生成された C コードの Microsoft Visual Studio によるコンパイルとデバッグ
この例では、モデルからコードを生成して Visual Studio® ソリューションを作成する方法を説明します。ベースの例については rtwdemo_counter
を参照してください。
この例について
このモデル例をビルドすると、Visual Studio ソリューションが生成されます。次のモデル コンフィギュレーション パラメーター設定により、このコード生成が制御されます。
[システム ターゲット ファイル] を
grt.tlc
に設定。[テンプレート makefile] を
RTW.MSVCBuild
に設定。
この構成でモデルをビルドすると、Simulink® Coder™で Visual Studio ソリューションのコードが生成されます。このソリューションを Visual Studio C/C++ プロジェクトに追加して、生成コードをカスタムの Visual Studio コードに統合します。
開始する前に
この例では、Microsoft Windows® プラットフォームで実行される Microsoft® Visual Studio 用のコードをビルドします。
この例は、Microsoft Visual Studio で動作しますが、Visual Studio Express では動作しません。
Simulink Coder は、ラピッド プロトタイピングを対象としている GRT コード形式を使用します。
Embedded Coder® は、量産展開を対象としている ERT コード形式を使用します。
手順の例
モデル例
rtwdemo_counter_msvc
を開きます。コマンド ウィンドウで open_system('rtwdemo_counter_msvc'); と入力します。生成された Visual Studio ソリューションでデバッグ出力を生成するには、モデル コンフィギュレーション パラメーター [make コマンド] を
make_rtw DEBUG_BUILD=1
に設定します。(この手順はソリューションでデバッグ出力が不要な場合は省略します)。コードを生成し、プログラムの実行可能ファイルをビルドするには、ビルド プロセスを開始します。
ビルド プロセスが完了すると、Visual Studio ソリューションが生成されて、フォルダー
rtwdemo_counter_msvc_grt_rtw
のmsvc
フォルダーに保存されます。Microsoft Visual Studio で、
rtwdemo_counter_msvc.sln
ソリューション ファイルを開きます。
このソリューションは、Visual Studio での生成コードのビルドとデバッグに使用します。