同じタイム ステップで実行する複数の駆動ブロックを検出
説明
ソフトウェアにより、同じタイム ステップで実行する Merge ブロックへの 1 つを超える駆動ブロックが検出されたときに行う診断アクションを選択します。
カテゴリ: 診断
設定
既定の設定: エラー
なし
Simulink® ソフトウェアはいかなるアクションも実行しません。
警告
Simulink ソフトウェアが警告を表示します。
エラー
Simulink は、駆動ブロックの実行順序が明示的に定義されていない場合に限り、シミュレーションを終了してエラー メッセージを表示します。
ヒント
同じタイム ステップで実行される複数の駆動ブロックに Merge ブロックの入力を接続すると、シミュレーションと生成コードのいずれからも矛盾した結果が返される可能性があります。こうした状況を防ぐため、[同じタイム ステップで実行する複数の駆動ブロックを検出] は
[エラー]
に設定してください。この診断アクションは参照モデルには入りません。たとえば、同じタイム ステップで実行する Merge ブロックへの 1 つを超える駆動ブロックがテスト対象モデルに含まれている場合はテスト ハーネスで検出されません。テスト対象モデルはテスト ハーネスの Model ブロックで参照されます。
この診断は、Merge ブロックに接続する駆動ブロックの実行順序が Stateflow® Chart ブロックや MATLAB Function ブロックなどの 1 つの関数呼び出しイニシエーター ブロックで決定される場合は適用されません。この場合、Merge ブロックの結果は、同じタイム ステップで実行する複数の駆動ブロックがあっても一貫したものになります。
コマンド ライン情報
パラメーター: MergeDetectMultiDrivingBlocksExec |
値: 'none' | 'warning' | 'error' |
既定の設定: 'error' |
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | エラー |
トレーサビリティ | エラー |
効率性 | 影響なし |
安全対策 | エラー |