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単一メンバーのデータセットのインポート
アプリは、入力データを単一メンバーの個々のデータセットまたはアンサンブル データセットの形式で受け入れます。次の場合に、単一メンバーのデータセットをインポートします。
MATLAB® ワークスペース内のソース データが各マシン メンバーの個別のワークスペース変数で構成されている。
メンバー データセットのサイズと数が、アプリのメモリで対応できるくらい十分小さい。
データをインポートする前に、外れ値や欠損値の削除などの前処理によるクリー二ングが済んでいなければなりません。詳細については、状態監視と予知保全のためのデータの前処理を参照してください。
アプリは、それぞれが同じ独立変数、データ変数、および状態変数を含む、個々のメンバーの table
配列、timetable
配列、または数値行列を受け入れます。
入力項目 | 内容 | メモ |
---|---|---|
データ変数 | timetable、table、cell 配列、または数値配列を含むことが可能 | |
独立時間変数 | double、duration 、または datetime | すべての時間変数は同じ型でなければなりません。データが等間隔にサンプリングされており、タイムスタンプを記録していない場合、インポート処理中に等間隔のタイムラインを作成できます。 |
状態変数 | スカラー — 数値、string、cell、または categorical | 状態変数は table、timetable、cell 配列のデータと共にインポートできますが、行列のデータと共にインポートすることはできません。 |
メンバー行列 | 純粋な数値配列。1 つの独立変数のみ可能だが、その独立変数に関連付けられた任意の数のデータ変数をもつことができる | 変数名を格納することはできません。 |
インポート データの整理の詳細については、診断特徴デザイナー用のシステム データの整理を参照してください。
選択 — インポートするデータの選択
ワークスペースからインポートする同じサイズのデータセットを選択します。セッションで同時に使用するデータセットをすべてインポートします。データをインクリメンタルにインポートすることはできません。
構成 — アンサンブル変数の設定
診断特徴デザイナーがインポートされた変数と関連付ける変数の型と単位を確認および変更します。
構成ビューの [変数名] には、インポート後に表示される変数名が表示されます。table 変数が独自の変数名をもつ timetable または table で構成されている場合、アプリは、これらの名前を組み合わせて新しい名前にします。たとえば、変数 Vibration
が変数 Time
と変数 Data
をもつ timetable
である場合、インポートされる変数名は Vibration/Time
および Vibration/Data
になります。
[変数の型] では、アプリはソースから変数の型を推定します。場合によっては変数の型または単位があいまいであるため、既定の設定を更新しなければならないことがあります。
数値スカラーは、状態変数または特徴のいずれかを表すことができます。既定では、アプリは数値スカラーを
[特徴]
の型とみなします。スカラーが実際には状態変数である場合、変数の型を[状態変数]
に変更します。独立変数の代入は timetable では明示的ですが、table または行列では明示的ではありません。独立変数に対して正しくない変数の型が構成テーブルに表示されている場合、正しい変数の型を選択します。
行列では 1 つの独立変数のみ使用できます。すべてのデータに適用されるタイムラインなど、同一の独立変数が複数存在する場合、冗長な変数に対して [スキップ] を選択します。
構成ビューの [単位] には、変数に関連付けられている単位が表示されます。変数に対する単位の指定が正しくない場合、別の単位を選択または入力することで、[単位] を更新します。
等間隔にサンプリングされたデータでは、常にタイムスタンプが明示的に記録されているとは限りません。インポートされたデータに明示的な独立変数が含まれていない場合はアプリによって検出されるため、等間隔のデータを作成することができます。型、開始値、およびサンプリング間隔を指定します。
確認 — 変数の確認およびインポート
インポートの結果として生じるアンサンブル変数を確認します。これらの各変数は、アンサンブルの信号、スペクトル、または特徴であり、インポートされたすべてのメンバーからの情報が含まれます。アプリは、これらの変数を [アンサンブル名] で指定された名前のアンサンブルに保持します。別のアンサンブル名を使用する場合は、既定の名前を更新します。
アンサンブルが完全であると確信したら、[インポート] をクリックします。インポートの完了後、追加のデータセットが必要であることが判明した場合、必要なすべてのものが含まれるインポートを新たに実行しなければなりません。この新しいインポートによって、既存のインポートされた変数、派生変数、および特徴が削除されます。
複数のセッションでデータを調査する予定の場合は、インポート直後にセッションを保存することを検討してください。インポート後にセッションを保存することで、新しいセッションを新規に開始するオプションが提供され、別々のファイルを再インポートする必要はありません。派生変数と特徴を生成した後で、追加セッションを保存できます。