ドキュメンテーション

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Simulink プロジェクトによる影響解析の実行

この例では、Simulink プロジェクトの依存関係解析ツールを使用してファイルレベルの影響解析を実行する方法を示します。SVN ソース管理にチェックインされている既存のプロジェクトから始めて、プロジェクトの変更の影響を受けるファイルを特定する方法を示します。このワークフローは、設計の変更を検証するために必要なテストを特定して実行するのに役立ちます。

例のファイルを設定し Simulink プロジェクト ツールを開く

1. 次のコマンドを実行して、"sldemo_slproject_airframe" の例の作業用コピーを作成して開きます。

Simulink.ModelManagement.Project.projectDemo('airframe', 'svn');
rebuild_s_functions('no_progress_dialog');
Initializing: Project Path
Setting up working folders
Identifying shadowed project files
Building with 'gcc'.
MEX completed successfully.

プロジェクトの例では、ファイルが新しいフォルダーにコピーされるので、ファイルを編集して SVN バージョン管理下に置くことができます。

Simulink プロジェクト ツールが開き、既にバージョン管理されているプロジェクトを読み込みます。

依存関係の解析の実行

プロジェクトのファイルに対して依存関係の解析を実行します。

2. [依存性解析] ノードをクリックします。

3. [依存関係の解析] ビューで [解析] をクリックします。

依存性グラフにはプロジェクトの構造が表示されます。グラフの各ボックスはファイルを表しており、各矢印は依存関係を表しています。

プロジェクトの変更

4. vertical_channel.slx に変更を加えてモデルを保存します。ブロックの移動などの些細な変更でかまいません。

プロジェクトでは、各ファイルのソース管理ステータスを特定できます。この情報を依存性グラフに表示するには、ファイルの強調表示を変更します。

5. [依存関係の解析] タブで、[グループ化]、[SVN] をクリックします。

グラフの各ファイルの色が、そのソース管理ステータスを表すようになります。各色が表すステータスは、ビューの左上にある SVN の凡例に表示されます。vertical_channel.slx では、ファイルに変更を加えたため、ソース管理ステータスは [変更されました] です。

変更の影響の検索

[依存関係の解析] タブにある影響解析ツールを使用すると、グラフを解析して影響を受けたファイルおよび必要なファイルを検索することができます。解析するファイルおよび検索するファイルを選択します。ツールによりグラフがフィルター処理され、解析で見つかったファイルのみが表示されます。フィルター バーにある [X] ボタンを使用すると、フィルターをクリアできます。

6. [依存関係の解析] タブで、[選択]、[変更済みファイル] をクリックしてから、[検索]、[選択によって影響を受けるファイル] をクリックします。

グラフに表示されたファイルがフィルター処理され、プロジェクトに加えた変更の影響を受けたファイルのみが表示されます。

実行する必要があるテストの特定

各ファイルに付けられているラベルをグラフに表示するには、ファイルの強調表示を変更します。これを使用して、各ファイルに関する情報を表示できます。

すべてのプロジェクトに、いくつかの一般的なファイルの分類を含む分類ラベル カテゴリが用意されています。これには、テスト用のファイルを特定するために使用されるテスト ラベルが含まれています。

7. [依存関係の解析] タブで、[グループ化]、[Classification] をクリックします。

グラフの各ファイルが、ファイルの分類によって色分けされます。vertical_channel.slx の変更の影響を受けたファイルには、いくつかの設計ファイルと 1 つのテスト ファイルがあります。これにより、変更の影響を受けるテストが特定されます。これらのファイルが、設計の変更を検証するために実行する必要があるテストです。

結果のエクスポートとテストの実行

[依存関係の解析] タブの [エクスポート] メニューを使用して、ファイルを他のツールに送信することができます。ファイルを選択しない場合は、現在フィルター処理されているビューのすべてのファイルがエクスポートされ、ファイルを選択した場合は、選択したファイルのみがエクスポートされます。凡例の項目をクリックすると、エクスポートするファイルのグループを選択できます。

8. 分類の凡例で [Test] をクリックして、すべてのテスト ファイルを選択します。

9. [依存関係の解析] タブで、[エクスポート]、[カスタム タスクに送信] をクリックします。

[カスタム タスク] ダイアログが表示されます。影響解析からエクスポートしたテスト ファイルが選択されています。

10. 選択したテストを実行するには、ドロップダウン メニューで 'Run Unit Tests' を選択します。[タスクの実行] をクリックします。

Run Unit Tests カスタム タスクによって MATLAB 単体テストが実行され、簡単な概要レポートが作成されます。カスタム タスク レポートの [結果] ペインで、テスト ファイルの実行ごとのレポートを確認します。

  • 影響を受けたファイルをワークスペースにエクスポートする場合は、[依存関係の解析] ビューで [ワークスペースに保存] エクスポート オプションを選択します。これにより、エクスポートされたファイルへのファイル パスの cell 配列が作成されます。

  • 影響を受けたファイルを [ファイル] ビューに表示する場合は、[依存関係の解析] ビューで [ファイル ビューに表示] エクスポート オプションを選択します。これにより、表示が [ファイル] ビューに変更され、エクスポートされたファイルが選択されます。

詳細情報

Simulink プロジェクト ドキュメンテーション