生成された C コードの Microsoft Visual Studio によるコンパイルとデバッグ
この例では、モデルからコードを生成して Visual Studio® ソリューションを作成する方法を説明します。ベースの例については rtwdemo_counter
を参照してください。
この例について
このモデル例をビルドすると、Visual Studio ソリューションが生成されます。次のモデル コンフィギュレーション パラメーターにより、このコード生成が制御されます。
システム ターゲット ファイル
ツールチェーン
この構成でモデルをビルドすると、Simulink® Coder™で Visual Studio ソリューションのコードが生成されます。このソリューションを Visual Studio C/C++ プロジェクトに追加して、生成コードをカスタムの Visual Studio コードに統合します。
開始する前に
この例では、Microsoft Windows® プラットフォームで実行される Microsoft® Visual Studio 用のコードをビルドします。
Simulink Coder は、ラピッド プロトタイピングを対象としている GRT コード形式を使用します。
Embedded Coder® は、量産展開を対象としている ERT コード形式を使用します。
手順の例
モデル例
rtwdemo_counter_msvc
を開きます。コマンド ウィンドウで「open_system('rtwdemo_counter_msvc');」と入力します。[システム ターゲット ファイル] を
grt.tlc
(Generic Real-Time Target
) に設定します。[ツールチェーン] を、インストールした Microsoft Visual Studio のバージョンを指定する形式
Microsoft Visual Studio Project <
year
> | CMake (64-bit Windows)
の値に設定します。例:Microsoft Visual Studio Project 2019 | CMake (64-bit Windows)
。[アプリ] ギャラリーから Simulink Coder アプリを開きます。
コードを生成してプログラム実行可能ファイルをビルドするために、[C コード] タブの [ビルド] ボタンをクリックします。
ビルド プロセスが完了すると、生成された Visual Studio ソリューションが
rtwdemo_counter_msvc_grt_rtw > build
フォルダーに表示されます。Microsoft Visual Studio で、
rtwdemo_counter_msvc.sln
ソリューション ファイルを開きます。
このソリューションは、Visual Studio での生成コードのビルドとデバッグに使用します。