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シミュレーション データのスパークライン プロットの表示
この例では、ログに記録されたシミュレーション データのスパークライン プロットを、モデル キャンバス上で選択したブロックと変数に直接表示するための基本的なワークフローを説明します。スパークライン プロットを表示する前に、モデル全体または少なくともデータを表示するブロックでデータ ログ作成を有効にし、シミュレーションを実行する必要があります。
永久磁石 DC モーターのモデル例を開きます。MATLAB® コマンド プロンプトに以下を入力します。
openExample('simscape/PermanentMagnetDCMotorExample')
このモデル例では、モデル全体に対してデータ ロギングが有効になっています。
DC Motor サブシステムをダブルクリックして開きます。
モデルのシミュレーションを実行します。
モデル キャンバス上でのスパークライン プロットの表示を有効にするには、モデル内で任意の Simscape™ ブロック、たとえば Rotational Electromechanical Converter ブロックを選択します。モデル ウィンドウ上部の [Simscape ブロック] タブの [結果の確認] で、[スパークライン プロット]、[スパークライン プロットを有効にする] をクリックします。この操作により、[スパークライン プロットを有効にする] オプションの横にチェック マークが付き、ブロックを選択して、その変数のログ データのスパークライン プロットを表示できるようになります。ブロックを繰り返しクリックすると、そのブロックのスパークライン プロットの表示/非表示が切り替わります。
Rotational Electromechanical Converter ブロックを再度クリックして、スパークライン プロットをオンに切り替えます。このブロックで使用可能な最初の 3 つの変数のスパークライン プロットがキャンバスに表示され、さらに 5 つの変数が表示可能であることがプロットの下のフィールドに示されます。
キャンバスに表示するプロットをカスタマイズするには、プロットの下のフィールドにある小さいホイール記号をクリックします。
この操作により、使用可能なすべてのブロック変数の一覧が表示され、現在プロットされているものの隣にチェック マークが表示されます。
すべてのチェック マークを解除し、代わりに最後の変数
w
を選択します。次にモデル キャンバスの任意の場所をクリックして、変数選択ボックスを閉じます。キャンバス上で変数名が表示されたフィールドにカーソルを合わせると、フィールドが展開され、ログに記録されたその変数のシミュレーション データのスパークライン プロットが表示されます。
プロット表示には、最小値と最大値、さらに現在のカーソル位置の時間と値が含まれます。
カーソルをプロットの右端の外に出すと、現在値が変数の最後の値に置き換えられます。スパークライン プロットの右側にある矢印をクリックするか、カーソルを合わせると、その下に追加のフィールドが開きます。ここには、Simscape 結果エクスプローラーへのリンクが含まれています。アイコンをクリックすると、Simscape 結果エクスプローラー ウィンドウが開き、対応するプロットが右側のペインに表示され、適切なノードが左側のペインに表示されます。
ヒント
シミュレーション データがログに記録されていないブロックを選択すると、スパークライン プロットの代わりに
No variables
と表示されます。ブロックを右クリックして、[Simscape]、[シミュレーション データ ログ] を選択し、シミュレーションを再実行します。すべてのプロットをクリアしてクリーンなキャンバスからやり直すには、[Simscape ブロック] タブで、[スパークライン プロット]、[スパークラインを削除] をクリックします。その後、スパークライン プロットを表示するブロックや変数をまた選択できます。
[スパークライン プロットを有効にする] オプションを繰り返し選択すると、モデルのスパークライン プロットの表示機能がオンとオフの間で切り替わり、設定がチェック マークで表示されます。チェック マークがオンのときにブロックを繰り返しクリックすると、そのブロックのスパークライン プロットの表示/非表示が切り替わります。