスをお持ちの場合、このオプションを選択するとサブシステム用に生成されたコードの再利用に影響が出ることがあります。詳細については、サブシステムからの再呼び出し可能なコードの生成 (Simulink Coder)を参照してください。
SIM ターゲットの場合、このモデルを参照するモデルは、[コード生成で固定サイズのスカラーのルート入力を値渡しで行う] パラメーターの設定に関係なく、入力は参照で渡されます。
コマンド ライン情報
パラメーター:ModelReferencePassRootInputsByReference |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
メモ
コマンド ラインの値は、設定値の逆です。したがって、コマンド ラインの 'on'
は「設定」の節の [オフ] の説明に相当し、コマンド ラインの 'off'
は「設定」の節の [オン] の説明に相当します。
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | 影響なし |
トレーサビリティ | 影響なし |
効率性 | 影響なし |
安全対策 | 推奨なし ソフトウェアで Function-Call Subsystem への入力を計算する必要がある場合の診断アクションについては、コンテキスト依存の入力を参照してください。 |