リンクの作成と書式設定

プレゼンテーションでは、あるスライドから別のスライドへの内部リンク、またはプレゼンテーションの外部の場所への外部リンクを作成できます。

内部リンクの作成

あるスライドから別のスライドへのリンクを作成するには、mlreportgen.ppt.InternalLink クラスのオブジェクトをソーススライドの段落に追加します。InternalLink オブジェクトのプロパティを使用して、ターゲットスライドとリンクテキストを指定します。ターゲットスライドの名前またはインデックスを使用して、ターゲットスライドを指定できます。

ターゲットスライドの名前を使用したスライドへのリンク

ライブスクリプトを開く

この例では、ターゲットスライドの名前を指定する mlreportgen.ppt.InternalLink オブジェクトを使用してスライドにリンクします。

プレゼンテーションを作成します。

import mlreportgen.ppt.*
ppt = Presentation("myPresentation1.pptx");
open(ppt);

プレゼンテーションにスライドを追加します。

slide1 = add(ppt,"Title and Content");

ターゲットスライドを識別するための名前を選択します。

targetSlideName = "myTargetSlide";

段落を作成します。ターゲットスライドを名前で指定する InternalLink オブジェクトを作成し、段落に追加します。

p = Paragraph("This is a link to the slide with the name ");
linkObj = InternalLink(targetSlideName,targetSlideName);
append(p,linkObj);

スライドにタイトルとコンテンツを追加します。

replace(slide1,"Title","First slide");
replace(slide1,"Content",p);

プレゼンテーションに 2 番目のスライドを追加します。

slide2 = add(ppt,"Title and Content");
replace(slide2,"Title","Second slide");

プレゼンテーションにターゲットスライドを追加します。スライドの Name プロパティを、InternalLink オブジェクトで指定された名前に設定します。

slide3 = add(ppt,"Title and Content");
slide3.Name = targetSlideName;
replace(slide3,"Title","Third slide");
content = strcat("This is the target slide with the name ",targetSlideName);
replace(slide3,"Content",content);

プレゼンテーションを閉じて表示します。

close(ppt);
rptview(ppt);

生成されたスライドは次のようになります。

ターゲットスライドのインデックスを使用したスライドへのリンク

ライブスクリプトを開く

この例では、ターゲットスライドの番号を指定する mlreportgen.ppt.InternalLink オブジェクトを使用してスライドにリンクします。

プレゼンテーションを作成します。

import mlreportgen.ppt.*
ppt = Presentation("myPresentation2.pptx");
open(ppt);

プレゼンテーションにスライドを追加します。

slide1 = add(ppt,"Title and Content");

段落を作成します。ターゲットスライドをインデックスで指定する InternalLink オブジェクトを作成し、そのオブジェクトを段落に追加します。

p = Paragraph("This is a link to ");
link = InternalLink(3,"slide 3");
append(p,link);

スライドにタイトルとコンテンツを追加します。

replace(slide1,"Title","First slide");
replace(slide1,"Content",p);

プレゼンテーションにスライド 2 を追加します。

slide2 = add(ppt,"Title and Content");
replace(slide2,"Title","Second slide");

ターゲットスライド (スライド 3) をプレゼンテーションに追加します。

slide3 = add(ppt,"Title and Content");
replace(slide3,"Title","Third slide");
replace(slide3,"Content","This is the target slide");

プレゼンテーションを閉じて表示します。

close(ppt);
rptview(ppt);

生成されたスライドは次のようになります。

外部リンクの作成

プレゼンテーションの外部の場所へのリンクを作成するには、スライドの段落に mlreportgen.ppt.ExternalLink クラスのオブジェクトを追加します。ExternalLink オブジェクトのプロパティを使用して、リンクテキストとリンクターゲットの完全な URL を指定します。

スライドから Web サイトへのリンク

ライブスクリプトを開く

この例では、mlreportgen.ppt.ExternalLink オブジェクトを使用して、スライドから Web サイトにリンクします。

import mlreportgen.ppt.*

ppt = Presentation("myPresentation3.pptx");
open(ppt);

add(ppt,"Title and Content");

p = Paragraph("This is a link to the ");
link = ExternalLink("https://www.mathworks.com","MathWorks site");

append(p,link);
replace(ppt,"Content",p);

close(ppt);
rptview(ppt);

生成されたスライドは次のようになります。

内部リンクおよび外部リンクの書式設定

mlreportgen.ppt.InternalLink オブジェクトまたは mlreportgen.ppt.ExternalLink オブジェクトの書式プロパティを使用するか、InternalLink オブジェクトまたは ExternalLink オブジェクトの Style プロパティに書式オブジェクトを追加することにより、リンクテキストの外観をカスタマイズできます。リンクテキストの外観を指定するプロパティについては、mlreportgen.ppt.InternalLink および mlreportgen.ppt.ExternalLink を参照してください。

リンクテキストの外観のカスタマイズ

ライブスクリプトを開く

この例では、スライドから Web サイトへのリンクに、イタリックのリンクテキストを指定します。

import mlreportgen.ppt.*
ppt = Presentation("myPresentation4.pptx");
open(ppt);
add(ppt,"Title and Content");
p = Paragraph("This is a link to the ");
link = ExternalLink("https://www.mathworks.com","MathWorks site");
link.Italic = true;
append(p,link);
replace(ppt,"Content",p);
close(ppt);
rptview(ppt);

生成されたスライドは次のようになります。