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マルチメンバー アンサンブルのインポート

マルチメンバー アンサンブルのインポート

アプリは、入力データを個々のメンバー データセットまたはアンサンブル データセットの形式で受け入れます。すべてのメンバーのデータが含まれる 1 つの集合データセットにソース データが統合されている場合に、マルチメンバー アンサンブル データセットをインポートします。この集合データセットは次のいずれかです。

  • table 配列または行列を含むアンサンブル table。table の行は個々のメンバーを表します。

  • table または行列を含むアンサンブル cell 配列。cell 配列の行は個々のメンバーを表します。

  • アプリ外部に保存されているファイルを操作するために必要な情報を含む、アンサンブル データストア オブジェクト。特にデータ量が多すぎてアプリのメモリに収まらない場合に、アンサンブル データストア オブジェクトを使用します。

集合データセット内のメンバーは、すべてが同じ独立変数、データ変数、および状態変数を含んでいなければなりません。

  • すべての独立時間変数は同じ型、つまり、すべてが double、すべてが duration、すべてが datetime のいずれかでなければならない。元のデータが等間隔にサンプリングされていて、タイムスタンプを記録していない場合、アプリは、インポート処理中に等間隔のタイムラインを作成するよう求めます。

  • 組み込み行列に含めることのできる独立変数は 1 つだけだが、その独立変数に関連付けられた任意の数のデータ変数をもつことができる。

  • メンバー データセット内の状態変数は単一のスカラーを含む。スカラーの形式は数値、string、cell、または categorical にできます。

アンサンブル データストア オブジェクトを使用している場合、ReadSize プロパティを 1 に設定しなければなりません。このプロパティによって、ソフトウェアが 1 回の操作で読み取るメンバー数が決まります。アプリは、一度に 1 つのメンバーを読み取ります。ReadSize の詳細については、fileEnsembleDatastore または simulationEnsembleDatastore のプロパティの説明を参照してください。

インポート データの整理の詳細については、診断特徴デザイナー用のシステム データの整理を参照してください。

データをインポートする前に、外れ値や欠損値の削除などの前処理によるクリー二ングが済んでいなければなりません。詳細については、状態監視と予知保全のためのデータの前処理を参照してください。

選択

[アンサンブル変数] から単一のデータセットを選択します。データをインクリメンタルにインポートすることはできません。

構成

診断特徴デザイナーがインポートされた変数と関連付ける変数の型と単位を確認および変更します。

table 変数が独自の変数名をもつ timetable 配列または table 配列で構成されている場合、インポートされる変数名はこれらの名前を組み合わせたものになります。たとえば、変数 Vibration が変数 Time と変数 Data をもつ timetable である場合、インポートされる変数名は Vibration/Time および Vibration/Data になります。

インポート処理では、変数の型がそのソースとデータ型から推測されます。場合によっては型または単位があいまいであるため、既定の設定を更新しなければならないことがあります。

  • 数値スカラーが状態変数または特徴のいずれかを表す。既定では、table をインポートすると、アプリは数値スカラーを特徴として扱います。既定の型が誤っている場合、正しい変数型を選択します。

  • 独立変数の型が timetable では明示的に示されてるが、table または行列では明示的に示されていない。不明な独立変数に対して適切な独立変数の型を選択してください。

  • 必要に応じて、[単位] 内で代替の単位を選択または入力して、変数の単位を更新する。

等間隔にサンプリングされたデータでは、常にタイムスタンプが明示的に記録されているとは限りません。インポートされたデータに明示的な独立変数が含まれていない場合はアプリによって検出されるため、等間隔のデータを作成することができます。型、開始値、およびサンプリング間隔を指定します。

確認

インポートの結果として生じるアンサンブル変数を確認します。これらの各変数は、インポートされたすべてのメンバーからの情報が含まれるアンサンブル変数です。アプリはこれらの変数を [アンサンブル名] 内で保持します。別のアンサンブル名を使用する場合は、既定の名前を変更します。

アンサンブルが完全であると確信したら、[インポート] をクリックします。インポートの完了後、追加のデータが必要であることが判明した場合、必要なすべてのものが含まれるインポートを新たに実行しなければなりません。この新しいインポートによって、既存のインポートされた変数、派生変数、および特徴が削除されます。

複数のセッションでデータを調査する予定の場合は、インポート直後にセッションを保存することを検討してください。インポート後にセッションを保存することで、新しいセッションを新規に開始するオプションが提供され、アンサンブル データセットを再インポートする必要はありません。派生変数と特徴を生成した後で、追加セッションを保存できます。

その他の情報

詳細については、それぞれ以下を参照してください。