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指定した最小値と最大値を使用した最適化

説明

モデル内の信号とパラメーターに指定された最大値と最小値を使用して、生成されたコードを最適化します。

カテゴリ: 最適化

設定

既定の設定: オフ

オン

モデル内の信号とパラメーターに指定された最大値と最小値から範囲情報を取得し、それに基づいて生成コードを最適化します。

オフ

指定された最小値と最大値をコード生成時に無視します。

ヒント

  • このパラメーターの使用により発生するモデルおよび生成されたコードのシミュレーションの間の不一致を検出するには、ノーマル、アクセラレータ、ソフトウェアインザループ (SIL) またはプロセッサインザループ (PIL) (Embedded Coder) シミュレーションを実行する前に、[診断][データ有効性][シミュレーション範囲のチェック][警告] または [エラー] に設定します。

  • 以下の項目についてモデルの信号とパラメーターの最小値と最大値を指定します。

    • Inport ブロックと Outport ブロック

    • ブロック出力

    • ブロック入力 ( MATLAB Function ブロックや Stateflow Chart ブロックなど)

    • Simulink.Signal オブジェクト

  • この最適化では以下の最小値と最大値は考慮されません。

    • Merge ブロック入力。これを回避するには、Merge ブロック出力で Simulink.Signal オブジェクトを使用してこのオブジェクトの範囲を指定します。

    • バス要素

    • Outport ブロックに直接接続される条件付き実行サブシステム (Triggered Subsystem など) のブロック出力。

      条件付き実行サブシステムの Outport ブロックは、システムがトリガーされない場合にのみの使用に指定された初期値をもつことができます。この場合は、範囲がブロックの初期値を含まない可能性があるので、最適化でブロック出力の範囲は使用できません。

  • この最適化を使用して生成されたコードを検証するために Polyspace® Code Prover™ ソフトウェアを使用する場合は、以前は緑であったコードがオレンジでマークされる可能性があります。たとえば、分母の範囲にゼロが含まれていない除算を使うモデルでは、ゼロ除算を防ぐための処理が生成コードに適用されません。Polyspace Code Prover では、除算に対する入力に指定された最小値と最大値に関する情報がないため、このコードがオレンジとしてマークされる可能性があります。

    Polyspace Code Prover ソフトウェアは、Simulink.Signal オブジェクトや Simulink.Parameter オブジェクトの値など、MATLAB® ワークスペースで指定された一部の最小値と最大値を自動的に取り込みます。この例では、Polyspace Code Prover ソフトウェアに範囲情報を提供するため、除算の入力に対して Simulink.Signal オブジェクトを使用し、ゼロが含まれていない範囲を指定します。

    Polyspace Code Prover ソフトウェアは、これらの値をデータ範囲指定 (DRS) ファイルに格納します。ただし、Simulink® モデルで指定された最小値と最大値が取り込まれるわけではありません。追加の最小値/最大値情報を Polyspace Code Prover に提供するには、DRS ファイルを手動で定義します。詳細については、Polyspace Code Prover ドキュメンテーションを参照してください。

  • 倍精度データ型を使用しており、[コード生成][インターフェイス][非有限数のサポート] コンフィギュレーション パラメーターが選択されている場合、この最適化は行われません。

  • モデルに再利用可能なサブシステムの複数のインスタンスがあり、各インスタンスはさまざまな最小値と最大値が指定された入力信号を使用する場合、この最適化によってサブシステムごとに異なるコードが生成されて、コードの再利用が発生しなくなる可能性があります。この最適化を行わない場合、Simulink Coder™ ソフトウェアはサブシステムのコードを一度だけ生成し、そのコードをサブシステムの複数インスタンス間で共有します。

  • モデル アドバイザー チェック [安全性関連の最適化設定をチェック] は、このオプションが選択されている場合に警告を生成します。セーフティ クリティカルなアプリケーションの多くは、デッド コードの自動削除によってコードが追跡できなくなる可能性があるため、この処理は受け入れられません。

  • この最適化を有効にすると、不要なユーティリティ関数と飽和コードを生成コードから除去する点において Fixed-Point Designer™ ソフトウェアの機能が向上します。

依存関係

  • このパラメーターは ERT ベースのターゲットの場合にのみ表示されます。

  • このパラメーターには、コード生成時に Embedded Coder® のライセンスが必要です。

コマンド ライン情報

パラメーター: UseSpecifiedMinMax
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'off'

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグオフ
トレーサビリティオフ
効率性オン
安全対策

影響なし

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