範囲外の値をラップする浮動小数点から整数への変換コードを削除
浮動小数点から整数への変換が範囲外の値になる場合を処理するラッピング コードの生成を制御する
モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [最適化]
説明
[範囲外の値をラップする浮動小数点から整数への変換コードを削除] パラメーターは、浮動小数点から整数への変換が範囲外の結果になる場合を処理するラッピング コードを生成するかどうかを指定します。
設定
off
(既定値) | on
- オン
範囲外の変換が行われた場合にコードを削除します。コードの効率がアプリケーションにとって重要で、モデル内の 1 つ以上のブロックで以下の条件が真である場合にこのチェック ボックスをオンにします。
ブロックの出力またはパラメーターの計算で、浮動小数点データを整数または固定小数点データに変換する。
[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスで [整数オーバーフローで飽和] チェック ボックスの選択が解除されている。
注意
生成されたコードを実行しても、シミュレーションと同じ結果が得られないことがあります。
- オフ
範囲外の変換が行われた場合でも、シミュレーションと生成されたコードの実行の結果が一致します。生成されたコードは、このチェック ボックスをオンにした場合よりも大きくなります。
ヒント
このチェック ボックスをオンにすると、生成されたコードのサイズが縮小し、処理が高速化します。ただし、範囲外の値が生じた場合にシミュレーションと一致しない結果となる可能性があります。
このチェック ボックスをオンにした場合でも、コード生成結果に影響が出るのは範囲外の値に対してのみであり、範囲内の値についてはコード生成結果はシミュレーション結果と同じになります。
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | オフ |
トレーサビリティ | オフ |
効率性 | オン (実行、ROM)、影響なし (RAM) |
安全対策 | 影響なし |
プログラムでの使用
パラメーター: EfficientFloat2IntCast |
型: 文字ベクトル |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'off' |
バージョン履歴
R2006a で導入